モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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東急電鉄の5000系ファミリーは,ほんとうに複雑な構成である.6年前の4月18日のここでも少し“研究”してみたことをご記憶の方もあるだろう.
 複雑さの度合が増している要因のひとつに,編成の組み替えがある.田園都市線用5000系の中間車が,東横線用5050系に組み込まれていたり,その組み替えの原因になった6扉車を早々に廃車して新たに4扉車と取り替えたり…….
 加えて,4000番代の一部が,平成26/2014年2月に発生した元住吉駅での事故で8連2本(1本は横浜高速鉄道の車輛だが)の運用をまかなうために,替わりばんこに8輛編成となっていたということもある.このブログでも,例えば平成26/2014年9月4日のここでは第3編成をご紹介している.その後は,長らく第5編成が8輛編成になって西武線にも姿を見せていた.
 ところがその第5編成,春の終りごろから見かけなくなったと思っていたら,今月初めのマニ50 2186の長津田到着風景取材の待ち合わせ中,“試運転”を表示した4000番代第5編成(4105編成)を見掛けた.号車札は“10”まであって,明らかに10連に戻っているではないか.これはすぐにでも僕の地元で見ることができるだろうかと期待したのが,一向に現われてくれない…….少し待ちくたびれはじめた今日の午後,都内へ出かけた折りに,東京地下鉄副都心線の新宿三丁目のホームに降りたったら,やってきた森林公園行き急行がこの第5編成だった!
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森林公園行きの最後尾.これだけでは普通の“お顔”なのだけれど,つい先日まで正面窓に貼られていた“8 CARS”ステッカーが消滅しているのが,なによりの変化.
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4905の側扉脇に“9”の号車札が貼られている.これで,10輛に戻ったことが完璧に証明されたわけである(ちょっとおおげさ).

東急電車といえば,昨日の朝,いつもよりちょっと遅い目に家を出たら,久し振りに5000系第22編成に遭遇した.いわずとしれた(?),平成29/2017年9月に登場の青ガエルラッピング編成である.昨年8月末に終了の予定だったのが,好評に答えて今年の8月まで延長されていたものである.けれどm今日はもう7月18日.いつまで見ることができるのだろうか.
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練馬駅での元町・中華街行き最後尾.平日朝のこちらがわは女性専用車に指定されているので,カメラを向けるのに,ちょっと勇気が必要である.

ラッピングといえば西武鉄道の9000系第8編成,二代目“L-train”.5月23日付のここで“みかけなくなった”と記してから2ヵ月.僕が気づかないうちに解体のために横瀬へ移送されたというのでもなければ,西武線のどこかにいるはずなのだけれど,杳として消息が知れない.とはいうものの,武蔵丘や小手指はおろか,保谷へすら,出掛けるチャンスがない今日この頃.どこでどうしているのやら,確かめる術を知らない僕である.

だから,線路上に紺色の影が見えると目を凝らす日々なのだけれど,やってくるのは,当然のこととして20000系である.そんな毎日の中で発見したのが,6月27日の8連第1編成の前照燈LED化だったわけである.
 その時に影を見た,もう1編成のLED化20000系にはまだ遭遇できていないのだが,8連第1編成は,6月の末に,ちゃんと近寄って撮影することができた.
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練馬の駅で豊島園行きとして使われているのを見掛けたものだから,折り返してくるのを待って江古田まで乗り,下車してから撮影した,編成最後尾なのである.

そしてきのうの夕方には,ひょんなことで別の編成の前照燈LED化を発見することができた.それは,東急https://www.tokyu.co.jp/の“青ガエル”を見送った,そのすぐあとにやってきた準急池袋行き30000系10連の第3編成.列車無線アンテナを新型に取り替えている編成である.
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20000系と同じ,コイト電工の花形を取り付けていた,

30000系の前照燈LED化は,数年前から始まっていて,とれいん誌の西武特集(平成29/2017年1月号)でのMODELERS FILEでも紹介している.けれどそれらは試験的使用であり,少なくとも池袋線用30000系では継続的な取り替えは見られなかった.そんな状況下でのLED化である.ようやく本格的な換装が始まるのだろうか…….
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1908

【今月のオススメ記事】
阪急電鉄京都線に,2編成目の観光特急がお目見えしました.“京とれいん 雅洛”と名付けられたニューフェイスは,神戸線から移籍してきた7000系7006編成の6輛.中央扉を埋めて大胆な円窓を設け,きらびやかなラッピングを施した姿は,沿線の人々から大いに注目されています.その内外装すべてを,上から下まで詳細にご紹介したのが,今回のMODELERS FILEです.
 ストラクチャーでは,関西のベテランファンには懐かしい存在であろう,西舞鶴機関区の機関庫を伊藤肇さんが製作されました.狭い敷地に建てられた細長い特徴ある庫を,どのように模型化したのか,じっくりとお読みください.
 古典ロコファンには,いつもの小川謙二さん製作のNゲージ作品発表とともに,仙台のファンクラブであるKKCが東京で開催した作品展の模様を,作者のプロフィールとともに詳しくご紹介します.小川さんも登場しています.
 その他イベントレポート,一般記事や好評の連載記事も満載です.

