モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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清水駅にほど近い宿で心地よい眠りから覚め,表を見れば,地面が濡れている.
 でも,行き交う人は傘をさしていない.ということは,大丈夫,ということで,清水駅に向かったのが8時ちょうどぐらい.改札からホームへ下りてみると,既に発車しているはずの静岡行きが停車している.すぐに発車だというので,なんとなく乗ってしまった…….昨日は静岡鉄道の電車で小まめに停車しながらたどった静岡までの道を,今朝は一気に飛ばして行く.それでも今では東静岡があるから,旧来の草薙と合わせて2ヵ所に停まるわけだが.
 静岡へは8時20分に到着.他の電車は定時運転の様子だったから,ホームで待機しておられた浜松運輸区の方に訊ねてみたら,この列車は身延線からの直通で,“鹿に当った”ために遅れていたのだという.今日の旅はこれから先,昼前までに名古屋へ到着すればよいわけで,結果としては,掛川,浜松,豊橋と乗り継いで,久し振りに見る静岡県内の東海道本線の変貌ぶりを確かめつつ,名古屋着は豊橋始発の特別快速で11時58分だった.昼ご飯は,もちろんホームのきしめん.

で,太閤口を出て向かったのが,あおなみ線改札口.この日,あおなみ線……名古屋臨海高速鉄道では初めてかもしれない,ラッピング電車のお披露目が行なわれるから.
 で,なぜそのために名古屋まで,なのかといえば,このラッピングの企画立案に,ほんのちょっとだけながらも,個人的に関わってきたから.
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あおなみ線ホームで行なわれたラッピング電車の出発式.画面手前から名古屋市議会議長,名古屋市長,レゴランド・ジャパン代表取締役社長 トーベン・イェンセンさん,中部運輸局長,そして名古屋臨海高速鉄道社長 近藤隆人さん.

何人かの委員によって時間をかけて検討したデザイン思想をもとに,名古屋臨海高速鉄道とレゴランドとの間で具体的なデザインが煮詰められて,同社の第8編成にラッピングが施された.
 テーマは,レゴそのものではなく,あおなみ線の金城ふ頭駅にほど近いスペースに建設された“レゴランド・ジャパン”のアピールで,1輛ごとにテーマを定め,外装だけではなく,内装にもたっぷりとラッピングを施すことになった.
 出発式の後,潮凪車庫で報道公開も催されて,片側だけながらも思う存分に撮影することができた(なんだ,結局,仕事しているではないか).
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名古屋方,4号車から見たラッピング電車.画面手前の1608は“サブマリン・アドベンチャー”,3号車は“レスキュー・アカデミー”,2号車は“ザ・ドラゴン”,そして1号車が“ロスト・キングダム・アドベンチャー”.
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内装は,金城ふ頭方先頭車である1108の“ロスト・キングダム・アドベンチャー”をお目にかけるが,それにしても最近のラッピングは,実に精巧で,なおかつ,凹凸や曲面への対応技術の素晴らしいこと.車内広告枠のアルミ部分にも,一般の壁面から途切れることもずれることもなく,きっちりとした絵柄を表現できるのだから.

レゴランド側との打ち合わせでもっとも苦労したのは,“色やイメージの忠実な再現”だったとか.確かに,あの独特なレゴの色遣いは,ちょっとやそっとでは真似ができない.それらの制約を,よくクリヤーできたものと思う.名古屋臨海高速鉄道の担当者のご苦労を思うと,本当に頭が下がる.
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戸袋の広告枠と一般内装面との段差部分.まったく隙というものがない仕上がり.

あおなみ線では,4月1日のレゴランド・ジャパン正式オープンに先駆けて,3月26日からノンストップ列車の運転もスタートした(実際には3月11日から試験運行していたのだが).これは,レゴランド・ジャパンの休園日や,営業時間の季節的な変化に対応するため,定期列車とはせず,少なくとも1年間程度は臨時列車としての運転なのだという.気の利いた対応ではないか.ちなみに,運転本数は,平日が午前の金城ふ頭行き2本と午後の名古屋行き1本.土休日が午前の金城ふ頭行きを6本,午後の名古屋行きを6本という設定.所要時間は最速で17分.通常より7分程度の短縮ということになる.運用は特に限定ではなく,ラッピング編成が通常列車に入ることも,ノンストップ列車に通常編成が入ることも,大いにあり得る.あなたの運次第ということ!

