モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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昨日(6月18日),大阪北部を震源とする強い地震が起こり,交通機関や生活基盤への大きな被害が生じています.被災した方々には心よりお見舞いを申し上げます.
 現在も余震が続いており,また長雨による地盤の緩みなどによる二次災害も心配されていますが,一日も早く平穏な日常に戻れることを心よりお祈り申し上げます.

なお,今月の“とれいん”“蒸機の時代”は弊社からは通常通りの発送になりますが,関西以西では交通機関の乱れにより到着が多少遅れることも予想されます.どうぞご理解のほど,お願い申し上げます.
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T1807

【今月のおすすめ記事】
信越本線の特急“あさま”の輸送力増強用として登場した189系電車.長野への新幹線が開業してからも信州や関東各地での活躍を続けてきましたが,この春に最期まで残っていた4編成のうち3編成が引退しました.最後に残ったのは長野総合車両センター配置のN102編成あさま色の6輛です.今回はその編成を中心として,豊田車両センターの3編成を交えて最近20年間の活躍を振り返るとともに,各部ディテールを観察してみました.
 注目記事は鉱山鉄道の模型風景二題です.最初は月夜里鉱山鉄道,続いて美唄鉄道常盤台駅の再現です.いずれも細部まで造り込まれた力作で,レイアウト好きのモデラーには必見といえましょう.
 世界で一番新しい蒸気機関車が千葉県成田市に姿を見せました.とれいん誌の創刊号とも関わりの深いこの機関車を,“作者”自身が紹介します.
 京成・新京成モハ100形と古きよき時代の阪神電車では,東西の私鉄小型車を模型と実物で偲んでいただきます.
 その他,イベントレポート,一般記事や好評の連載記事も満載です.

【目次】
MODELERS FILE---------------------------------------------
  4 MODELERS FILE 東日本旅客鉄道
    189系特急形電車
    長野のN102編成あさま色を中心に最期の4編成を観察する
      協力:岡田 卓・写真:松本 まさとし/武藤 邦明(RGG)/
      岡田 卓(特記以外)/前里 孝・取材協力:JR東日本
注目記事--------------------------------------------------
 3・50 Moonlit Village mining railway
     (月夜里鉱山鉄道)             製作:山下 亮
 18 北の大地に蒸機の残影を求めて
    モジュール編 美唄鉄道常盤台駅を作る      吉村 紅
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 26 世界で一番新しい蒸気機関車 上野の亀の子
    44年間の夢がかなって羅須地人鉄道協会まきば線にお目見え
                            角田 幸弘
 38 ペーパーキットでここまでできる!
    京成・新京成モハ100形 半鋼製更新車3タイプ製作記
              製作・文:鹿倉 明祐 撮影:松本 まさとし
 44 千葉・津田沼で生まれ変わった
    京成青電と新京成吊掛電車
    【其の二】モハ100形半鋼製車グループ(2)
                 写真:宇野 彰 文・作図:山賀 一俊
            協力:長谷川 興政(プロト・サーティーンクラブ)
 54 関N 第19回 関西Nゲージ合同運転会
                  取材:西原 功/撮影:平野 聰
 66 エイジング ストラクチャー
    情景職人が生み出す“時間・質感・生活感”
    第16回 砂焼き小屋と給砂塔
              製作・文:伊藤 肇(匠ジオラマ工芸舎)
                    撮影:伊藤 肇・山中 洋
 70 古きよき時代の阪神電車とその末裔 Part1
    阪神小型車とその譲渡先の車輛たち
              製作:乾 純・上野 尚之・ゆうえんこうじ
 74 カバン線をつくろう
    第5回 トンネル,駅ホームの位置決めと線路敷設  安達 誠
 78 第57回 静岡ホビーショー2018から
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 32 国鉄時代の私有コンテナ /吉岡 心平
    第78回 UC5形有蓋コンテナの解説(14)
 36 Coffee Cup /前里 孝
    国鉄芦屋変電所
 64 線路は続くよいつまでも /信沢 あつし
    第95回 平成に再現された手押しトロッコ
    埼玉県川越市 陶舗やまわ・陶路子
 68 モデリング・リサーチ・センター /検証:P.S
    第67回 塗装用保持ツール
 84 台湾鉄道ナビ /文:邱 浚嘉 翻訳:台北ナビ
 86 新車登場
108 “林”発掘再生工場 Season3 /林 信之
    第11回:持っていることを埃りに思う? 天賞堂製C62 2
109 E.NUKINAのB級コレクター道 /貫名 英一
    第84回:サクラメント・ノーザン(その1)
110 子連れ鉄日記 /写真・文:山本 晃司
    第50回:パンダくろしお
111 輝け!日本の運転会
112 伝言板
134 BOOKS
135 甲種・特大 運行計画 2018年7月
136 各種募集のご案内
138 新車登場INDEX
140 いちぶんのいち情報室
144 月刊とれいんバックナンバーのご案内・とれいんスケール呼称早見表
145 Combo Caboose・掲載広告索引

