モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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一昨年の3月に量産先行編成が落成し,11月から営業運転を開始,初期不良を克服して昨年の3月から営業運転を再開した,JR東日本の山手線用最新鋭車E235系.
 新津からの回送を2015年3月26日のブログで,すぐあとの4月2日には報道公開の模様を速報.そして本誌6月号MODELERS FILEで詳報してご好評をいただいたわけだが,いよいよ今年の5月22日から,量産編成の投入が始まった.
 6月末までに4編成が山手線にお目見え,あと2編成が既に東京総合車両センターに到着してE231系から改造の10号車組み込みを待っている…というのが現状.
 2020年までには現在の主力車であるE231系500番代をすべて置き替える計画とのことで,これからは急ピッチでの増備が続くだろう.ちなみに今年度は既に落成している分を含め,全部で15編成を投入予定.
 ということで,E231系500番代の現在の姿の最終記録を急がなければならない時期がやってきたわけである.
 それと同時に,次々と総合車両製作所新津事業所から到着するE235系のできたての姿も,記録しておきたいと思っている,昨今である.
 注目すべきは,既に登場している4本の量産編成のうち,編成番号04と05の2編成は11輛全部が新造車であること.E231系からの転用が基本である10号車なのだが,置き替えと新造のペ-ウソ一致させるために,2編成分2輛だけ,サハE235-500番代が登場することになったものである.
 僕が量産編成を最初に記録できたのは5月28日,全部新車の04編成は6月23日のことだった.やっぱり編成の前から後ろまで,同じ断面の車体で揃っているというのは気分がよい.なにより,東京の顔である山手線の最新鋭車でもあるわけだし.

量産車は,一見したところでは先行車と変わるところは少ないようにも思えるが,本誌の6月号でも報じた通り,荷物棚の高さを下げ,手摺類をクローム光沢仕上げからまっとし上げに変更,優先席付近の床の色は濃い赤に,ロールバーは袖仕切りからの手摺からは切り離されているなど,主に客室で変更が行なわれている.
 外観では側扉のグラデーション幅を変更しているように見える.
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宵闇迫る新宿での03編成.やっぱり2輛目の車体断面が…….この日は02編成にも遭遇できている.2017-5-28

いつ,ゆっくりと撮影観察の機会が得られるか,楽しみにしていたのだが,今日,鉄道趣味月刊誌合同での撮影取材が,東京総合車両センターで実現したのだった.それも,全部新造の05編成が対象.ご尽力くださったJR東日本東京支社の皆さまに,心から感謝する次第.
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“大崎の電車区”で親しまれた,かつての品川電車区,現在の東京総合車両センター東エリアで撮影取材にのぞむ05編成.2輛目がサハE235.この編成と04編成だけが新造車で,番号は04編成がサハE235-501,05編成がサハE235-502.
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そのサハE235-502の客室.側扉位置が他の中間車と異なっているので,11号車寄りの扉間腰掛は短くなっており,その部分には幕板の液晶広告枠もない.手前左端に色が濃くなった優先席の床が見える.吊り手のパイプは従来通り光沢仕上げだが,手摺部が艶消しになっているのが判るだろうか.窓越しに06編成がちらりと見える.
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基本的な機器配置は同じであるものの,運転士用腰掛の形状が変更となった運転室.
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サハE235-502の11号車(東京駅では上野方)寄り外観.変則的な側窓と雨樋を内側に入れた側板との組み合わせは2輛だけ.側扉部のグラデーション,とりわけ幕板部が量産先行車と異なっている.

主要機器類は,主制御装置は三菱電機製のフルSiCタイプSC104が,補助電源装置は東芝製のSC107が全面的に採用となった.電動空気圧縮機はクノールブレムゼ製のMH3130-C1600F.保安装置は,東海道本線での試運転などを行なう必要がないため,デジタルATC(D-ATC)のみとなっている.
 台車は両先頭車の先頭側が駐車ブレーキ付きのTR264,7号車サハE234がTR264B,両先頭車の連結面側とその他の中間車がTR264A,電動車がDT80で,量産先行車と同じである.04,05編成以外の10号車である,サハE231改造のサハE235-4600番代は種車のTR255Aを使っている.

さて,E235系の特徴のひとつである,“月替わりのバックサイン”.今年は順調に記録が進んでいて,4月の“桜”に続き,5月の“菖蒲”,6月の“アジサイ”と記録し,本日大井町へ出向く途上の原宿駅で04編成の7月の“朝顔”を撮影することができている.
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7月の“朝顔”.シャッタースピードを1/800秒に設定していたら,少し表示に隙間ができてしまったが,まずは朝顔に見えると思う.

あとは8月の“向日葵”,9月の“菊”,10月の“ススキ”,11月の“イチョウと紅葉”,12月の“シクラメン”,そして2月の“梅”で,完揃いとなるわけである.さて,達成できるだろうか…したいものである.