※2017.04.10:一部語句修正及び追加

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3月25日土曜日.西武鉄道40000系電車の飯能駅での出発式を見届けた僕が向かった先は,池袋駅.
 実はこの前日,24日に静岡鉄道でA3000形第2編成の出発式が催されており,お誘いを受けていたのだった.しかし,さらにその前の日の23日には横浜市交通局の新型車3000V形の撮影取材があるなど外出が多く,金曜日にはどうしても事務所にいる必要があったのだった.さらにはこの翌日の26日には別のお誘いがあって名古屋へ出掛けることになっていたものだから,ならば,と,飯能から直行することとした…と,前置きが長い.

池袋から小田原行の特別快速グリーン車2階に席を占め,熱海から三島,沼津と乗り継いで清水に到着したのは,それでも午後2時過ぎのことだった.かつての急行“東海”と,乗車時間だけでいえば,あまり変らないのだから,たいしたものである.

何十年ぶりかで降り立つ清水の駅は様子が一変,かつて海側に拡がっていた広い構内は一部が駐車場や公共施設となり,山側の駅本屋もごく近代的な橋上駅に建て替えられ…….感慨に浸る時間も惜しく,そのまま歩いて新清水へ.かつての市内線との連絡線にはがっちりと車止めが設置されていたりはするものの,この駅の周辺は往年の面影を強く残しているように思ったが,さて実際にはどうだろう.
 駅に辿り着いたとたんに姿を見せた第2編成,どこで撮ろうかと迷う間もなく巴川の鉄橋を渡っていってしまった.
 公開されているA3000形の運用…正確には“新型車輛A3000形・ラッピングトレイン運行予定”(このリンクはあくまでも参考です)…によれば,戻ってくるのは約50分後.ここで待っているだけというのもつまらないので,車内からロケハンと洒落込む.
 しかし,“確か茶畑があったよなぁ”と,40年以上前(!)の記憶に従って車窓を眺めても,変らないのは線路敷だけ.見当も付かない.草薙から総合運動場,古庄のあたりも東海道本線の静岡貨物駅や東静岡駅の新設で一変していて,気に入った場所を見いだすことができない.ということで折り返して巴川の対岸へ向かうことにした.
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折り返しの途中で出逢った第1編成.ちょうど1年前,営業運転開始を目前に控えて取材させてもらって以来の再会である.


目指したのは巴川の対岸に見掛けた公園.ちびまる子ちゃんにも登場する“かねだ食堂”の横から東海道本線の下を潜って簡単に…とは行かず,しずてつストアをぐるっと回り込んで踏切を渡って,それでもマンション敷地に阻まれ,ちょっと失礼してたどりついたポンプ場の門は閉鎖…一瞬,途方に暮れかけたのだけど,マンション隣接の公園の奥に路地がありそう……と進んでみたら,それが正解だった.
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ということで,ちびまる子ちゃんのお膝元に敬意を表して,1011+1511編成のちびまる子ちゃんラッピング編成をスナップ.あまりの人気ぶりに,この日時点でも既に当初予定を大幅に延長しての運転だったのだが,4月1日から7月末までの定期検査を終えた後も,さらにこのまま運転されることが決まったという.なにより.


なにしろ平日でも土休日でも昼間でも6~7分間隔での運転という,フリークエントサービスを絵に描いたようなダイヤだから,飽きることがない.ちびまる子ちゃんのほかにも自動車ディーラーなどの広告ラッピング編成を撮っているうちに,お目当ての第2編成はすぐに戻ってきた.
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第1編成のクリアブルーも素敵だと思ったが,このパッションレッドは一段と華やかで,どんな天候にも映える美しい色だということを確認.