【目次】
MODELERS FILE--------------------------------------
  4 MODELERS FILE 阪急電鉄
    京とれいん 雅洛 7000系7006編成
    2編成目の観光特急は2扉化改造車
        まとめ:前里 孝 写真:来住 憲司/前里 孝/平野 聰
                    取材協力・資料提供:阪急電鉄
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 3・54 エイジング ストラクチャー
    第21回 西舞鶴タイプ機関庫(その1)
    製作・文:伊藤 肇(匠ジオラマ工芸舎)撮影:伊藤 肇・山中 洋
 18 宇島駅を作る                    菊地 俊夫
 22 新発想!! 街の一室Rental レイアウト
 23 KKC作品展
 26 22世紀の汽車絵本 未来へ伝えたい車輛をイラストでリマスター
    第15回 国鉄D51形(V)   絵師:鈴木信雄・語り:長谷川 興政
 38 サロン・ド・庭園鉄道
    二つ目玉に魅せられて作り直した79613
                     市川蒸気鉄道クラブ 竹内 史行
 46 中国型模型製品事情
    第4回:和諧型機関車編(後編)           横川 和明
 52 工作に役立つアイテムを紹介 ツールセレクション
    第3回 水性・クリアー接着剤            山中 洋
 58 グランシップ トレインフェスタ2019 PART2 取材・撮影:山中 洋
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 34 Nゲージ古典機への誘い /小川 謙二
    第20回 AVONSIDE・BAGNALL(英)
 44 Coffee Cup /前里 孝
    阪急京都線南茨木駅の今昔
 54 Diesel Power in USA! /佐々木 也寸志
    Vo.78 オハイオ州デシュラー・クロッシング
 62 モデリング・リサーチ・センター /検証:P.S
    第79回 HGユニバーサルカッター
 64 国鉄時代の私有コンテナ /吉岡 心平
    第90回 UC5形有蓋コンテナの解説(26)
 68 線路は続くよいつまでも 第108回 /信沢 あつし
    老舗の奥に明治後期の線路あり
    東海道大津宿 中川誠盛堂茶舗
 70 台鉄ナビ /文:邱 浚嘉 翻訳:濱川 真由美
 72 新車登場
 92 輝け!日本の運転会
 94 E.NUKINAのB級コレクター道 /貫名 英一
    第97回:天賞堂初期のプラ製品(その2)
 95 子連れ鉄日記 /写真・文:山本 晃司
    第63回:名鉄沿線ポケモンスタンプラリー2018(後編)
 96 伝言板
118 BOOKS
119 甲種・特大 運行計画 2019年8月
120 各種募集のご案内
122 新車登場 INDEX
124 いちぶんのいち情報室
128 月刊とれいんバックナンバーのご案内・とれいんスケール呼称早見表
129 Combo Caboose・掲載広告索引
2019年7月21日(土)発売
定価:本体1,435円+税

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R111

レイル111号 最新刊のご案内です
◆昭和30年前後の名古屋駅と名古屋機関区
名古屋在住の荒井友光さんは熱心な模型ファンでしたが,実物の調査記録にも精を出されていました.貴重な写真は名古屋レール・アーカイブスの手によって管理されてきましたが,デジタル保存された写真の数々を,“レイル”で公開できることになりました.その第1回目が,昭和30年代前後の名古屋駅と名古屋機関区の情景というわけです.今後も年代や地域,車種などのテーマごとに展開の予定です.ご期待ください.
◆国鉄線を走った小田急ロマンスカーLSE
もうひとつのテーマは,国鉄線を走った小田急ロマンスカーLSEの記録です.当時の貴重な運転計画表や,相澤靖浩さんによる試運転列車への添乗レポート,沿線での情景写真などで当時の様子を振り返ります.

◆残念なことではありますが,鉄道の歴史に事故の記録は欠かすことができません.室戸台風の暴風により列車編成ごと脱線転覆した東海道本線瀬田川の事故もそのひとつです.高見彰彦さんが,遺された写真帖や新聞社の記録などから,その詳細を探ります.当時は唯一の存在だった操重車の写真も貴重です.
◆好評連載の,公式写真に見る国鉄客車は,いよいよ最終回です.
◆外国の鉄道は,服部重敬さんが撮影し続けてこられた,ドイツの大型機01です.とりわけ今年の春に運転された原形大型デフ付き機関車の重連運転には目を見張らされます.