※2017.07.14:一部語句修正追加

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カメラマンの松本正敏です。写真展(グループ展)のお知らせです。
この7月から8月にかけて2つの鉄道写真展が開催されます。私、松本も出展させていただいております。
鋭意準備中です!どちらも入場無料。よろしければ是非お越しください!


JRPS写真展
JRPS写真展 - コピー

日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員による蒸気機関車の写真展です。
メインは日本全国の現在活躍している蒸気機関車の写真展ですが、会場をギャラリー1.2の二つに分けて、ギャラリー1では復活前の現役時代の写真も集めてそのモノクロ作品を展示します。

2017年7月19日㈬~8月29日㈫ 10:00~17:30  キヤノンオープンギャラリー1.2(品川)
ご注意: 期間中の日曜祝日と8月11日~20日は休館です。


JRPS
写真展「煙のゆくえ」 http://cweb.canon.jp/gallery/archive/tetsusha-jrps2017/index.html





四谷写真展
四谷写真展 - コピー
有志17名での鉄道写真展。こちらにもJRPSのメンバーが私を入れて4人参加しています。
夏休み期間でもあり、小中学生ぐらいでも楽しめる写真展です。
7月29日のトークショウは2部構成で、第1部:鉄道ダイヤ情報大杉編集長と南正時先生、田村宏さんの3人トークショウ。第2部:作品解説を行う予定です。
2017年7月27日㈭~8月2日㈬ 平日10:00/土休日11:00~18:00(最終日15;00) ポートレートギャラリー
こちらは開催中無休です。


以上2つの鉄道写真展、よろしくお願いします。

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カメラマンの松本正敏です。
先日、小海線を野辺山工臨が走ると情報をいただき、これは夏真っ盛りの八ヶ岳界隈を走る、あのDD16が見られると出かけてきました。
が、当日の天気は残念ながら雨。しかもたまに前が見えないくらいの濃霧でした。
でもそんな中、小さな機関車DD16のJR最高地点「野辺山」へ向かう重いレール運搬作業を見ると、なんとも頼もしい感じであります。
あいにくの雨天にも関わらず、沿線や駅にはたくさんのファンが押し寄せ活躍を見守っていました。そんな人気者チビロクDD16-11をスナップしてきましたのでご覧ください。(未明に小淵沢駅にてEF64-1000が牽引してきたチキを引き継ぐシーンは割愛します)

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夜明け前、小淵沢駅を出発してすぐの有名な大カーブを登っていきます。晴れていればもっと明るいのですが、シルエットっぽくも運転台にも明かりが灯っていて何とか雰囲気がわかります。

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大カーブで撮影して、一路野辺山駅へ。途中清里駅の先で追いついた様なので、もう1枚。
霧の雰囲気が高原の朝っぽい?

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野辺山駅。
貨車のチキ5200を駅の隣の引き上げ線に押し込み1回目終了。

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ロケハン中、濃霧の中ディーゼルカーがやってくる。ヘッドライトが太陽のハロ現象のよう。

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2回目。綺麗な田園横の築堤を行くDD16+チキ5200X2。エンジンの唸り音とレールのきしみ音が響く。

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2回目も同じく隣へ押し込み本日の作業が終了。



この後、中込の小海線営業所へと向かいますが、途中の回送シーン。
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高原レタス畑を行く。

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千曲川(上流)を渡る。

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中込駅横小海線営業所に到着。奥にこの7月1日から営業開始した「HIGH RAIL 1375」が翌日の準備に忙しくしていた。
HIGH RAIL 1375 : http://www.jreast.co.jp/nagano/highrail/


DD16形機関車は1971年に登場した国鉄の小さな機関車。除雪用のDD16-300が引退した今、現役ではこの11号機のみとのこと。
この工臨以外に最近ではイベント列車にも活躍しており、ファンからも「チビロク」と呼ばれ親しまれているらしく、いつまでも現役でいてほしいものであります。


天気の悪い写真ばかりなので、最後に2年前に撮った晴れている活躍シーンを・・・。
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おしまい。
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初めてDE10という機関車を見たのはいつどこで,だっただろうか.多分,中学生のころの尼崎駅.その頃,汽車会社の新製機関車の落成試運転が,安治川口から吹田で折り返して福知山線の川西池田だか宝塚だか,あるいは三田あたりまでの区間で行なわれていたらしいから,その途上か帰路だったのだろう.
 そのDE10は,使い勝手がよくて,蒸気機関車を早急に淘汰する必要もあり,発展形の開発を重ねながら大量産されたのは,ここの読者の皆さんならご存じのことと思う.あれから50年以上が過ぎたとは,とても信じられないのだけれど,事実は事実.かつてほどの需要は見込めないにしても,必要不可欠な存在として,後継機の開発が急がれていた.
 平成22/2010年にはJR貨物画期的なハイブリッド機関車HD300が登場,2年後の平成24/2012年から量産が始まって北海道から中国地方までの各地で構内入換に活躍をはじめている.
 しかしこのHD300も万能というわけではなく,自力で本線を走行する場合には最高速度が時速45キロに制限されるほか,航続距離が短いなど,本線での列車牽引には大きな制約があった.
 そこで登場したのが,今回の電気式ディーゼル機関車,DD200というわけである.
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2エンド側となる神戸方から見たDD200-901.外観的にはDE10譲りのセミセンターキャブを踏襲し,さらにHD300での実績を反映させたデザインと構造である.平成29/2017-7-5

