モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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T2006


【今月のオススメ記事】
JR東日本在来線をくまなく巡回して,各設備を総合的に検測しているのが,“East i-E”ことE491系電車です.今年はじめに新しい設備を組み込んで,屋根を中心とする外観が大きく変わったこの機会に.上から下まで,あますところなく観察してみました.
 東武鉄道7300.7800系は,先頭車のパンタグラフが連結面寄りに取り付けられたグループの記録をご紹介します.
 模型作品では,直山明徳さんの有馬急行電鉄1200系が注目です.心象鉄道に走させる電車を,種々の条件に適合させて作り上げています.きっかけは20系寝台車の窓ガラスだそうです.
 英国鉄道へのいざないでは,英国各鉄道の近代型蒸気機関車たちの,個別の特徴を解りやすく解説しています.
 一般記事や好評の連載記事も充実満載です.

【目次】
MODELERS FILE-----------------------------------
  4 MODELERS FILE 東日本旅客鉄道
     E491系 電気・軌道総合試験交直流電車
     東日本在来線電化区間設備の見守り役
                           解説:横川 和明
            写真:横川 和明/なんこう/前里 孝/平野 聰
                    取材協力・資料提供:JR東日本
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 3・36 保科賢太郎の白昼夢★綺譚 其ノ二 水中に眠る廃墟と列車の影
 16 東武鉄道 7300・7800系 ~"カステラ電車"たちの記録~
     <Vol.9>後ろパンタのナナハチ
                 完成スタイル7870形後期編成グループ
       写真・動向記録:林 智春(特記以外) 文・作図:山賀 一俊
          調査協力:上田 康晴/小山 泰功/久留 欣彦/矢田 和之
 28 2020 ニュルンベルクトイメッセ
    欧州新製品情報 後編
                特別協力:Spielwarenmesse eG Nürnberg
                  シュピールヴァレンメッセ日本代表部
                      チムニー/現地各法人・団体
 40 有馬急行電鉄 1200形
    20系客車の窓ガラスをきっかけに仕上げた往年の名特急 直山明徳
 44 英国鉄道へのいざない 第3回 英国近代蒸機の特色
 52 モデリング・リサーチ・センター
    第82回 HGキサゲナイフ              検証:P.S.
 54 紙成模型塾 第五十三講
    国鉄115系 2輛から楽しめる近郊形電車 後編  講師:轟 禎治
 68 Modello Sette 151系"こだま"で遊ぶ(第2回)   解説:高橋 和志
131 型紙しなの鉄道115系 
     その3:クモハ115 車体・前面・妻面  
     その4:モハ114 車体・妻面・運転室仕切り板 
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 26 線路は続くよいつまでも 第118回 /信沢 あつし
    渡り廊下が線路を跨ぐ老舗米店
    旧秋葉街道浜松市二俣鎌田屋
 48 Diesel Power in USA! /佐々木也寸志
    Vol.83 アムトラック"パシフィック・サーフライナー"最新情報
 62 国鉄時代の私有コンテナ /吉岡心平
    第98回 UR5形冷蔵・冷凍コンテナの解説(1)
 66 工作に役立つアイテムを紹介 ツールセレクション /山中 洋
    第13回 瞬間接着剤関連製品・エポキシ接着剤
 72 台鉄ナビ
    文:邱 浚嘉 翻訳:濱川 真由美
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 74 新車登場
 93 輝け!日本の運転会
 94 E.NUKINAのB級コレクター道 /貫名 英一
    第107回:カワイの電気機関車(その1)
 95 子連れ鉄日記 /写真・文:山本 晃司
    第73回:台湾の旅2019後編
 96 伝言板
118 BOOKS
119 甲種・特大 運行計画 2020年6月
120 各種募集のご案内
122 新車登場INDEX
124 いちぶんのいち情報室
128 月刊とれいんバックナンバーのご案内・とれいんスケール呼称早見表
129 Combo Caboose・掲載広告索引

2020年5月21日(木) 発売
定価:本体1,450円+税


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今日の江古田界隈は,気温は高いものの湿度は低くて,実にさわやかな,“絵に描いたような初夏模様”だった.だから,駅前での用事も,とっても気分よく……で,ちょっと遠回りして,このところ定番となっている人通りの少ない道で少したたずんでいたら,やってきた30000系が,4月16日付けのここで話題にした,8連の第14編成(38114編成)だった.
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今日は池袋行きの準急として目の前に現われた38114編成.32106の2輛とペアを組んだ10輛編成だった.

