モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

トップページ > >
////隠す用
自社広報

T0910

とれいん10月号(通巻418号)のご案内です.

【今月のオススメ記事】
大阪南部の私鉄の雄,南海電車.とれいんでも過去に何度も特集テーマとして採り上げ
られ,その都度ご好評をいただいている人気私鉄です.今回は最新の観光電車“天空”
と 通勤車8000系を始めとする16番模型作品を集めてみました.8000系については,MODELERS FILEで実物についても詳しく紹介しています.紙成模型塾では“南海の湘南顔”の中でも異端の存在として知られる21201系をテーマとしています.丸 味のある独特の湘南顔を,どのように作り上げるのでしょう.
 8月に行なわれた模型の祭典“JAMコンベンション”のレポートも見逃せません.各メーカーから発表された新製品の詳報の他,出展モデラーのでユニークなパフォーマンスを見せていたブースを重点的に紹介しています.
 一般記事では,MODELERS FILEとして消え行く“小田急顔”5000形をとり上げました.先ごろの5200形に続いての紹介です.

【目次】

目次】
第1特集----------------------------------------------
緑の復活・銀の台頭 南海電車
6   緑の復活“天空”と銀の台頭8000・1000系
    セルフ・プロデュースした真鍮キットで,製品がない形式を作る
                             /松下 友紀
12   加太線を往く“南海のタマゴ”
     古い木造車にLEDを組み込み,夜間運転の郷愁を味わう
                             /池尾 正明
15   MODELERS FILE 南海電気鉄道 8000系電車
     21世紀南海電車 期待の新人
                      写真:来住 憲司/前里 孝
               写真協力:松下 友紀 協力:南海電気鉄道
29   紙成模型塾 第二十講
     “再生新車”こと南海21201系を作ろう!    講師:中川 勲
163  紙成模型塾型紙 南海21201系 先頭車/中間車
                   設計:中川 勲/作図:林 秀憲
第2特集----------------------------------------------
国際鉄道模型コンベンション2009
62  モデラーズ パフォーマンス
67  フレッシュパワーの活躍
     中学・高校のクラブによる出展を見る
69  JAMコンベンション 出展メーカーリポート
     企業ブース各社の新製品をチェック
 -----------------------------------------------------
3・36 MODELERS FILE 小田急電鉄 5000形
     最後の“小田急顔”の今を観察する
     撮影:土屋 章文/高見 一樹 解説:高見 一樹 協力:小田急電鉄
4   Products Data file
     カトー製 ユニトラム路面軌道・富山ライトレールTLR0600形(N)
50  サロン・ド・庭園鉄道
     1/7 EF65 1000番代初期形製作記 /安丸 洋右(写真・文)
86  英国蒸機探訪記 その2 /須藤領一
     The Trip Journal of England Steams
94  MODELERS FILE FRGMENT
     JR東日本 E531系一般形交直流電車
     -“パンタ車”モハE531を観察する-  撮影・解説:高見一樹
 --------------------------------------------------
54  模鐵技師 第2章 ED19の自作
   その11:ドリルレースの実践 /須藤 領一
58  Nビル(仮称)新築工事 連載第4回 /藤野 瑞樹
   “ビジネスホテル”いよいよ竣功!
76  つけたりはづしたり /なんこう
78  都築雅人の煙情日記 ~21世紀を生きる蒸機たち~
   第19回 スロヴァキア共和国
   スロヴァキア国鉄 ブレズノ-マルゲツァニ線
   1,435mm軌間
82  Diesel Power USA! /佐々木 也寸志
   Vo.19 北米貨物列車のバリエーション
   ユニット・トレインとマニフェスト・トレイン
96  真鍮模型の工場見学 韓国編 その2
   撮影・解説:なんこう
98  新車登場
118 姫のシロクニ その23 /大橋 枝実
   20代女性・デアゴスティーニのC62キットを作ってます!
120 伝言板
146 日本の車窓から /島田 萌
   第19窓 女子を鉄道模型世界に引き込めるか(その1)
147 きんぐ おぶ ほびぃ? /小森 太郎万作・なんこう
148 いちぶんのいち情報室
156 BOOKS
157 甲種・特大 運行計画
158 新車登場INDEX
160 とれいんスケール呼称早見表
161 Combo Caboose・掲載広告索引


2009年9月19日発売   定価:本体1,429円+税

////隠す用
自社広報

J37

■第37号の主な内容(登場順)
C51 225 加太越え
会津・只見線の四季
只見線 C11さようなら列車
大井川鉄道の1275号
庄野鉄司 作品集 その9 久大本線撮影行
セノハチ
私の機関車美学 (私鉄編 2)
消えた鉄路のキューロク
山陰本線西部のC57とD51
津山線のC11