そろそろ夕暮れが近づいてきて,最後はどこで写そうかと,ちょっと思案.思いついて顔合わせを…と思ったら,どうやら柚木と春日町の間あたりが確率が高そう.ということで,春日町まで行って,柚木方面へ国道1号線を歩いて戻る.
 そうしたら,地元の方と思しき同好の士が既に待機中.隣に交ぜてもらうことにした.

待つことしばし.新静岡行きが先に到着したものだから“これはダメか?”と思っていたら,ちょっと長めの停車…と,新清水行きの第1編成がやってきて,どんぴしゃり!と,思ったら……
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いきなりのハイビーム.コイト電工の最新LED燈だから威力は絶大.現像で一生懸命露出を調節して,ようやくここまで漕ぎ着けた次第.


新静岡から折り返しの第2編成を待って,清水へ戻る.初めて乗るA3000形である.
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普段着のままの外装とは一転して,車内はお祝いムード満点.A3000形キャンペーンで埋めつくされていた.苺…そういえば久能山だよなぁ…….側窓上の広告枠も,7色のA3000形の側面イラストと,それぞれの色の由来をあらわしたポスター.総合車両製作所の製造銘板(板ではないが)の下にもレインボー….


なんだかちょっと,幸せな空気に包まれて,新清水に帰着したのだった.
 と,闘い(ではないけれど)済んで日が暮れて,楽しみはといえば,せっかく宿を清水に取ったのだから,駿河湾の海の幸と地元のお酒.
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駅横商店街の,地元の魚屋さんが経営するというお店で.生しらすと桜海老.どちらも禁漁期が終わったばかりで由比に水揚げされた旬のもの.ならばお酒も由比で揃えて…お店のお薦めだった“英君”という純米.右奥は,これも漁期が始まったばかりの真鯛の刺身.

ほろ酔いのままぐっすり眠った翌朝は,再び東海道本線の電車に揺られて名古屋まで.その目的は…次回へのお楽しみ.

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締めくくりとして,静岡鉄道から提供していただいた,3月24日の出発式の模様をお目に掛けることにしよう.写真:静岡鉄道


※また,長くなってしまいました.最後までお読みくださり,ありがとうございました.
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※最初にお願いです.このところ,僕が理想とするブログの文章の長さを大幅に超えることが続いています.今回も,そうなってしまいました.どうぞ最後までおつきあいくださいますよう.

3月25日土曜日.西武鉄道40000系電車が営業運転を開始した.
 この電車については,川崎重工からの出場に始まり,本線試運転の様子列車愛称決定,報道関係者向けお披露目をこのブログで紹介し,仕上げとして本誌4月号のMODELERS FILEでその全てを紹介した.

運転開始初日は,横浜高速鉄道の元町・中華街駅で“S-TRAIN1号”発車式,西武秩父駅で“S-TRAIN1号”到着歓迎,そして飯能駅で“S-TRAIN2号”発車式が催された.
 どこへ伺おうか迷ったのだけれど,やはり自社線内での出発式を記録に残しておきたくて飯能へと向かったのだった.

やってきた飯能駅では,元町・中華街行き“S-TRAIN2号”の出発を前にお祝いムードが盛り上がる飯能駅だったが,それに先駆けて8時37分,元町・中華街からの“S-TRAIN1号”,40000系第1編成が到着,地元の祭囃子の一団の演奏と舞に見送られながら,折り返して西武秩父へと向かって行った.その車内には鉄道アイドル木村裕子さんの笑顔も見えた.

出発式の会場である3・4番線ホームには,引き続いて祭囃子が待機するほか,ケースに入った40000系の模型も飾られていた.説明書によれば川崎重工製だそうで,記念品として展示模型が現車とともに納入…寄贈されるという慣習が踏襲されたのだろう.
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流石にメーカー製だけあって,精巧この上ないし,実物の印象をよく再現しており……当たり前といえばいえるが,模型と実物とでは表現方法など異なるということを,このブログの読者ならご存じのことと思う.