駅前での用事を済ませ,線路北側の商店街へ向かうべく練馬方の踏切で電車を待っていたら20000系が姿を見せた.さきごろ,所属を勘違いしていた20000系8連の第3編成(20153編成)だった.なにげなく眺めていたら,所沢方から3輛目(池袋方から6輛目)の電動空気圧縮機が,あれ?
 なんか違う…….
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でも気付いた時には目の前を通り過ぎてしまって,写すことができたのは駅に停車してから.これでは床下機器の形など,判るわけもない.けれど,車掌さんの半袖に,“初夏”を発見!

また研究課題が増えてしまったなぁ…と思いつつ事務所へ戻る途中で発見したのが,もうひとつの初夏の証し!
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駅前の中華料理屋さんに貼られたこの掲示.

かつて,冷やし中華を一年中食べることができるように!などという運動を繰り広げた“全冷中(=全日本冷し中華愛好会)”なる奇妙な団体(?)があって,その頃には大いに賛同したものである.けれど,これはやっぱり暑い時期の食べ物かもしれないと,今では思ったりする.ちなみにその“団体”の旗振り役は山下洋輔でありタモリであり,筒井康隆であった.といえば,どんな性格だったか理解していただけるだろうか.

閑話休題.夕方まで,事務仕事や次のレイルの打ち合わせなどをこなした後の帰宅時.江古田駅のホームヘ上がってみたら,なんと,目の前に!
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再び20153編成がやってきた.今日はどうやら,所沢や保谷や豊島園と池袋の間を往復する運用に就いていたようである.
DSCN1917
そして所沢方から3輛目,20353の床下には,いわゆるHS-20と呼ばれるレシプロ式の電動空気圧縮機の姿があった.

これまで気がつかなかったのが不思議なぐらい,その他の20000系用であるスクロール式とは形が異なっている.西武鉄道としては2000系や6000系などでお馴染みの存在ではあるから,なんとも思っていなかったのに違いない…….ちなみに,池袋方から2輛め,20753の電動空気圧縮機は,標準のスクロール式であった.
 そういえば,20000系って,最初はこのHS-20を取り付けていたのではなかっただろうか.ではいつごろ交換したのか?そしてなぜ,こに編成の,しかも1台だけ,レシプロ式が残っているのか……あ,いや,まだほかの編成を調べつくしたわけではない.新宿線など,まったく観察できてない.なんとか用事がないものだろうか…….

と,ここまでは,今日の午後になって急に巻き起こった話題.本来のテーマは,ここから始まる.

それが,
“Web会議向け オリジナルバーチャル背景画像「西武鉄道の背景」を無料公開します!”である.

このご時勢,在宅勤務体制に入っている会社や組織が多い.僕の身の回りでも,“もうひと月以上も,買い出し以外は自宅にこもってる”とか“どのぐらい電車に乗ってないだろうか”という友人が,何人もいる.
 “在宅での会議も,もちろんあるよ”ということで,ウェブカメラや,会議用のソフトウェアをPCに組み込んで……いろいろ苦労が多いようである.
 なかでも気になるのが,会議の時に,部屋の様子がみんなに知られること,だそうである.そりゃあそうだろう.“生活感たっぷり”では,緊張感も生まれづらいかもしれない.
 そこで,ウェブ会議(オンライン会議)のためのソフトウェア(アプリ)の多くには,背景をぼかすなどの機能が組み込まれているのだそうだ.そういえばTVのニュースショーなどでの“リモート出演”で,そのような画面を,しばしば目にする.
2000
どこの駅だろうか.発車して行く西武球場前ゆき2000系列車.菱枠パンタグラフで戸袋窓付きとなれば2087の編成で,石神井公園だろうか…などという詮索をしていると,会議ははかどらない.写真:西武鉄道

その他にも8種類,さまざまな情景が含まれている.社内会議ならば個性を発揮できるツールとして有効かもしれない.
 URLは
https://www.seiburailway.jp/fan/seibuhaikei/

もちろん再配布や画像データへの加工,転載など.著作権を侵害することはご法度である.ここの読者の皆さんなら,大丈夫だろうけれど.