2009年9月19日(土)発売
定価:本体3,000円+税

バックナンバーの内容はこちらからどうぞ

////隠す用
自社広報

前回のブログでニュー・ヘヴン(NH)の客車を紹介しましたが,今回は電気機関車の話題です.
 NHでは20世紀初頭にニューヨークのグランド・ セントラル駅からコネチカット州スタンフォード間を電化し,後にニュー・ヘヴンまで電化区間を延長しました.米国でいちはやく本線の長距離区間の電化に取 り組み,その区間の列車牽引には新開発の電気機関車が投入されました.
 そうしたNHの電機のトップバッターとして,1905年のスタンフォード 電化の際に投入されたのがEP-1クラス“ポニー”でした.これは架線区間では11,000V交流,三線式区間では650V直流という二つの方式に対応し たもので,のちのPRR GG1電機などにも見られるクイル駆動の採用など,箱形車体の本線用電機として先進的なものでした.
 …という解説はほどほどにして,私がこの機関車に魅せられたのは,大きな動輪と台車が裾の低い車体に半分めり込んだ,お坊っちゃま的な可愛い格好が気に入った,という単純な理由です↓
HS-20090914-01
写真はとれいんギャラリー時代,コレクションの整理で放出されたカスタムブラス−Tamac製のHO真鍮モデルを入手したもの.集電靴の付いた台車枠の表現など大変繊細なのですが,何しろ車体長が短いED級なうえ先輪まで付いているので,動力に苦心の跡が見られます.
HS-20090914-02
オリジナルではサガミ製と思しき缶モーターからビニールジョイントで両台車上のギヤタワーに回転を伝え,スパーギヤで台車内のシャフトを伝動,ウォームギヤで各動輪を駆動するというもので,モーターと褶動部分が盛大なノイズを発していました.
 そこで,モーターをファウルハーベル1717に,ジョイントをエンドウのMPギヤ用に交換したのですが,今度はモーターの回転数が大幅に下がったおかげで本線用とは思えないほど鈍足な走りに…
 乗務員扉下のステップと台車が干渉する点など,まだまだクリアする問題は山積.頑張って塗装に漕ぎ着けて,可愛い“ポニー”の姿をお見せできればと思います.
HS-20090914-03
私がNHについて調べるのに頼っている本はSTAUFER“NEW HAVEN POWER 1838-1968”.EP-1も登場の経緯から各年代の写真まで,細かく解説されています.写真によると,基本的に重連で運用されていたようで,これは 是非とももう一輛揃えねば…
HS-20090914-04
////隠す用
自社広報

9月9日(火),10月1日(金)から運転を開始する,新型成田エクスプレスE259系の試乗会に行ってまいりました.
 大船から品川まで約30分の乗車でしたが,N'EXで通勤!という貴重な体験をすることが出来ました.
WM-20090912-01
従来型,253系のスタイルを受け継いだ黒と赤を基調にしたデザイン.      
大船駅 撮影:松本正敏
 
WM-20090912-02
全席の肘掛けにコンセントがあり,列車走行中でも,車内でWiMAXという新しい公衆無線LANサービスを使ったインターネット接続を利用出来るのが大きな特徴.

WM-20090912-03
さっそくインターネットサービスを体感.ストレスなくネットサーフィン出来ました.弊社webサイト「etrain.jp」を閲覧中! 撮影:松本正敏

WM-20090912-04
品川駅到着後,グリーン車内を撮影.本革シートのいい香りが車内を包んでいました.反対のホームにもE259系が停車しており.来月からの運行開始を目前にして,訓練運転を行っているようでした.

実は“今日発”の成田エクスプレスに本来の目的で乗車して成田空港へ行って来ます.253系に乗車できる最後のチャンスになってしまうかな?
  その本来の目的とは? 平井とのアメリカ・コロラド州への約10日間の出張なのです.デュランゴ・アンド・シルバートン鉄道,クンブレス・アンド・トル テック鉄道などコロラド州の鉄道にたくさん乗車してくる予定です.今も支度の真っ最中で,合間にこのブログを書いているというわけです.
 外国は初めてなので,今,心臓がドキドキですが,精一杯見聞を深めてこようと思います.
 2週間後のブログで楽しいご報告ができることを願って! それではいってきます.

