JR東日本の山手線には,ひと月に何度か(でもまぁ,その程度ではある)乗る用事がある.去年の春以来,そのたびにE235系との遭遇を楽しみにしてきたわけだが,約50分の一の確率では,おいそれと願いが叶う訳もない.そのあたりの事情は,今年2月9日付けのここに記した通りである.
 その後も,結局2月も3月も,E235系電車とはご縁がないままに過ぎ去ってしまい,4月ももう10日を経過した.
 そんな今日,ようやく!
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山手線外回り電車に乗っていたらすれ違ったので,例によって逆方向に移動して巣鴨駅ホームの池袋方,桜が咲き誇る土手の下で待ち構えて捉まえたのが,この写真.外回りの電車がやってきたけれど,この場所なら安全確実,というわけである.


目撃談によれば,2月は梅,3月はタンポポで,去年と同じ絵柄だったようである.5月以降も精進して,来年の2月には完揃いを達成したいところである.

さてその山手線.3月の末には,反対側のホームに停車していたヤテトウ549編成の床下に違和感を覚えたので目を凝らしてみたら,電動空気圧縮機の箱のディテールが異なっていることに気づいた.次の出会いを待って撮影したのが,下にお目にかける写真.
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箱の蓋に,“Atras Copco”という銘板がある.編成はヤテトウ549,3輛のモハE230のうち,真ん中のモハE230-646だけが新しくなっている.

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モハE230-647の電動空気圧縮機箱.こちらがE231系の標準品である.形式はMH3119-C1600S1.クノールブレムゼ製.


最近の電動空気圧縮機の多くは四角い箱におさめられているので,どこがどう違うのか,よく判らないわけだが.それでも蓋の形と数が違うことが,見比べれば理解できるだろう.ちなみに三菱電機製はステンレス鋼の無塗装が標準なので,識別が簡単.

Atras Copcoという名前,耳に覚えがあると思ったら,一昨年の7月に東京有楽町の国際フォーラムで開催された“第9回 UIC高速鉄道会議”に出展していた,スウェーデンの会社である.このブログと,本誌の2015年8月号Coffee Cupでレポートしているが,この会社について説明しているのは本誌の方.“1873年の創業以来コンプレッサーを製造しており,床下吊り下げタイプで能力毎分1,400リットルクラスの製品を日本の大需要家にアタック中のこと”とある.その成果のひとつが,この試用(おそらくは)ということなのだろう.

このコンプレッサーを撮影するためにヤテトウ549編成を待っている間,なんとなく他の編成のE231系を眺めていたら,側窓の上辺に逆三角形(▼)の表記があるのに気付いた.いつごろからなのか……少なくともデビュー時には,なかった.
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側窓の上に▼マークが.その指し示す先にはドアコックが.ホームドアの新設に伴って,ドアコックの位置の確認が難しくなったことに対応したものだろう.モデルではよいピンポイントのアクセントになるだろう.平成29/2017-3-27


今日の最後は,山手線の西半分で並行する山手貨物線を走る,東京臨海高速鉄道の70-000系電車の変化.主制御装置などのシステム更新が進んでいることは知っていたが,最近になって,前照燈が明るい編成が増えた.観察してみたら,コイト電工製の新型LED球への交換が急速に進んでいたのだった.
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原宿の駅を通り過ぎる70-020編成の後尾.静岡鉄道A3000形など採用例が増えている,丸形配置のLED前照燈である.平成29/2017-4-1


そして特別?附録が原宿駅ホームの変化.
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お正月にだけ使われる臨時ホームに,大掛かりなパイプ枠が構築されている.駅の大改良工事の一環である.


この工事,昨年の6月に実施が発表されているもので,駅本屋を現在地から線路上に移動し,臨時ホームを外回り専用ホームに転用する.完成は平成32/2020年の予定.現在の本屋はどうなるのだろうか.

※2017.04.14:E231系配置標記訂正.トウ=東京総合車両センターです
※2017.08.25:車号訂正