ほかにも似たようなサービスはないものかと,ちょっと探ってみたら,小田急電鉄では西武よりも早い4月30日から,同様のサービスを実施しているのを発見した.
 このURLである
https://www.odakyu.jp/wallpaper/

こちらでは,“個人利用に限らせていただきます。”との文言があるが,一方では“オンライン会議のほか、パソコン・タブレット端末等の背景としてもご利用いただける画像”とも記されているから,オンライン会議用のアプリで使うことに,問題はないわけである.
 なお公開期限は,西武鉄道では触れられておらず,小田急電鉄では“当面の間”とされている.
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リリースに掲載のサンプル画像はGSEこと70000形の運転室情景である.写真:小田急電鉄

この他に,5月12日に追加された10種類を含めて26種類,全部で27種が公開されている.
 相模大野の車輛基地全体を俯瞰した空中写真があるかと思えば,新宿の超高層ビル群や江ノ島駅駅舎,さらには芦ノ湖や富士山の風景なども含まれるから,西武よりさらに,会議の相手を選ばないかもしれない.

列車の減便や編成短縮といった話題が多い中での,鉄道会社からのあたたかい心遣い,嬉しいではないか.環境が整っている方は,ぜひご活用を!

※2020.05.15:東京地下鉄でも同様のサービスを実施しているとお知らせいただきました.追記します.
URLは

です.また,タイトルを変更しました.

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結局のところ,ほぼ自宅での編集作業に終始した連休だった.予定通りではあるのだけれども.その作業中,とれいんの先月号(5月号)を読み返していたら,“いちぶんのいち情報室”で“只見線キハ40系引退”という情報が目に入った.
 不通区間の運転再開を前にして,新津運輸区に配置されていたキハE120形によって置き替えられたわけだが,その新津には後継車として,最新型であるGV-E400系が投入されている.そのGV-E400はさらに,こちら側でもキハ40系を引退させることになった
 その記事…短信ではあるが…を読んでいたら,昨年秋の2度に及ぶ新潟遠征では,本来の目的である“きらきらうえつ”“海里”の撮影の合間に出逢ったことを思い出した.そこで今回は,そんな彼女たちの思い出話.
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夕陽を正面に浴びながらやってきた,旧新潟色に装われたキハ47 1516とキハ47 522の2輛編成.828Dである.羽前大山ー羽前水沢 令和元/2019-9-15

羽前水沢といえば,水色の塗色が目立つ,ガレオンアース…ここの読者なら活性白土と書いた方が,馴染みがあるかもしれない…輸送用のタンクコンテナを保有している水澤化学工業の本拠地である.駅には,かつての車扱い時代の面影が色濃く残っていたが,今では貨物扱いは,ない.
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次は越後寒川の駅を発車して行く829D.国鉄急行色編成.奥が先頭のキハ47 1514で手前がキハ48 523.この列車の少し前には,旧新潟色のキハ47と首都圏色のキハ47というペアに出逢っている.令和元/2019-9-16

キハ40系は最初から,いわゆる首都圏色をまとって登場した車輛だけれど,5年ほど前に登場したこの急行色も,キハ66+キハ67という実例はあるとはいうものの,サマになっているように思ったことである.一般気動車色も,もちろんお似合いだと思う.

そして10月28日午前の新津駅.“海里”撮影取材の途上である.
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1輛で構内転線中のキハ47 1521である.僕にとっては国鉄時代の最終期に登場した115系電車でお馴染みだったが.令和元/2019-10-28

そしてこれが,僕の新潟地区キハ40系との最後のひとときとなった.本当はもう1種類,赤を貴重とした新・新潟色が存在していたのだが.9月16日に,編成の真ん中に入っていたのをちらりと見ることができただけに終わっている.

そしてGV-E400系.やはり構内転線中の姿を見ることができた.この頃にはまだ数が少なくて,本線を行く姿を捉えることは,まだできていない.次への課題である.
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手前が両運転台のGV-E400-2.連なるのが2輛編成のGV-E402-1とGV-E401.中桟の入った側窓からはキハ48にも通ずるものがあるが,車体は側面側板はストレート.となればキハ3837?いや,正面は全然異なっている.やはりニューモードなのであろう.
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駅近くの商店街で発見したC57 180である.門鉄デフを取り付けているところから,描かれた時期が特定できよう.しかしこの商店街には,他にも電車や客車がたくさんいる…….

紹介しはじめるときりがなくなってしまいそうである.遭遇した他の車輛やレールや施設などは,越後寒川を含めたほかの駅のことなどを含めて,次の機会としよう.お楽しみに.

※2020.05.08:キハ38→キハ37に訂正.