9時7分に第2編成が小手指から到着.大久保勝飯能市長と飯田則昭西武鉄道鉄道本部長の挨拶の後にテープカットが行なわれ,9時18分,定刻に発車して式典も無事に終了した…実は早朝に人身事故が発生したのだが,多くの人々の努力によって定時運転に漕ぎ着けることができたのである.
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写真に向かって左から飯能市キャラクター“夢馬”,鉄道本部長,一丁目囃子保存会メンバー,飯能市長,一丁目囃子保存会メンバー,笠間秀行西武鉄道飯能駅管区長.背後で待機する元町・中華街行き“S-TRAIN2号”は第2編成.


さてこの“S-TRAIN”,土休日は西武秩父・飯能と元町・中華街の間を2往復半運転する.一方平日は所沢と東京地下鉄有楽町線の豊洲との間を3往復半運転する.
 その様子はどうなのか.平日初日の夕刻,外出の途中で時間のやりくりをつけて,ちょっと様子を探ってみた.

西武線内での“お出迎え”は間に合いそうになかったので,有楽町線の有楽町駅に先回り.到着を待つ間に,指定席券の販売機がホーム上に設置されていることも確認.ただし有楽町駅は所沢行きのみ乗車可能なので,この時間帯(午後4時前)にはシャッターがおりていたが.
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16時10分,有楽町駅に到着の“S-TRAIN104号”.ドア扱いは各車輛とも豊洲方の1ヵ所だけ.多くがこの駅で下車したが,それでも何割かの乗客は終点まで向かった.


折り返しの“S-TRAIN101号”は,西武線内のどこかで待ち受けることとして,とりあえず豊洲駅へ様子を探索に向かう.
 その豊洲では降車専用の2番線に到着し,間もなく池袋方へと引き上げていった…恥ずかしながら,豊洲の引き上げ線は新木場方にあるものとばかり思いこんでいた….ちなみに豊洲の駅の自動販売機はホームではなくひとつ階上のコンコースに設けられてる.入線を待っていると撮影に間に合わなくなるので,西武線方面へ移動.MODELERS FILEにも記した通り,40000系の列車種別表示用LEDは,シャッタースピード1/125秒以下でないと文字が切れる…….さらには対向列車や緩行列車と重ならない場所といえば練馬駅の池袋方,地上へ顔を出す辺り,ということで練馬で下車.
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地下線から顔を見せた“S-TRAIN101号”.カメラに内蔵の時計によれば17時39分のこと.寸前まで車輛の顔に夕陽が当っていたのだが…….練馬駅ではドア扱いはなく,信号切り替えのための運転停車のみである.


さて,この日の朝,池袋へ向かう列車と40000系がすれ違った.そこで昨日の朝,中村橋駅のホーム端で待ち構えていたら……
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小手指行き準急として姿を見せた.池袋7時52分発の列車である.朝の所沢方面行きはどこで待ち構えても完全な逆光.ならばいっそのこと,ということで列車が完全に背後の高い建物の影の中に入るというのが,中村橋を選んだ理由.


このまま入庫して昼寝かもしれないが,でも一往復しかしないというのも考えづらい.ということで,適当に狙いを定めて10時すぎの江古田駅に向かった.
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やってきたのが,池袋行き準急.池袋着10時39分の列車のようだ.ということでさらに待ち構えていたら,飯能行きの急行として折り返してきた.池袋発が10時50分の列車のようである.

飯能からもう一往復しているのか入庫しているのか…夕刻の“S-TRAIN”の運用を考えれば,一休みというのが妥当なところだろうか.
 沿線在住の友人からは,夕方から別の編成が地上線一般運用に充当されているとの話も聞こえている.僕自身は残念ながら,まだ実際に見ることはできないでいる.休日の,元町・中華街到着後と西武秩父到着後の運用とともに,今後の楽しい研究課題である.

※2017.03.31:今朝の小手指行き準急は6000系だった.単なる検査のための差し替えか,それとも実は運用は定まっていないのか.課題が増えたことである.