2019年7月20日(土)発売 定価:本体3,600円+税


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4月に発売したレイルNo.110だが,ついおとといまで,うちの会社の在庫が切れてしまうという事態が続いていた.
 企画の段階で,“もしかしたら……”と思わないではなかったものの,完成して世に出してみれば,予想を大幅に上回るご好評をいただいたようで,追加のご注文が殺到し,手元の在庫が,たちまちのうちに売り切れてしまったのだった.こんな勢い,正直なところ半世紀近くも出版に関ってきた経験の中でも初めてのことで,うまく情勢を読み取ることが出なかった.多くの皆さまに,お詫びを申し上げる次第である.
 そしてようやく追加の手配が完了し,ご予約をいただいていた販売店に出荷できたというのが,ことの顛末である.
 ということで,店頭に並ぶのは一部のお店に限られてしまうが,本屋さんでも模型屋さんでも,ご注文いただければ,多くのお店で取寄せが可能である.お店まで出向くのが不便な方は,うちの会社へ直接ご注文いただければ,代金が到着次第,すぐにお届けすることができる(お申し込み方法によっては荷造送料をご負担いただくこともあるが).

さて,そんなにご好評をいただいたレイルのNo.110とはどんな内容なのか.それは

20系寝台客車の魅力

である.

この客車をテーマとした書籍は既に何冊も刊行されているから,いまさら“総特集!”と銘打つのは,正直なところ二番煎じの誹りを受けかねないと危惧した.
 手持ちの公式写真も,既に何度も公開されているものが多い.
 けれど,鮮明な印刷で,できるだけ大きく掲載することによって“レイルらしさ”を演出できるかもしれないとも思った.
 そこで,藤田吾郎さんの解説と,形式図をふんだんに添えることにした.これだけで前頁の4割,40ページを占めることになった.
 20系客車そのものの解説については,20年前なら星 晃さんや黒岩保美さんにお願いするところだけれど,残念なことに,今はもう叶わないこと.そこで考えたのが,アマチュアの目で見た現役時代の20系客車を語っていただくことだった.
 藤田さんからご紹介いただいたのが秋元克広さんと西野寿章さん.お二方とも,極めて強い20系への思い入れを持っておられて……ということは,本文をお読みいただくしか,理解の方法はないと思う.
 それにしても秋元さんの“帯の高さの違い”は,これまで,まったく言及されたことのない事実だと思う.あと20年早く気づいていれば黒岩さんに“どうして?”と確かめることができたのに……天国への直通電話が欲しい.
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食堂車の椅子を求めて秋田へ…….よくぞ写真に記録されていたものである.写真左は日本車輌製の椅子,右が日立製のナシ20で使われていたと思われる,背もたれが木製の椅子.写真:西野寿章

20系の運用については,レイルでは既にお馴染みの三宅俊彦さんにお願いした.これも,誕生から終焉までの全てを追い求めると,それだけで1冊の本になってしまう.ということで,誕生から昭和40年頃…常磐線でC62が“ゆうづる”を牽くことになった辺りまで…に的を絞り,その分,詳しく解説していただいた.
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編成図などの資料に止まらず,貴重なシーンもたくさんご提供くださった.写真は“はくつる”を牽引するED71.写真:三宅俊彦

高橋卓郎さんは,僕より,ほんの少し年代が下がった昭和40年代後半の“鉄道少年”時代の思い出を語ってくださった.いや,僕だって,その数年前には大阪駅や京都駅でEF65 500番代牽引の“あかつき”を憧れの目で眺めていたのだから,いまとなっては,同年代といって差し支えはないのかもしれない.
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東京駅で機関車付け替えを眺める鉄道少年たち.写真:高橋卓郎

僕より少し歳上の方…三宅さんもそうではあるのだが…が捉えた20系客車は,早川昭文さんが披露してくださった.
 お願いした時点では,“20系なんて,熱心に追い掛けてなかったからなぁ”“機関車ではなくて列車の後ろ向きの写真が欲しいって,そんなん,ほとんど撮ってないよ”というご反応だったのだけれど,ネガを拝見してみたら……北から南まで,三宅さんと,本島三良さんの写真を合わせることによって,ほぼ完璧に“20系寝台特急”の写真集ができあがってしまったのである.
 まさに“ご謙遜が過ぎます”である.

中でも僕が痺れてしまった1枚が
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パンタグラフを振りかざして終着目指す“みずほ”である.写真:早川昭文

実は僕自身は,パンタグラフ付きのカニ22を,みることができなかったのである.実に悔しい思いのまま半世紀が過ぎたのだが,この“レイル”によって,ようやく念願が叶った.

と,いうことで,なんのことはない,自分自身の“憧れ”“悔しさ”,そして思い出を詰め込んだのが,このレイルNo.110だったということになる.

しかし,それを実現することができたのは,すべて,協力してくださった大勢の人々のご厚意と,評価してくださった読者の皆様の“おかげ様で”である.ありがとうございます.

これからもより一層ご愛顧賜りますよう,よろしくお願いします.

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大変お待たせいたしました。
Rail No.110の増刷が完了いたしました!

ご購入は、書泉グランデ書泉ブックタワーModels IMON各店舗のほか、全国書店・模型店にてご注文いただけます。
また、WEB Shop「e-shumi.jp」でもお買い求めいただけます。

ご希望のお客様はぜひお早めにお買い求めください!

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レイル NO.110
◆20系寝台客車の魅力
定価:本体3,600円+税
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