日々の記録が大切,といい続けている僕である.
 実際,とりわけコンパクトデジタルカメラを振り回すようになった平成12/2000年ごろ以降は,常に持ち歩くようになった…流石に一眼レフカメラを毎日,というわけにはいかない….
 そんなこんなの,僕なりのメモは,折りに触れてここでご紹介しているけれど,今年は8月31日のここでも記した通り,なんだかバタバタしていて,発表の間が開き気味となっていた.8月31日にしたって,西武鉄道の2063編成と6014編成の話に終始して,他の変化についてはお話できていなかった.そこで今日は,春以降の話題の総棚ざらえ!?

最初は東急電鉄5050系のこと.東横線から乗り入れてくるこの電車,本来なら田園都市線用の5000系が混じっているというのは,9月14日のここでご紹介している.けれど,実は5050系の編成に5000系中間車を挟んだ編成が存在する.5170と5171の2本の各サハ2輛(5470,5471,5570,5571)と5172編成のサハ1輛(5472)がそれ.改番しているのでちょっと見にはわからないけれど,5470,5570,5472の3輛は,編成のほかの車輛と空調装置のメーカーが違って日立製でキセの形も異なっている.さらに側面幕板の列車種別・行先表示装置が二分割されていて種別だけ幕式なので,すぐに判別できる.
 ところが4月の初めごろ,ここがフルカラーのLEDに取り替えられているのに気づいた.ご本家(?)の田園都市線ではどうなのか,都心へ出掛けた時に確かめてみたら,先頭の種別幕も含めて,こちらもちゃんと交換されていた.
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東急5000系初期車の種別・行先表示装置.種別が幕式.写真は同形の横浜高速鉄道Y500系のもの.こちらは本日現在,幕のままで改造の兆しは見えない.
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サハ5472の表示装置交換後.行先は3色LEDのまま.


続いては東京地下鉄7000系の話題.4月の終りごろだっただろうか,車号が営団地下鉄以来の独特書体で戸袋窓付近にも表示されはじめて,一気に完了したのである.
 どうやらホームドアの完備によってこれまでの腰板の車号が駅で隠れてしまう,というのを解消したかったのだろう.今になって?という気がしないでもなかったが,まぁ,なんらかの事情で実施されたのに,違いはない.
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東京地下鉄7000系7029の戸袋部に追設された車号表記に初遭遇した時の写真.伝統の書体を継承しているのが嬉しいではないか.


東京地下鉄10000系は,昨年から種別・行先表示装置のフルカラーLED化が始まり,それは昨年5月19日のここでご報告した.これも一気に完了するかと思っていたのに,特に今年度に入ってからはパッタリと止まっている様子.どうしたのかと思っているのだが.
 そんな中,ごく短い軌間だったけれど,10102の編成が,久しぶりに8輛化されて西武線にもやってきた.
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東京地下鉄10000系の8連が5月上旬に姿を見せた.写真は5月3日の練馬駅.ほんのちょっとで10連に復帰してしまったようだ.


西武自身の車輛では,30000系の室内照明LED化がどのように進のか,興味津々なのだけれど,近年のLED照明の色は蛍光燈のそれに近づいていて,外から見たのではなかなか判別できなくなっている.だから実際に乗ってみるまで判らないわけで…….
 …と,気にしていたら,新宿線と池袋線との間で2000系や30000系のやり取りがあるらしく,見慣れない番号が目の前に現われたり,馴染みの編成が姿を消したり…….
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昨年秋に池袋線から姿を消した38116の編成が,9月末に舞い戻ってきた.でも,イベントかなにかの増発に備えての臨時措置だったようで,すぐに新宿線へ戻されてしまった.写真は9月29日の練馬駅.


9000系の淘汰が始まると発表された西武池袋線の車輛陣が,どのように変って行くのか,これからも目を離すことはできなさそうである.