2018年6月21日(木)発売  定価:本体1,435円+税 
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J72

◆第72号の主な内容(登場順)
特集 小寺康正の筑豊

筑豊の蒸気機関車
カラーブラフ   
 (1)9600形とC11
 (2)貝島炭鉱のアルコとコッペル

廃止直前の貝島炭鉱大之浦専用線
煙の聖地 筑豊本線を行く
筑豊に美しい蒸機を追ってⅡ
地元の奈良線蒸機

とれいん8月増刊
定価:本体3,000円+税
A4判横綴じ84ページ(内カラー16ページ)
2018年6月21日(木) 発売
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今週の月曜日,東京都交通局浅草線の新型車5500形電車が報道公開された.去年9月末から10月初頭にかけ,製造所である総合車両製作所から西馬込車両基地へ搬入されて以来約8ヵ月ぶりということになる.
 その公開に先駆け,5月23日には営業運転を6月30日に開始することも発表された.まさに“ようやく”という感じである.
 その月曜日6月11日朝.報道陣を乗せた5500形電車は浅草橋を発車し,一路西馬込車両基地へ向けて発車した.通過する駅々に居合わせた人々から大いに注目されていたようだが,とりわけ鉄道趣味誌の取材陣は客室の全体や特徴ある部分の観察と撮影に大童で,乗り心地を楽しむ余裕はなく,気がつけば西馬込車庫への引き上げ線に到着していた.
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雨に濡れそぼりつつ披露の時を迎えた第1編成を西馬込方から見る.

組成は西馬込方からMc1+M2+M3+T4+T5+M6+M7+Mc8.
車号は第1編成では
5501-1+5501-2+5501-3+5501-4+5501-5+5501-6+5501-7+5501-8で,
第2編成は5502-1…となる.
 パンタグラフはM3とM6にシングルアームタイプを2基ずつ搭載.空調装置は50,000kcal/hの集中式を使用している.
 台車は総合車両製作所製のボルスタ付き軸梁式で,形式は先頭車がT-1D,中間電動車がT-1E,中間付随車がT-1FとT-1Gとなっている.ちなみに東急車輛での形式はTS-842系である.
 電動車比率を6M2Tに上げることなどにより最高速度は120km/hを確保している.これは,将来の成田スカイアクセス線への乗り入れを念頭に置いた結果だという.
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5501-1の先頭部を横から見る.台車はT-1D(TS-842).屋根上には在来の誘導無線アンテナだけを搭載している.
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現在の主役である5300形と並んだところ.28年の間のデザインの変化ぶりは興味深いところである.

今回の5500形のコンセプトは“日本らしさとスピード感が伝わる車両”.外観デザインは歌舞伎の隈取りをモチーフにしており,内装は東京の伝統工芸品である江戸切子や小紋柄を日除けカーテンや腰掛の表地,貫通扉のガラスへのアクセントなど随所に取り入れている.
 交通局では,◆都営交通公式チャンネルの中で,5月22日から【都営交通×中村壱太郎】 KABUKI UNDERGROUND  <浅草線5500形>(音が出ます ご注意ください)というタイトルでプロモーションビデオを公開している.
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3号車5501-3の客室全体.一般席部の茶色い吊り手(画面手前の黄色い吊り手は優先席部)や,下辺を斜めにアレンジした側扉窓などが目新しい.1輛に4基ずつの防犯カメラが設置されたのも特徴のひとつ.ロールケージ構造は採用していない.
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小紋柄の日除けカーテンと江戸切り子調子の腰掛け表地.