////隠す用
自社広報

なんだか無関係な言葉を並べたような題名だが,実は全部繋がっている.
 きのう,おすそ分けで二十世紀梨をいただいた.折りしも数日前に,家で“そういや梨の季節だけど,二十世紀梨って久しく食べてないなぁ”と話題になったばかり.なんという偶然.
 僕が子供の頃の大阪では,梨といえば二十世紀(廿世紀とも書いた)に決まっていた.もちろん鳥取産.長十郎も出まわっていたと思うが,我が家ではもっぱら二十世紀であった.それが,東京に住むようになったら,店で売っているのは色の違う梨ばかり.食べてみても,甘いのはいいけれど,あの“しゃりしゃりっ”という歯ごたえが弱くて,僕の口には物足りない.調べてみれば,関東での主流は幸水とか豊水という品種であって,そもそも同じ梨でも系列が違うのだそうだ.そりゃあ,見た目も味も,違っていて当たり前である.
 同じ時,“へぇ~”と思ったのは,二十世紀梨の発祥の地が鳥取ではなくて千葉の松戸だったという事実.そういわれてみれば,高松吉太郎さんが一時期住んでおられた新京成沿線のお宅を訪問する時の車窓は,一面の梨園であった.なるほどね,である.
 ところがいまや,その松戸では二十世紀梨はほとんど栽培されていないそうだ.近所の果物屋に売っていなくて,当たり前ではないか.

214-1
久し振りに見た,二十世紀梨の神々しい姿(大げさ).この色と艶があってこそ,初めて梨を名乗ることができるのである.背景のネガケースの中身は後述.

214-2
“しゃきしゃきっ”というか“つぶつぶっ”というか,あの歯ごたえがあってこその梨だと思っている僕である.この写真を撮影するやいなや,器が空っぽになったのはいうまでもない.

そうやって,本当に久し振りの二十世紀梨を前にしている時,突然頭の中に40年前の情景が蘇った.それは,大阪駅に,朝のラッシュが終わった頃に到着し,停車中のC57である.後ろには何輛かの荷物車を従えており,ホームには,大量の段ボール箱が次々と降ろされているである.
 当時,荷物車だけの列車といえば,東海道本線と山陽本線でEF58が牽く列車か,そうでなければ,関西本線の奈良と湊町の間を,C58と数輛の荷物車で頻繁に運転されていた列車しか知らなかったし,僕の廻りには存在していなかった.それが,9月の声を聞くとともに,このC57の牽く荷物列車が一時的に現れて,またすぐに姿を消すのであった.

214-3
無事に到着して一息つくC57と機関士.後方では大量の段ボール箱をおろすのに大童.大阪駅9番線.

で,この段ボール箱の中身こそ二十世紀梨なのである.まだ宅配便などというシステムが影も形もなかったあの頃,鳥取県内の農家は,都会地からの個人的な注文品をこの荷物列車に託したのだった.定期の貨物列車や旅客列車に併結の荷物車ではまかない切れず,臨時列車が設定されていたのだろう.鉄道関係者の間では“ナシ臨”と呼ばれていたと聞く.山陰本線で京都に到着する列車もあったのではないだろうか.
 しかしこの列車,僕が撮影の対象とした昭和44/1969年でこそ,大阪駅には既に定期運用での蒸気牽引列車がなかったから珍しい存在といえたのだが,つい1年半前までは,普通列車ながらC57の定期運用があったし,多客期には臨時急行もまだC57が牽引していた.だから,恐らくは“荷物列車なんて”と,ほとんど注目されていなかったはずである.
 ……と思いながらインターネット検索を試みたら,昭和44/1969年9月20日にC57 87が牽いていたという写真が出てきたし,翌年9月撮影というD51牽引貨物列車の写真も出てきた.沿線のファンの関心を,少しは惹いていたのだろうか.
 そして僕の写真.梨のバックにちらりと写っているネガケースに,44年9月18日という日付が記されている.ほぼ40年前,正確には39年11ヵ月と3週間前に撮影ということになる.

214-4
復路は午後.尼崎で停車中の姿.特急だかの通過を待っていたのだろうか.この写真からは,荷物車の数は全部で5輛,そのうち1輛は新鋭のパレット荷物車スニ40であることがわかる.あとの4輛は判然としないがマニ60かマニ61ではないだろうか.

ちなみに,翌年以降の“梨臨”を撮影した記憶はない.阪神間から京阪沿線に引っ越したのがその理由である.“梨臨”をDD54やDD51が牽くことはあったのだろうか.そしていつごろまで続いたのだろうか…….
 たった1個の二十世紀梨から,調べなくてはならない事柄が,またひとつ増えた.

↑このページのトップヘ