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早いもので4月も今日でおしまい.この時期は,いわゆる大型連休を尻目に,5月発売号の編集追い込み時であって,[連休,なにそれ]状態がもう半世紀近くも続いている.とりわけ今年は,COVID-19蔓延のあおりで,まったく前例のない情勢となっている.
 池袋の駅は,もう2週間ほども降りていないだろうか.たまたま用事がなかった,ということでもあるが,普段ならば[久し振りにちょっと…]ということも,充分にあるのだけれど.
 だから,日常の生活範囲での鉄道との触れ合いは,朝晩の通勤と,昼間の買物などでの踏切やその周辺で少し立ち止まっての観察に止まっている.それでも,乗って,眺めることができるだけでも幸せだと思わねばなるまい.

というところで,先日来の西武池袋線での20000系動向調査も,なかなかはかどらない.
 それでもなんとか,4月になってから新宿線から移籍してきたと思しき編成が10連の第6編成と第7編成であること,そのどちらもが新型アンテナを装備し,線聾者のロゴは“西武鉄道”であること,前照燈はコイト電工の花形に換装済み,ということまでは確認できた.あとはきちんとした写真を撮影して,なのだけれど,これがなかなか難しい.なにしろ,僕が出掛けるタイミングとお目当ての編成の運用がマッチングするなど,よほど運がよくなければ…….
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4月21日の午後,駅前への用事の途上に遭遇した第7編成である.
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この日の夕方には第6編成も撮影することができた.

その後も何度か遭遇できているのだが,ある時,所沢方の電動空気圧縮機が,見なれない形であることに気づいてしまった.そのつもりで観察してみたら,2編成ともに,である.
 さぁて,その正体は? 新宿線時代の交換なのか,こちらへ来てから取り替えたものなのか…….その詮索は措くとしても,ちゃんと撮影して類例を探さねば,である.
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ちゃんと,ではなく,なんとか,というレベルだが,第6編成の空気圧縮機を撮影できたのは,27日の午後だった.いつもはあまり通らない道である.空気圧縮機の付いている側(江古田では南側)を見ることができれば……と,ちょっと遠回りを許してもらった(誰に?)成果だった.
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28日には,ようやく,辛うじて第7編成も撮影できた.とにかく新型電動空気圧縮機を取り付けている“証拠”は得ることはできた.撮影したのは,第6編成と同じ場所である.

そして今日の夕方の練馬駅である.
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池袋行きの快速としてやってきたのが第6編成だった.それっとばかりに該当位置へ駆けつけて,なんとか撮影できたのが,この写真というわけである.

なんだか見たことない形である.

三菱電機製のような気もするが,もちろんそれは単なる直感に過ぎない.なにしろ,このところの同社製空気圧縮機はといえば,30000系で使われているような,ステンレス鋼の無塗装仕上げのキセが特徴だから.ただ,昨年登場した名鉄の9500系用は,大きく趣きを変えている.だからあり得ないわけではない…歯切れが悪いなぁ.なにしろ,練馬駅はホームドアが完備されたので,ホームにしゃがみこんで望遠レンズで銘板をクローズアップ,というわけにはいかないから.

と,いうことで,またまた研究課題が解決したどころか,引き続いての観察が必要となった,今週の顛末である.

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今回のレイルNo.114,第一テーマは,京浜急行電鉄のデハ230形の誕生から復元まで.
 昭和5/1930年から昭和53/1978年まで50年近く走り続けたこの電車について,誕生時の思い出を月刊時代のレイルから再録し,誕生時からの姿をグラフ構成でたどり,そして,京急グループ本社1階ロビーに新設された“京急ミュージアム”に保存の236号復元プロジェクトの一部始終を,京急電鉄の全面的なご協力のもとに記録したものである.
 この企画の発端は3年前の初夏に遡る.それは今回のプロジェクトのために,川口市の公園から引き揚げて総合車両製作所に収容する作業を取材した時である.
 最初は,報道公開の折りに自分で撮影した写真とレポートを組み合わせようと考えていた.けれど,原稿をいただいてびっくり.実に丹念は,心のこもったレポートとともに,写真もきめ細かく記録されていて,僕の写真など,出る幕はなかったのだ.
 第2次世界大戦以前の写真は,高田隆雄さんや荒井文治さんなどが撮影された貴重なカットを収録することができた.戦後は,米本義之さんや園田正雄さん,関田克孝さん,中本雅博さん,早川昭文さんに加えて惜別運転と琴電譲渡後の姿は,僕自身の“手前味噌”も少しだけ紛れ込ませることができた.
 編集後記にも記したが,もとより,この本はデハ230形の歴史の全てを語るものではない.それは,ほぼ時を同じくして刊行された,佐藤良介さんの“京急230形(ネコ・パブリッシング刊)”という三部作が叶えてくれている.
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品川と北品川の間.八ツ山橋を行くデハ230形.既にツートンカラーになっている.高田さんは電車もさる事ながら,踏切標識に強い関心をお持ちだったようで,ピントはこちらに合わされている.昭和24/1949年 写真:高田隆雄