運転室は西馬込での撮影となった.
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マスコン・ブレーキハンドルは両手操作式T字形.速度計などのメーターは液晶表示.いわゆるグラスコクピットである.

そして今日,交通局の特別なお取り計らいによって再撮影が設定されたのだが,今週はじめに搬入されたばかりの第2編成も見せていただくことができたし,主制御装置がシリコンカーバイド(SiC)素子を使った三菱電機製であること,電動空気圧縮機がクノール製であることが判明した.
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“快特 羽田空港”を表示した5500形第1編成と,“アクセス特急 成田空港”を表示した第2編成の並び.先頭車には両端とも,密連のほかに電気連結器も取り付けているが,通常営業時に使われるものではなく,非常時の救援に備えたものだという.

さて当面の営業運転の範囲は,地下鉄線内だけだという.京成線京急線への進出は両社乗務員の習熟が完了するまで,ひとまずお預けというのがちょっとだけ残念だが,なにはともあれ6月30日が待ち遠しい.
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先週のここで少し触れた,JR東日本の山手線渋谷駅の線路移設工事.第2週目の工程も無事に終わったようで,山手貨物線は順調に運転されているようだ.“ようだ”というのは,6月2日には都心へ出掛ける用事があったので,作業たけなわの様子は観察できたものの,その後は江古田に缶詰で…….来週以降のお楽しみ.

今回の工事でもっとも目立つのが,旧大山街道に架かる宮益坂跨道橋の架け替え.いわゆるスクランブル交差点のすぐ脇にあるガードのうち,山手貨物線南行きの桁を架け替えるものである.
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5月23日の様子.新しい橋台が用意されていて,あとは桁の到着を待つばかり.
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5月27日の同じ場所.白い桁が架かっている.PC桁になるのかと思ったら,在来方式の角式鉄桁だった.さすがに町中で使われるだけあって,有床式ではあるが.
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その銘板.立派な砲金鋳物で,固定用ネジはマイナス溝頭というところに,意味もなく嬉しくなってしまった.EWTGCE728-1というのは製造番号だろうか.EA-17というのはこの桁の列車荷重規格を示している.

僕の頭の中では,鉄道橋の荷重規格はKS荷重なのだけれど,気がついてみたら新型機関車荷重規格のEAに移行してから30年を経ているのだった.ちなみに17というのは荷重(軸重)値で,170キロニュートン(KN)≒17トンを示すのだという.

川田工業というのは,恥ずかしながら聞き覚えのない名前だったが,調べてみたら,大正13/1922年創立という歴史ある会社で,鉄構,土木,建築などを広く手がけているという.

この架道橋,次は山手貨物線北行きの線路を少し東へ移動する.
 その次には山手線内回り(南行き)を少し東へ移動する.そして最後に山手線外回り(北行き)を西へ移動して,ここの部分の線路移動はおしまいとなる.
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山手線内回りホームから見た,宮益坂架道橋.新設の南行き線路は,北行きに比べて高い位置にあるのが判る.北行きも移設に際してこの高さまで持ち上げられることになっている.
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6月2日の様子.軌陸車が大活躍.トラックだけではなく無限軌道付のバックホーが真っ昼間の都心部で線路上を走り回る風景などおいそれとみることはできない.

それにしても,いまだに理解できないのが,埼京線・湘南新宿ラインのホームを山手線ホームに横づけするまでの間使われるという連絡通路がどうなるのかということ.現在の高架連絡通路は,線路を嵩上げしたらクリアランスが足りなくなること必定.とすれば,仮設ホームのような構造物を作るのだろうか.
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とすれば,ホーム北端近くに構築中のこの構造物が,階段やエスカレーターやエレベーターのスペースになるのかとも思うのだが…….
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これが最初の線路移設状況.写真:JR東日本
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6月3日夜の工事完了状態.写真:JR東日本
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そして完成形.もっとも,渋谷駅の変身はコレで終わりではなく,駅南端の国道246号線可動橋の前面架け替えという大工事も控えている.写真:JR東日本

しかし同じ山手線では,引き続いて6月13日から翌日午前中に掛けて品川と田町の間での線路移設が行なわれることになっている.建設中の新駅開業に向けてのワンステップなのだが,その結果として,品川駅では5番線が新たに京浜東北線(横浜・大船方面行)ホームとなり,現在使用している4番線は使用停止となる.
 本当にひと息つく暇もない山手線である.

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