昨日,新鶴見機関区で公開されたDD200の第一印象は“大きくなったHD300”.全長は15,900mmで,HD300より1,600mm,DE10より1,750mm長い.
 DE10ではSGが積まれていた2エンド側には補助電源装置と主変換装置が積まれ,1エンド側にはラジエター,エンジン,発電機が搭載されている.
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運転室.DE10やHD300と同様の横向き配置で1エンド,2エンドともに基本的には同じ機器配置となっている.

台車はJR貨物の機関車用としてすっかり標準タイプとなったボルスタレスで,軸箱支持は軸梁式.主電動機は三相交流誘導電動機.
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1エンド側のFDT103台車.軸距は2,300mm.2エンド側は,速度発電機の取り付け位置が異なり,内側に駐車ブレーキを備えたFDT103A.
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キャブ外観.JR貨物のロゴと機関車番号板はともに金属板のエッチング仕上げ.細い縁取りがあるのが目新しい.番号板の下のライトは使用運転台の識別表示燈.

製造所は機械部分が川崎重工,電機部分が三菱電機の担当である.銘板は両社併記.これまでの銘板に比べ,天地寸法が約半分になっている.

これからの予定だが,まずは東京貨物ターミナルの構内で性能確認試験などを実施し,その後,関東近県で本線試運転,今年度後半から年度末までは仙台地区での試験を予定しているとのこと.
 一日も早い量産開始を期待したいものである.

※2017.07.07:一部語句修正



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猪井貴志さんは,真島満秀さんとともに昭和50年代前半から国鉄の広報写真を手がけたフォトグラファーである.このブログでは平成25/2013年12月に上野御徒町で開催された写真展“鉄道日和”をご紹介している.
 6月22日から,東京品川のキヤノンギャラリーSで開催されている今回の写真展,テーマは“鉄景漁師”.案内のハガキには
“最高の瞬間が撮れるまで、何日も何日も待つ。待つことも、これがまたいいのです。”
とある.“待つこと”が漁師に繋がるということなのだろうか…….
 いろんなことを考えながら訪れた会場に入る前,通路に面した壁面に飾られた,スリットカメラで撮られた列車編成写真が目に入る.
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最上段の“四季島”から最下段の371系“あさぎり”まで16段.同じ段に2列車並んでいるところもあるから全部で20種以上の列車が出迎えてくれる.

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会場に入ると一転して抽象絵画的な作品が並ぶ.そして正面にタイトルの“鉄景漁師”が.


“鉄景漁師”の文字の横にはサブタイトル?“撮って 飲んで 追いかけて”.撮るのはもちろん写真,飲むのは当然お酒,追いかけるのは鉄道と季節とそれらがからんだ風景,ということなのだろう.
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続いては国鉄時代の車輛と風景.新幹線,それも0系が,思いの外多いのは,広報写真のお仕事が多かった結果だろうか,それとも猪井さんが好きなのだろうか.ちょっと聞きそこねた.

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この一角には比較的最近の作品が並ぶ.真正面の,逆光に浮かび上がる線路の上を歩くネコの写真は,4年前の写真展で“もっともお気に入り”だった.


会場にはプリントで60点の写真が展示されているほか,大型モニターによるスライドショーでも鑑賞するという,ひと味違った演出もある.
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受け付け前でポーズを取る猪井さん.頭上には特製の大漁旗が.


どうかこれからも,ずっと,僕には見つけることができない鉄道情景を発表してください.

会  場:キヤノンギャラリーS
会  期:2017年6月22日[木]~8月8日[火]
     10時~17時30分 日曜祝日休館
入場無料

なお,キヤノンギャラリーではこの夏,全部で4つの鉄道写真展を企画している.
 そのうちのひとつである米屋こうじさんの写真展は残念ながら東京銀座での会期が終わってしまったが,このあと,7月には同じ銀座で諸河 久さんの“モノクロームの国鉄蒸機 形式写真館”が7月20日から1週間.品川のキヤノンオープンギャラリー1・2では7月19日から8月29日まで,JRPS(日本鉄道写真作家協会)の写真展“煙のゆくえ ~今を駆ける蒸気機関車~”と続く.
 なお,米屋さんの写真展は大阪と名古屋を巡回,諸河さんの写真展は名古屋と大阪と福岡を巡回することになっている.詳しくはキヤノンサロンのウェブサイトへ!

※ここに掲載した会場風景は,ブログへの掲載のため事前に許可を得て撮影したものです.


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