モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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目下とれいんのシメキリ中なので,こんな時間に書き込みしてます… 皆さんに少しでも喜んでもらえる記事を作るべく,日々奮闘しております.
  毎月締切の時期となると,スタッフは昼夜逆転,もしくは昼も夜もない生活に突入します.そんな中,帰宅してつかの間でも心身を休め,すり減った神経を回復 させるのはとても貴重な時間です.プライベートの時間の過ごし方は各自それぞれのやり方があると思いますが,私はやはり模型好きな性分ですので,就寝前の つかの間,いろいろなモノを無心に眺めて過ごすのが好きだったりします.そんな私が居間に飾っている小物をお目にかけましょう.

2006年 頃でしたか,上野の科学博物館で“大英博物館 ミイラと古代エジプト展”という催しがありました.CTスキャンなどの最新技術を駆使して,発掘されたミイラの素性や製作過程を探るという,なかなか見応 えある展示でしたが,そのミュージアムショップで売られていたのがこの模型でした.
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いわゆるフィギュアの類になるのでしょうが,立派なスケールモデルであり(寝台の長さが15cm強ですので,おそらく1/12でしょう)大英博物館許諾,製 作が海洋堂という本格派ですので,ちょっとした学術的意義もありそうです.棺を開けると,実物通りに中の包帯巻きなども出てきて,“御本尊”もちゃんと 入っています.
 各パーツはレジン製で,棺の細かい装飾などが精緻に彩色されています.装身具や描かれた動物など,古代エジプトのデザインセンス は今見ても素晴らしいですね.また,この御本尊氏は,にかわを塗る作業中にくっついてしまったのか,頭に木椀が張り付いちゃっているらしいのですが,その 木椀までしっかり別パーツで付属.鉄道模型も顔負けの凝りようです.
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以前大英博物館に行ったとき,エジプトの展示室で人間ばかりかネコやワニのミイラまであるのを見ましたが,亡くなった生き物たちの姿を形に残そうとするの は,過去のものとなってしまった鉄道車輛を模型で残したいという気持ちに近いのかなあ… と考えたりしました.でもそういうのって,偶像崇拝を禁ずる宗教の人たちから見たらまた違って見えるのでしょうか.

さてこちらは,所変わってドイツの鉄道駅で見られる時計のミニチュア.DBグッズとして天賞堂で扱っていたのでご存知の方も多いでしょう.
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サイズ的には全高15cm足らずで,先のミイラとほぼ同じ大きさ.もちろんボタン電池内蔵で時計として使えます.
 ドイツに行った人の話によると,実物は普通の時計とちょっと違って,時間を示す短針がつねに毎時きっかりの場所を指していて,次の時間(例えば1時から2時)へと変わる瞬間にガッコンと1時間分動くんだそうです.さすがにこの時計はそこまでは出来てませんが.
 こうした小物を並べて遠い国々に思いを馳せるのも,楽しいものです.ただしあまり増えすぎると,狭い部屋が収拾つかなくなるので,ほどほどにしなきゃ…

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日本鉄道名所 勾配曲線の旅 全8巻 (小学館)
各 1500円 一冊200ページ前後

この本は鉄道に乗りに出かける前に必ず,該当の路線をチェックする私の乗り鉄必携の書です.
  日本の鉄道の建設はとにかく地形との戦いです.急勾配,急カーブ,トンネル,鉄橋でそれらをいかに克服するか.建設した方々の苦心のあとをたどりつつ,身 を引き締めながら車窓をながめるのが私の楽しみ方の一つなのですが.この本はそういう目で車窓を眺めるときに大いに役立つ本です.
 国鉄全線(一部の私鉄も)の縦断面図が掲載されています.
 鉄道を立体的に表現した線路縦断面図からは実にたくさんの情報が得られます.
線路の勾配,曲線,標高,キロ程,路線図の他にも橋梁,トンネル,スノーシェルター,鉄道林,建設前の地盤までもわかります.
 普段なにげなくぱらぱらと眺めるのも楽しいです.いつも使っている山手線もかなり細かいアップダウンがあることがわかったり……

