モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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R115


レイル115号 最新刊のご案内です

◆EH500  そして東芝製の直流電気機関車たち
芝浦製作所を起源とする東芝…現在の東芝インフラシステムズでは,数多くの電気機関車を製作してきました.第2次世界大戦後は府中工場でEF15やEF58,EF65などを国鉄から大量に受注し,交流電気機関車も世に送り出しています.気がつけば誕生から20年以上を経過したEH500の形態分類をメインとして,その直流版ともいえるEH200,そして歴史に残る名優たちの思い出について,写真と文がふちい萬麗さんから寄せられました.

◆8620形あれこれ
二番目は全国で活躍したこの8620形機関車のあれこれです.高見彰彦さんがさまざまな資料類を探索するうちに,手許に集まってきた古い写真アルバムや新聞記事,絵葉書などの記録から,大正期から国鉄現役蒸機最終のころまで,現代の若い趣味人の観察眼によって,考察を試みています.

◆ちょっと古い関西のOVERALLROOF
三番目は,関西の各地に残る“OVERALLROOF”すなわち終端駅でプラットホーム全体を覆う大屋根の観察です.天王寺,吉野,信貴山口,そして八瀬比叡山口を,西 和之さんが語ってくださいました.

◆名古屋周辺で見掛けた珍しい国鉄客車
荒井友光作品集は,これまでとは少し趣きを変えて,昭和20年代から30年代にかけて,名古屋駅とその周辺で発見した戦災復旧車や木造車,買収車など珍しい客車をお目に掛けます.藤田吾郎さんに解説していただきました.多数の形式図も掲載しています.

2020年7月18日(土)発売     定価:本体3,600円+税 


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東京都内を東西に横切る中央本線は,お壕端を走ることもあって,大好きな路線のひとつである.
 その中央本線には緩行線と急行線があってそれは昭和7/1932年に完成し…などというのは,ここでは要らぬ講釈.
 長らく東京の人々に親しまれてきたこの区間,僕が東京に住むようになってからの最初の大きな変化は,飯田町貨物駅の廃止だった.主に新聞用紙を扱う施設を整えた都心の貨物駅だったのだけれど,印刷工場の郊外移転やワム80000による車扱いをコンテナ化するに際して高架上の線路が荷重に耐えられないとか,さまざまな理由で廃止されたのは平成11/1999年.列車はそのしばらく前から発着しなくなっていた…….
 その後はしばらく安定した時の流れだったのだけれど,大きく動きはじめたのは御茶ノ水駅の大改良工事から.JR東日本から計画が発表されたのは10年前のことである.その概要は平成22/2010年4月8日のここで記している.
 工事が始まって最初にレポートしたのは平成28/2016年6月30日のここだったかもしれない.続いては平成28/2018年10月16日のここだろうか.途中で中央快速線の12輛編成化などというプロジェクトも加わり,さらにはお茶の水橋と聖橋の長寿命化工事なども始まったものだから,このあたり一帯,工事現場だらけとなったものである.
 御茶ノ水駅の界隈には定期的に通う用事があるものだから,その後も観察は続けていたものの,つい先日,気がついてみれば駅東端の聖橋口が移転してしまっていた.
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移転は3月29日だったとのこと.もう3ヵ月も経っている.新しい聖橋口は……
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“50メートル先”.画材店や食堂などが並ぶ一角に.開設されていた.シャッターが半分降りているのが不思議.まぁこの改札口は仮のものではある.

そういえば古い跨線橋はどうなかったのかと,聖橋の上に立ってみれば……
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階段部分は健在(?)だったものの,跨線部分(というのか?)は骨組みだけになっていた.でも,その方が構造を観察するには好適ともいえる.ちょっと複雑な心境であった.

