このところ,関東地方の鉄道では新車構想の発表やメーカーでの落成が続いている.ここでも春以降,3月31日には京急新1000形1800番代,4月7日には富士急行“富士山ビュー特急”,4月14日には西武鉄道“52席の至福”公開,4月21日にはJR東日本“伊豆クレイル”,8月25日にはJR東日本の“四季島”,外観お披露目,8月31日には東京地下鉄13000系報道公開,9月8日には西武鉄道40000系のメーカー出場,10月20日には小田急70000形新造30000形大幅リニューアル概要発表…….

12月に入っても東京都交通局浅草線の5500形が発表され,来年度に最初の1編成がデビューするという発表があった.そして少し遡って5日には箱根登山鉄道から“アレグラ”の2輛編成を投入すると発表されていた.
01_5500_外観
東京都交通局の浅草線に投入される5500形.“日本らしさとスピード感が伝わる車両”をコンセプトとし,“国際的にも日本のイメージとして一般的で、かつ浅草線沿線とゆかりのある歌舞伎の隈取りを現代風にアレンジ”して“凛々しく躍動感あるデザイン”を実現したという.内装は,“和紙や寄せ小紋のほか、東京の伝統工芸品である江戸切子などの柄とともに、沿線由来のイラストを使用し、落ち着きのある和の雰囲気の中にも遊び心がある空間デザイン”を具現化している.写真:東京都交通局


平成29年度に1編成8輛,翌年度に7編成,さらにその次年度以降,順次投入の予定という.ちなみに製造は総合車両製作所横浜事業所が担当する.これは総合車両製作所のプレスリリースで発表されている.

さて,箱根登山鉄道.
 平成26/2014年11月に華々しくデビューした3000形“アレグラ”.大好評をもって迎えられ,大車輪の活躍が続いていると聞き及ぶ.一方では旧型車の老朽化は著しく,置き替えは急を要する.さすがに吊り掛け式のモハ1形は2本4輛となったものの,モハ2が3輛あり,昭和56/1981年に登場した1000形も気がつけば車齢35年を数えるようになった.
 いずれ新車の投入は必須…とは思っていたが,ようやく発表されたのが,3100形というわけである.
3100形_外観パース2
発表された外観図その1.パンタグラフは3000形と同じだとすれば強羅方ということになろうか.クモハ3100形と3200形のペアと発表されている.とすれば,3100形が強羅方と思われるが,さて.写真:箱根登山鉄道

3100形_外観パース
箱根登山の電車で常に注目される連結部.貫通扉は見えるものの,幌で繋がれてはいない.非常時のみの使用ということになるのだろう.写真:箱根登山鉄道


さて,両運転台車2輛と片運転台車2輛とで,どのぐらいの違いがでるのだろうか.
 公表された数値によれば,定員は75名×2=150名に対して,164名だそいう14名の増.客室長さは3000形の11,340mmに対して12,460mm.運転室の存在がいかに大きいか,これで判ることだろう.ちなみに性能的には全く同一で,単純に2倍になるという.

デザインは前回同様,岡部憲明アーキテクチャーネットワーク.製造所は,公式の発表はないものの川崎重工で間違いない.今回は2輛1編成を製作する.落成予定は平成29/2017年4月,営業運転開始は5月.製作費や2輛で約6.2億円と発表されている.
 来年の春は,箱根にも,通うことになりそうである.