こ のシリーズは小学館から1986年〜1987年にかけて発売されたのですが,実はこんな本があると知ったのは,絶版になってしまったあとのことで,全巻揃 えるのには苦労しました.集め始めたのは10年ほど前だったと記憶しています.その時はまだインターネットを自由自在に使いこなせなかったので,ネット通 販で入手する方法はとれず,それこそ古本屋行脚を繰り返し,少しずつ地道に揃えていました.
 BOOK OFFではたいてい半額で買えたので,見つけたら即買いでした.神田神保町の古本街も歩き回りました.
 そんな古本屋巡りも5冊目まで揃ったところで,暗礁に乗り上げていました.半ば諦めつつ,何回目かの神保町古本屋巡りの時,
 全8巻セットが30,000円で売られていたのです.
最 初 0 (ゼロ)を一つ見落としていて,「安〜い!!」と思わす飛びついたのですが,レジに持っていく直前で3万円だということに気が付いてしまいました.今まで 古本屋さん巡りをしてきてこれほどの高値は初めてです.ばら売りしてもらえないか交渉はしてみたのですが,返事はダメ…….残り3冊のために3万を払うか 迷いましたが,その時は泣く泣く諦めたのでした.

その後,しばらく間があいていましたが,日本各地の古本屋さんが在庫状況をインターネットで公開するようになったので,東北地方のとある古本屋さんで状態の良く,かつ定価より安いものを通販で入手することができたのでした.
 現在でもオークションや古本屋さんで入手することができるようですので,興味のある方は検索してみてはいかがでしょうか.
 全巻集めるのに10年もかかってしまいましたが,苦労した甲斐あって,このシリーズは辞書のように頻繁に使っています.

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やっと全8巻そろった! これから一生使い倒します!

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第5巻 中央線 上越線 信越線 の小海線の頁.線路縦断面図だけでなく,豊富な写真と,ためになるコラムも見ごたえあり.

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本誌で何度か採り上げているとおり,秩父という地域には,なにか心惹かれるものがある僕である.昨年は10月号の特集もあって,かつてなくこの地域に足を運ぶことになったが,その後は反動というか,多忙もあってしばらく足が遠のいてしまっていたのだった.
 そんな状況の中,僕が今まで使ったことのないフィルムのテストと,カメラボディの露出の具合を調整する必要が生じたものだから,そのテスト地として秩父を選んだのは,当然の成り行きといっていいだろう.特集でも紹介したお酒を仕入れに行く,というのも目的のひとつであることは,いうまでもない.
 さてそのテスト撮影行の中で,ちょっと意外な,嬉しい光景に出くわした.場所は三峰口駅.改札口と降車口の間の壁面.ここにはいつも沿線の山々や秩父鉄道の列車の写真が掲示されていて目の保養になるのだが,いつものようになにげなく眺めていたら,目の端に,見慣れた写真と文字が飛び込んできたのである.そう,とれいんの10月号.アクリル板と木枠で作られたケースの中に収められ,お客様がいつでも閲覧できるようになっているのだった.
 たったこれだけのことだけれど,秩父鉄道の人たちの心遣いがとっても嬉しくて,夕暮れまで,浮き浮きしながら撮影に勤しんだことである.
 その秩父鉄道,今年は創立110周年ということで,さまざまなイベントが企画されているが,その最初は5月16日の“2009わくわく鉄道フェスタ”.広瀬車両基地の公開である.
 続いて6月には,1000系のうちの1編成が,昭和50年代までの茶濃淡に塗り替えられて登場するという.そして,まさに創立110周年を迎える秋には,もう1編成が1000系登場時の色である黄色に茶帯に復元されるのだという.そして5月16日のフェスティバル当日から8月末までは,C58のナンバープレートが緑の地色になるのだそうだ.なんだか,通い詰めてしまいそうな,今年の秩父鉄道である.
 で,フィルムのテスト結果はどうだったって? 判断材料は得られたけれど,結論は出せなかった.悩みは尽きないのである.

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第4編成と第6編成が引退してしまったとはいえ,まだ多くが活躍中の1000系.僕が三峰口駅に滞在していた数時間のうちにも,一般塗色の編成が3編成も姿を見せてくれた.

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改札口脇の壁面に展示されている,わが“とれいん”.誰でも手に取って閲覧できるとようになっている.とても嬉しかった.

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建設から20年を経て,新緑が美しい秩父の山に馴染んでいる転車台.いつの日にか,こんな情景をレイアウトに造り込んでみたいのだが…….