第二テーマ.それは高見彰彦さんの“鉄道省職員のアルバム集”.これは,鉄道博物館の企画展“鉄道マンの仕事アルバム”に大いに触発された稿である.近年,インターネット上ではさまざまな“もの”がやり取りされている.歴史的文献としての,個人の写真アルバムもそのひとつである.そこには,多くの人々と同時に,我々が興味と関心を抱き続けている機関車や施設などもふんだんに“出演”している.人とモノとが絡み合って織り出される物語を,存分に楽しんでいただきたいと思う.
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18901(後のC512)が浜松工場で落成した時の記念写真.関係者の服装や表情,ポーズが興味深い.どんな気持ちでこの場に臨んでいたのだろうか.所蔵:高見彰彦

第三のテーマは,4回目を迎えた荒井友光さんの作品集.今回は,花上嘉成さんと関田さんのお二人に解説をお願いしての東武電車と東京市電(都電).東武電車は昭和16/1941年頃と昭和21/1946年の,西新井近辺の様子である.都電は新宿車庫が中心だが,王子電車や錦糸堀車庫前の写真もある.残念ながら,どのような経緯で撮影されたのかは不明だが,美しく整備された姿と,戦争が終わった直後の荒廃した姿の対比…落差が鮮明に記録されている,
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東武鉄道が長岡鉄道から購入した客車.元々優等車ではあったとはいえ,展望デッキは,作に東武鉄道の社紋があしらわれていることから判る通り,東武鉄道での改造である.のちに電車化され,書類上は平成4/1992年まで生き永らえていた特異車である.昭和16/1941年 写真:荒井友光


四番目は,久し振りの中国大陸.流線形カバーを残した満鉄のパシナが発見されてから40年が経った.近年は,さまざまな事情によって実質的には非公開となっていたが,昨年になって,再整備された姿が正式に公開されるようになった.しかも,のちに大連で発見されたもう1輛とともに展示されているのである.その保存の模様と,動態保存されている蒸気機関車の様子を,大穂孝悦さんがレポートしてくださいました.
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2輛のパシナも貴重だが,この,“大陸”に使われていたテンイネ1も,大変貴重である.本文ではモノクロでしか掲載できなかったので,ここでカラーでご覧いただこう.写真:大穂孝悦

そして最後が,先代編集主幹の寺田貞夫さんの訃報.寺田さんの人となりを,片鱗でも感じ取っていただければ幸いである.


……つい先日,レイルNo.113No.112をご紹介したばかりだというのに…….あえて異例のペースでのご紹介となった.これには,もちろんわけがある.それは昨今の社会情勢.
 いつもならば月刊誌の発売時期に合わせて,お馴染みの本屋さんや模型屋さんに出向けば店頭に並んでいるわけだが,今回ばかりは,その“お馴染み”のお店が,軒並み臨時休業せざるを得なくなっているのだ.例えば三省堂書店は北海道と岐阜,一宮のお店以外は全部休業.有隣堂書店は本店と厚木店のみ営業,旭屋書店は全店休業.ジュンク堂も丸善を含めて35のお店が休業しているが,池袋や大阪梅田,神戸三宮店は時間短縮の上で営業中…….
 東京では営業自粛協力お願いの業種の中で“鉄道模型店”と明記されてしまった.
 正確には,売場面積が1,000平方メートル以上の店舗は施設の使用停止と催物の開催の停止を“要請(=休業要請)”であり,それ以下の店舗については施設の使用停止及び催物の開催の停止について“協力を依頼(特措法によらない協力の依頼)”とのことである.さらに,100平方メートル以下の店舗で営業を継続する場合には,適切な感染防止対策の徹底を依頼…ということだそうである.
 しかも,状況は日々刻々変っている.だから,もしもお馴染みのお店が営業していない場合には…いや,営業していても,“ぜひどうぞ!”とは申し上げづらい情勢である.だから,そのお店が通販を扱っているなら,それを利用されるのも,ひとつの方法だろう.それでもなお,入手が困難な場合には,
WEB SHOP e-shumi.jpで,レイル以外のうちの会社の出版物も,取り扱っている.ご利用いただければ幸いである.

※2020.04.24追記:私どもへ現金書留や郵便振替によりご送金いただくという,旧来のお申し込み方法もございます.

というご案内を差し上げる必要を感じたから.なのであった.


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