日常の話題の続きはJR東日本の山手線E235電車.
 去年7月23日のここで“JR東日本 E235系量産車 続々落成中”と題して登場をお伝えした,E235系量産編成.平成29年度に予定されていた増備分15編成が出揃ったかと思ったら,引き続いて4月に入ってすぐに今年度分と思しき編成が新津から到着し始めた.
 そろそろ全体の3分の1を占めるようになって,それほど待たずに乗ることができるようになった.これだけ連続して製造されているのだから,バリエーション展開はない…といいたいところだけれど,仔細に観察してみると,いくつかの変化を見ることができる.
 その第一は,トウ12編成の3号車,モハE235-36の屋根に…….量産先行車トウ01編成のモハE235-1と同様のLED投光器や機器箱が取り付けられた.電車線路設備検測装置である.昨年の12月も押し迫ったころに営業運転に就役したようで,正月に発見してはいたのだけれど,なかなか写真を撮るチャンスがなくて,今週の月曜日,夕方の待ち合わせに先がけて,ようやく品川で捉まえることができたのだった.
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パンタグラフ…東京駅での神戸(熱海)方…の隣りにはふたつの箱とLED投光器を取り付け.
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空調装置を挟んで上野方には3つの箱を取り付けている.

少なくとも外観で見る限り,本誌2015年6月号(通巻486号)のMODELERS FILEに掲載した,量産先行編成に取り付けられた装置と変わるところはなさそうである.中身については……調べてみることにしよう.
 そういえば,トウ01編成の設備はどうするのだろうか.2編成用意して外回りと内回りを同日に検測する体制をつくるのか?それともトウ01編成のそれは撤去されるのか?
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上の2枚の写真の1時間後.もう待ち合わせ時刻までギリギリなのだけれど,外回りを一周してきたところでなんとか撮影できた外観全体.
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パンタグラフ周辺を海側から見る.この日は検測していなかったようで,投光器は消燈していた.

二つめは,トウ16編成の東京方(東京駅での上野方)先頭車であるクハE235-16.この車輛の運転室と客室との仕切り壁櫛桁部に,普通では取り付けられていないプレートが1枚ある.これは本誌の4月号情報室やMODELERS FILE“東急電鉄2020・6020系電車”でお知らせした通り,総合車両製作所新津事業所が,JR東日本新津車両製作所時代からの通算で5,000輛製造を達成した記念の,プレート…ではなくて,実際にはステッカーなのだけれど,立体感を上手く表現したデザインで,どうみてもプレートなのである.
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仕切り壁上部全体.向かって右に普通の銘板と車輛番号札.左が記念プレート.
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プレートのクローズアップ.“新津事業所”と“5000両製造記念”の文字を横切るのは室内燈の反射ではなくて,これもデザインの一部.引き抜きリベットまで表現されているところが凄い.

どこかで見たことがあるような…と思ったら,総合車両製作所の,東急車輌製造から通算して8,000輛目のオールステンレス車であるクハE233-6023に取り付けられたのと同じデザインであった.

三つめは量産先行編成.これはまだ,ちらっと見ただけなので確認できていないのだけれど,どうやらATS-Pを撤去したようで,先頭車の保安装置標記が“C”だけになっていた,ような,気がする.もともと試運転で各線区へ入る必要から搭載されていたものだから,もう必要がないのだろう.重量の標記はどうなっただろうか.他にもまだ気づいていない変化があるかもしれない.山手線もまだまだ観察のネタは尽きない.
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そうそう,月替わりのE235系バックサイン.2月の“梅”が未撮影で残っていたけれど,夕闇迫る大塚でなんとか捉えることに成功している.ちょっと不自然なアングルだけれど,スナップ可能な時間的余裕がある外出ってほとんどなくて,2月はこの日だけだったのだから.それはご勘弁を.とにかく,これでようやく“コンプリート”! ちなみに4月の“桜”は,去年までと同じデザインである.