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横浜地下鉄ブルーラインに3000V形という新形式車が登場した.現車は昨年12月に豊川の日本車両で落成し,横浜市交通局上永谷車両基地に搬入済みだったから,いつお披露目されるのか,楽しみにしていたものである.
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湘南台方から見た3000V形編成.手前から3611(TC1)+3612(M2)+3613(M3)+3614(M4)+3615(M5)+3616(TC6)と続く.


基本的な車体寸法は既存の3000A,3000N,3000R,3000Sと同じで車体長幅は2,760mm,側扉は片側3枚ずつで扉幅は1,500mmである.
 一方,今回から採り入れられた新しいこといえば,主制御装置にハイブリッドSiC(シリコンカーバイド)素子を使ったこと,室内燈や前・尾燈などの照明をLED化したこと,室内側扉上に液晶の情報表示装置を設置したこと,全ての両車端にガラス製の貫通扉を設置したこと,腰掛表地の色を従来のオレンジ系からブルー系に変更したこと,ポリカーボネイト製の袖仕切りを設けたこと…….
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3612の客室全景.側扉上の液晶モニターは17.5インチワイドタイプで,列車運転情報と広告を表示する.腰掛袖仕切りはポリカーボネイト製.ガラス製貫通扉には1輛ごとに異なる横浜の観光名所が描かれている.

貫通扉の絵柄は湘南台側から,みなとみらい,赤レンガ,三塔,山下公園,ベイブリッジ.室内燈はコイト電工製の間接照明・直接照明ハイブリッドタイプ.
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運転室.右手操作式のL形ワンハンドル.これまでは片手操作式のTタイプだったのが変更になっている.メーターナセル上部にはホーム状況画像表示モニターを設置している.


主制御装置はM2とM4,補助電源装置はM3とM5,電動空気圧縮機はTc1とTc6に取り付けられている.いずれも三菱電機製.湘南台に向かって左側床下に取り付けられている.主電動機は定格出力140kWで形式はMB-5170-A,電動空気圧縮機はC2000.補助電源装置と電動空気圧縮機は湘南台に向かって左側に取り付け.

そして台車は新日鐵住金製のボルスタレスだが,中間電動車と両先頭車とでは大きく外観が異なっている.軸箱支持装置はモノリンク式で共通だが,電動台車では一般的な外観であるのに対して,付随台車では軸箱の両側にコイルバネを設けている.
 これは,両先頭車の連結面寄りに“PQモニタリング装置”を装備するための方策.“PQモニタリング装置”とは輪重(P),横圧(Q)を連続的に測定するためのシステムで,東京地下鉄などで既に実用化されているもの.ちなみにこの装置は1線区に1セットあればよいとされており,従って第2編成以降は通常構造の台車に変更されると思われる.
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電動台車SS162A.極めてあっさりした外観のボルスタレス式.軸箱支持装置はモノリンク.

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先頭車の付随台車SS182.側枠は鋼板4面合わせ構造で,軸箱の両脇にはコイルバネも配されている.写真は排障器の付いた先頭台車の集電シュー付き側.

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“PQモニタリング装置”は,中間寄り台車に装備されている.連結面側1軸は横圧を測定するため特殊な平面タイプ輪心の車輪が使われている.輪重測定装置は4輪全ての軸箱上部に設置されている.これらの装置のために軸箱支持のためのリンクは軸箱下部に取り付けられている.


営業運転開始は4月9日の予定.今後,今や最古参…平成4/1992年の登場だから25年!……となった3000A形を順次置き替えて行くことになっている.楽しみなことである.

