先週の京王電鉄新5000系に続いて,今度は相模鉄道に20000系電車が到着した.
 とはいえ,まだ報道公開されたわけではなくて,製造を担当した日立製作所から,かしわ台車両センターに到着したばかり.
 前回の11000系からは約8年ぶり新型車ということになる.今回は製造が東急車輛(現在の総合車両製作所)から,久し振りに日立に変更されたことによって,各種試験などが入念に行なわれることになるのだろう.いまのところ,6月5日に発表のニュースリリースでは,今年12月の営業運転開始予定とアナウンスされている.だから,お披露目も,もう少し時間を要して秋頃になるのではないかと思われる.

とはいえ,一日も早く,一目でも見てみたいというのはファンの素朴な気持ち.甲種輸送(辛うじてウェブ版本誌8月号に掲載が間に合った)でその姿に接する幸運に恵まれた方も少なくないだろう.僕もなんとか相模貨物駅に到着の姿を,と思っていたのだけれど,あいにく他の用事が重なって,果たすことができなかった.
 そうしたら,その僕の気持ちを察したかの如く,小林裕樹さんから,甲種輸送中の姿が届いたので早速お目に掛ける次第.併せて,写真を観察して判ることを,推定,想像も含めてお届けしてみる.
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東海道本線で牽引を担当したのはEF66 30.いつまでも花形と思っていたEF66も流石に数を減らしている現在,貴重な晴れ舞台だったかもしれない.西岡崎-岡崎 2017-8-1 写真:小林裕樹
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東京方(横浜方)先頭車は20101.塗色は横浜ネイビーブルー.9000系のリニューアル車で採用された新標準色である.台車は新日鐵住金製だろうか,モノリンク式のボルスタレス.側扉脇には半自動扱いスイッチが取り付けられているのが見える.西岡崎-岡崎 2017-8-1 写真:小林裕樹

2輛目以降の車号は
20201+20301+20401+20501+20601+20701+20801+20901+20001.
 これだけではどれが電動車なのか判らない.けれど,
20201,20401,20501,20701,20901の5輛にパンタグラフが付いているから,いわゆる1M方式で編成では5M5Tなのではないかと想像できる.
 台車が普通のボルスタレスということから,相模鉄道伝統の直角カルダン復活はなかったようだ.残念(!?).
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8号車20801.付随車だろうか.補助電源装置を取り付けている.銘板が20101の床下にある“HITACHI”とは異なるように見える.どこだろうか.もしかしたら東洋電機製造? 両端の側窓には優先席のステッカーが貼られている.西岡崎-岡崎 2017-8-1 写真:小林裕樹

20101の左には20201の,20801のには20901の姿もちらりと見えるが,それぞれの床下に,主制御装置の箱が見える.20901の屋根上にはシングルアームパンタグラフが載る.電動空気圧縮機は反対側に取り付けているのだろうか.
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そして目の前を通過して行く20000系.後部運転台には,相模鉄道のマスコット“そうにゃん”が鎮座していた.車体を観察すると,側扉下部,台枠部分が大きく折り曲げられているのが判る.ちなみに,アルミ合金製と発表されているから,ダブルスキンで摩擦撹拌溶接工法なのだろう.太陽の光が反射する車体は極めて滑らかな仕上がり.西岡崎-岡崎 2017-8-1 写真:小林裕樹


さて,最初に記した通り,営業運転開始は12月の予定と公表されている.昼間の本線上に姿を見せるのはいつなのか.大いに楽しみである.