この区間では飯田橋と千駄ヶ谷でも大きな工事が行なわれている.飯田橋は7月12日に新しいホームの使おはじめられてからの観察として,今日は千駄ヶ谷駅である.昨年秋に改札口の移転などが実施されたのは知っていたが,未訪問だった.春には臨時ホームのあった場所に新設された新宿方面行きホームが使用開始となり,6月にはホームドアが…と,こちらも気づいたら工事が完成していた.
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“使用前”の平和な情景.平成27/2015年9月である.画面右側は臨時ホーム.上屋の柱は古レール.そこに貼られた方面案内は琺瑯製.
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そして約5年後の完成した状態.撮影ポジションは,ずっと新宿方に移っているが.右側のホームは新宿方面行きとして整備された.
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振り返って新宿方.右側の新宿御苑の深い緑は変らないが,鉄道の風景は次々変化する.緩行線電車はE231系500番代に置き替わったし,ホームにはホームドア.

いろいろ変った千駄ヶ谷駅で気に入ったのは,新しいホームとコンコースとの関係性である.
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新しいホームは元の臨時ホーム.画面右側に見えるガラス張りの壁は天井に達していなくて,コンコースと空間を共有している.
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そのガラス越しにコンコースを見下ろすことができる.なんということはないのだけれど,ちょっと心が休まるような気が,僕はする.

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コンコースは,電車を眺めることこそできないけれど,天井は吹き抜けとなっている上に幕屋根を通して昼間は自然の光が降り注ぐ.ちょっとしたターミナル駅の雰囲気である.

ということで,2月の原宿駅以来の,JR線の新しい施設観察であった.

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先週東急5050系アンテナについて記した.
 その観察のために西武池袋線を走る電車の屋根を見続けていたら,西武の2000系2063編成で,あれ?
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狙っているとなかなか遭遇できないのが常.屋根を塗り替えた状態の編成全体を撮影することができたのは,6月12日の夕方の江古田駅だった.

とにかく屋根の塗装がピカピカ.通過してゆくのを見送っているかぎりでは空調装置もほとんどがピカピカ.そして通風器が見えない.
 2000系の通風器については,これまでも2015年7月9日のここ同年8月13日2016年2月11日2017年8月31日のここなどで度々レポートしている.西武鉄道では近年,不具合の生じた通風器は現場の判断で撤去しているので,検査出場でもなくても数が減少するわけである.
 今回の2063編成は屋根を塗りなおしているわけだから検査出場ということになるが,実は今年のはじめ,少なくとも4月はじめには撤去が完了していた……その時には撤去に気づかなくて,今回写真を再確認して“発見!”したという,お粗末.
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江古田駅に到着する,4月9日夕方の保谷行き2063編成.先頭のクハ2063の屋根に通風器は見えず,空調装置もCU721に取り替えられている.

この2063という編成は,いまや池袋線の8輛編成2000系では唯一の存在となった,字幕式の列車種別・行先表示装置を備えた編成であり,パンタグラフの数が多いままでもあるから,注意してはいたつもりだけれど,屋根の塗装が新しくなるまで,変化に気づいていなかったのは,まことに迂闊なことであった.
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6月18日の夕方に練馬の駅で出会った2063の編成.池袋方先頭車の2064は数年以上前から通風器を撤去している.

空調装置も,通風器と同じように,主要な検査とは別のタイミングでの交換が頻繁に実施されている.だから特段不思議なことではない.
 例えばこの2063の編成,昨年2月現在では所沢方先頭車のクハ2063が国鉄AU75とほぼ同形のCU72D1,続くモハ2163が上面と側面との境界に丸味がつきクレーン吊り上げ用フックが手摺状になって側面に小さい点検蓋がついたCU72D2,その他の6輛がCU721だった.
 ただ,昨年の秋頃…今思えば通風器が撤去された頃…,クハ2063がCU72D1を積んでいるように見えたので,あれ?と思ったような記憶もある.けれどその頃には20000系のLED前照燈に夢中だったようで,2063編成の写真を撮ってないので,確たることはいえないのだけれど.
 なおCU72,CU721系の詳細は本誌の2011年9月号2017年1月号MODELERS FILE 4000系同年12月号MODELERS FILE 9000系に詳しく記されている.

屋根が綺麗だから列車無線アンテナ?と思ったら,それは在来のままだった.でも,ほかの2000系では新型アンテナへの交換が進んでいる.
 写真をお目にかけるのは2189の編成.本格的な更新工事は行なわれていない.
 この新型アンテナの2000系への取り付け具合については昨年1月24日のここに記している.併せてご覧いただければ幸い.
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6月24日に練馬駅で撮影した2089編成.池袋行き.屋根には新型の逆L字形アンテナ,車掌室には棒状アンテナが取り付けられている.