※2017.03.24:ハンドル形状記述訂正

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先月のJR西日本“トワイライトエクスプレス瑞風”に続いて,昨日から今日にかけて,JR東日本の“トランスイート四季島”が報道公開された.
 公開されたのは上野駅13.5番線.と,いうことで,正式には“インテリアをお目にかけます”であったのだが,13番線ホーム上からは車体を中心とする外観も撮影することができた.そのあたりの観察結果を速報してみることにした.
 なお,昨年9月にはメーカーのひとつである川崎重工n兵庫工場で一部車輛の外観が報道公開されており,このブログでも紹介しているので,ご参照いただければ幸い.
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四季島の旅の始まりはここから.“プロローグ四季島”と名付けられたラウンジが13.5番線に隣接して設けられた.

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上野駅に到着した“トランスイート四季島”.画面左手が,かつて“北斗星”や“カシオペア”,“あけぼの”“北陸”などが発着した13番線


“トランスイート四季島”は,画面右手に新設された13.5番線で客扱いすることになっている.なぜ14番線ではないかといえば,このホームは元来,荷物扱い専用だったために番号が振られていなかったためである.この小数点付きの命名方法は,英国のファンタジー“ハリーポッター…”の影響を受けていること,間違いないだろう.
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13.5番線に大きく拡げられた出入口.5号車のラウンジ車である.JR東日本としては久し振りのスウィング式プラグドアの開口幅は1,500mmか.

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ラウンジ車全景.画面右がメインエントランス.奥にはピアノを備えたバーコーナーが設置されている.


“トランスイート四季島”の車輛形式はE001系.クハとはキハとかがつかない,E655系と同様の付番方式.上野駅において東京方からE001-1,E001-2,E001-3…E001-10と続く.このうちのE001-2,3,8,9の4輛にパンタグラフを搭載しており,それらの車輛番号の頭には狭小トンネル通過可能を示す◆マークがつく.同時に動力車でもある.ちなみに両先頭車も動力車で,パンタグラフの代わりに発電用エンジンと発電機を搭載する.
 そして5号車ラウンジ,6号車ダイニング,7号車デラックススイートの3輛が総合車両製作所(横浜)製であり,また同時にステンレス製車体でもある.他の7輛は川崎重工製で,アルミ合金製である.

客室の目玉は“四季島スイート”.5号車の半分を占める寝室で,定員は2名.メゾネット構造で,2階が畳と掘り炬燵の居間,階下が寝室,平屋部分がトイレと風呂…バスルームと書かないのは,浴槽が無垢の木曽檜造りだから.
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居間からトイレと風呂の方向を見る.

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寝室からトイレへの階段をのぞむ.

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同じ5号車の残り半分は“デラックススイート”.居間がないのが“四季島スイート”との大きな違い.写真はベッドルーム.画面中央の扉の向こうが風呂とトイレ.暖炉の炭の火はLED電球に照らされた水蒸気で演出.


最も数が多いのがスイート.その中で,4号車に,車椅子に対応した部屋が用意される.部屋番号は403.
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車椅子対応スイートのベッドからトイレ・シャワー方向を見る.


食事を楽しむのは6号車“ダイニングしきしま”.中央部分で段差を設け,眺めに変化をつけている.インテリアデザインの基調は“和モダン”.
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“和”というより“モダン”を強く感じさせるインテリアの,メインダイニング.


両先頭車の運転室背後は展望室となっている.今日の報道公開では残念なことに公開されなかった.開放的であるべき展望室は,上野駅地上ホームのような閉鎖空間ではその本質を感じていただけないだろうから,という理由説明があったが,ならば,いずれはどこかで堪能させていただくことができれば……と期待したい.ここでは提供写真をお目にかけよう.
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報道公開の,つい数日前の展望室.試運転中に撮影されたもののようである.確かに開放感満点.前方あるいは後方視界の制限を,上方への展開が充分に補っている.この写真のみ:JR東日本

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そして最後に,ガラス越しに撮影した運転室.ハンドルは左手操作のワンハンドル.メーターはオーソドックスなアナログ指針式.


営業運転開始は5月1日からと発表されている.上野から日光,函館,登別,弘前,鶴岡と巡って上越線経由で上野着.乗客として乗るチャンスは,僕に与えられるだろうか.まずは概要を専用ウェブサイトで調査……

※2017.03.18:一部語句修正


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