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GW真っ盛りの5月4日、千葉県成田市のゆめ牧場に行ってきました。ごぞんじ羅須地人鉄道協会の「まきば線」を訪ねたのです。
 同協会はすでに15年以上ここで活動を続けているのですが、私にとっては初めての訪問です。
  今回は妻を連れての訪問でした。というのも、この会のリーダー格である角田さんは、「とれいん」誌創刊時のアルバイトスタッフ。創刊号を飾った「僕の心象 鉄道 山吹軽便鉄道の話」の筆者です。そして、私の妻がそのイラスト担当。その後角田さんは大学受験、妻は子育てで会うチャンスもなく、今回がおよそ35 年ぶりの再会と言うことになります。
 牧場のエントランスからまきば線を目指して歩いていくと、角田さんの運転するマフポッターが軽やかに走っている姿が見えます。思わず私の妻が「角田く~ん」。50歳を過ぎた人に「く~ん」もないものですが、彼女にとって角田さんはずっと高校生だったようです。
 皆さんに歓迎していただき、最後にはマフポッターの運転までさせていただき、楽しい一日を過ごさせてもらいました。
 また遊びに行きますね。

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「角田く~ん」と私の妻
キャブサイドのナンバーを私が5mm真鍮板から切り出した、懐かしの3号機の前で

この日はマフポッターと6号機の2輛が休みなくお客さん満載で運転を続けた
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前回お約束のハイトゲージ話の続きは、次回と言うことでご勘弁を。

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外国の模型店やオークションを巡回していると、たま~に古い自由形がリストに上がっていることがあります。まぁ、多くはつぼみ堂の森林Bタンクや、カワイやカツミのCタンクなどですが。

そういう模型は高級模型のように、フジヤマ(Fujiyama)、天賞堂(Tenshodo)、トビー(Toby)・・・とか書かれていません。ただ、Made in Japan、もしくはJapan、(希に Made in Occupied Japan)と書かれているだけです。日本でも売られていてメーカーが分かっているものなら良いのですが、米国でしか売られなかったものとなると、どこ製かを特定するのに苦労することもしばしばです。

ただ、ざっくりと言ってしまえば、売りに出される古い自由形の半分ぐらいは鉄道模型社製です。しかも他メーカーのものは大体、何を作ったか分かっていますから、出自不明なものが出た場合は、私は「模型社かな」と思うことにしています。昭和30~40年代の新進鉄道模型メーカーは多くが鉄道模型社出身ですから、まぁ、模型社と思っておけば、それほど大きな間違いではないのでは? いや、間違いか?(汗

さて、今回も杉山模型ネタです。杉山模型は創業当時から、多くのレイルカーを出していました。代表作は前回書いたとおりギャロッピング・グースですが、それ以外にも何種類も魅力的なレイルカーを出しています。ところで、その一部は鉄道模型社に酷似しているのをご存知でしたか?

まずこれ、

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上が模型社、下が杉山模型製です。同じじゃないですよ。よく見てください。杉山模型の方にはドアが付いています。ほかにもヘッドライトやクラクションも追加されています。また塗装剥離した際に取り外していますが、後方角にマーカーライトもついていました。書けば色々ありますが・・・・でも、そっくりですよね。

次です。

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トレーラー付きのレイルカーです。杉山模型(下)は本誌・新車登場欄でも紹介したことがあります。これも杉山製にはヘッドライトが付いていますが、ほかはうり二つです。

最後は Mack Railcar です。

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これも似ていますね。すぐ客窓形状とベルの有無ぐらいは分かるでしょう。他には模型社(上)の方が車体がやや横長です。後方のドアが客窓からやや離れているので杉山製より間延びした印象を与えます。一方、杉山製はもう少しズングリとしたスタイル。ただし屋根は模型社の方が深いですね。動力台車は模型社が2軸、杉山が1軸ですが、杉山製にも2軸バージョンはあります。1軸の方を掲載したのは、単に手元ないだけですから、その点の差異はご勘弁を・・・

これら3種の模型を見ると、後発の杉山模型がかなり模型社のレイルカーを意識していたことが分かります。杉山模型の方が、いずれもやや大きめですから、並べてみるとすぐ両者の違いが分かります。ただ、もしネットで見つけた場合はすこし判別に苦労するかもしれませんね。そんな時は上の写真を参考にしてください。

まぁ、どちらも魅力的な製品ですから、機会があれば両方手に入れて並べてみると面白いかもしれません。

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