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締めくくりに,2019年2月に保谷で撮影した2063編成をお目に掛けよう.クハ2063の屋根には通風器があり,空調装置はCU72D1のままである.

それにしても,いつまでもあると思うな通風器と旧型空調装置…あれ?

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東急電鉄5050系にアンテナが増えたと記したのは,5月28日付けのここだった.
 その後,機会あるごとに観察していたところ,6月6日には5163の編成で新しい2本のアンテナを確認した.
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“THライナー”の試乗会に向かう途上,富士見台の駅で反対方面行きの電車を見たら,5163編成だった.
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逆L型アンテナは,在来品だった.

続いて6月8日の夕刻には,中村橋駅の池袋方面行きホームで,5159の編成に遭遇した.
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5159の編成も,逆L型アンテナは在来型だった.

そして昨日,6月24日の夕方,石神井公園に用事があってでかけたら,練馬の駅に登場したのは,再び5159の編成であった.折りよく石神井公園行きだったので,そのまま終点まで乗って行き,折り返しの入線で編成全体の外観を記録してみることにした.
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運が悪いと所沢方面に発車して行く列車に遮られることもある入線シーンだが,この時は幸いにしてちゃんと撮影できた.4番線には9000系第4編成による池袋行きの準急がほぼ同時到着ではあったが.

そういえば西武の9000系,このところ数が減ったような“気がするのは気のせい”だろうか.ずっと前に工場に入った編成も,一向に営業への再投入がないようだし…というのを思い出した.いずれ追い掛けてみなければ…閑話休題.
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4号車,5459.妻板に取り付けられていた誘導無線アンテナが撤去され,普通の大きさの転落防止外幌に取り替えられていた.
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妻板のクローズアップ.所沢方の南側である.誘導無線アンテナを取り外した跡は埋めボルトで処理されているので一目瞭然.

そういえば東急5050系,このところで客室の防犯カメラ装着車が急速に増えている.そしてこの5159編成も,そうだった.そのカメラユニットはLEDの燈具に直接取り付けられている.これまでみたことのないタイプだが,在来車への追加施工も容易だろう.
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どちらも石神井公園へ向かう途中に撮影したものである.カメラのカバーに“MOYAI”という文字が刻まれている.

その“MOYAI”をキーワードとして検索してみたら,メーカーのウェブサイトがヒットした.
 株式会社モヤイというのだそうだ.製品はアイ・オー・チューブ(IoTube)といい,Wi-Fi,4Gデータ転送が可能で,カメラそのものは200万画素,レンズは160度の広角だそうである.さらに東急電鉄ではソフトバンクの回線を使って記録された画像データを転送しており,これまでのように車輛に備えられた記録媒体からコピーするという手間を省いているという.さらにリリースでは,今年の7月末までにこどもの国線用を除く全車輛に装備を完了する,とも記されていた.技術の進展というのはなかなかに凄いことであると,素直に思う.

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前々回のここで,東武鉄道70090型による東京地下鉄日比谷線直通有料座席指定列車“THライナー”試乗会をレポートした.
 その末尾に,
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さて,ここまでやってきたからには,この日に開業した東京地下鉄の虎ノ門ヒルズ駅も体験してみたくなるのは当然の成り行きというものである.
 しかし今週はここで紙数(というのか?)が尽きた.次回以降をお楽しみに!
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と記している.日比谷線が全線開業して以来初めての新駅を紹介できる,そのチャンスが,1週おいた今日,ようやく巡ってきた!
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開業当日,朝5時31分の虎ノ門ヒルズ駅ホーム.とりあえず開業,という状態なので天井などにはまだ,ダクト類が見えている.写真:東京地下鉄

写真でも解る通り,この駅はまだ完成していない.現状では中目黒方面行きホームと北千住方面行きホームには改札口が独立して設けられていて,連絡通路はない.トイレは北千住方面行きにのみ設置されている.反対方向で必要になったら……駅員さんに相談してみる価値はあるかもしれない…….
 約3年の後に完成した暁には,ホームの下,地下2階にコンコースが設けられてている.そうすれば諸々の問題は解決する.
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工事たけなわの地下2階コンコース.2023年に予定されている再開発ビルとの接続時には改札口はこちらに移動することになっている.写真:東京地下鉄

またこの駅は銀座線の虎ノ門駅との連絡扱いが適用される.その虎ノ門駅との距離は約400メートル.連絡地下通路が設けられている.
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連絡通路は途中で曲っていて,写真はその角から虎ノ門ヒルズ駅改札方向を見た情景である.開業当日には地上入口など要所に方面別ホームへの案内を行なう人が立っていた.写真:東京地下鉄

ひとしきり,新しい駅の観察を終え,地上に出てみた.周辺との位置関係がどのようになっているかを確認するためには,この方法が,一番.
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ということで,虎ノ門二丁目交叉点である.北東から南西方面をのぞむ.目の前で工事をしているのは虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業の,仮称・虎ノ門ヒルズステーションタワーの建設現場である.地下鉄への入口は左端下部に小さく写っているのが見えるだろうか.

この虎ノ門ヒルズステーションタワーは地上17階,地下2階で延べ床面積は26,173.77平方メートルという規模だそうである.
 写真の画面左端に見えるのは気象庁虎ノ門庁舎と港区教育センターのビル,中央の一際高いのがホテルオークラである.
 目の前の道は桜田通り.画面ではみえないが環状2号線が交叉する.その環状2号線は新橋駅の南端をかすめて築地に達する,東京で最も新しいかもしれない幹線道路である.なんでも,占領下にマッカーサーが米国大使館と港湾部を短絡する交通を確保するために建設を命じたといわれていて,東京ではずっと“幻のマッカーサー道路”とも呼ばれていたそうである.

僕はその環状2号線ではなく桜田通りを北上して虎ノ門へ.なんだかこのあたり,ひさしぶりに来たようなそうでもないような……と,記憶をたどってみたら4年前の正月,愛宕神社へ初詣に行った帰り道に虎ノ門の駅から01系に乗って帰宅したことを書いていた.ということはしかし,この4年もの間,虎ノ門には縁がなかったということになるのだろうか.
 愛宕神社といえば,この界隈に生まれ育った友人との間で,“愛宕裏というようなのじゃいけなかったんだろうか”という話題になった.確かに愛宕神社の裏手にあたる.でも,それではせっかくの大規模な再開発地区としてはどうだろう,ならば“愛宕山下”なんてのも電停みたいな風情でよさそうだねえ,との意見も出たことである.

さて,辿り着いた虎ノ門交叉点.文部科学省の大部分はそびえ立つ真新しいビルに移動したようだが,文化庁が入っていたりする,趣きある元の本館の建物は変らない.もっとも文化庁は近い将来,京都へ移転してしまうが.
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虎ノ門の交叉点も工事が続いている,でも,5階建だろうか,シンプルな中に趣きのあるこの建物があるかぎり,僕の虎ノ門交叉点の印象は変らない.

通りの右手には,ずっと以前から気になっていた洋食屋さんがある.でも,正月だったり日曜日だったりで,いつも前を通り過ぎるだけ.今日も土曜日だからと思ったら,明かりが点っているではないか.するするっと引き込まれたのは,いうまでもない.
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その名はケルン.でもライン川沿い町,ケルンとは綴りが違う.KERNである.いただいたのは,カニクリームコロッケの定食であった.

ゆっくりと味わってから銀座線の改札を通ってホームへ.ごつい鉄の柱は変らないけれど,ホームドアが整備されたこともあって,4年の間に雰囲気は大きく変ったような気がする.

ちなみに虎ノ門ヒルズの改札を出てから虎ノ門の改札を入るまでに要した時間は約50分.“ゆとりを持った乗り換えのため”としてこの日から運用が始まった“乗り換え時間制限は改札を出てから従来の30分以内を,60分以内までに拡大”の恩恵にあずかることができる.ちなみに,銀座駅と銀座一丁目駅との相互間でも同じルールが適用されるようになった.

そして降りたった渋谷駅にも,ことし正月の移転直後にはなかったホームドアが完成寸前の状態だった.世の中は,どんどん変わってゆく.


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