JR東日本渋谷駅での工事実施が5月25日終電から27日の22時までと,6月1日終電から3日の22時までの2回だった.その直前の状況をお伝えしたのが,6月7日のここである.
 “その後は江古田に缶詰で…….(切り替え完了の姿は) 来週以降のお楽しみ.”などと記したのだけれど,早いもので,ひと月が経ってしまった.
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まずは5月31日付けのここで6枚目に掲載した写真と,ほぼ同じ場所から撮影した“今昔”.折りしもやってきたのは,同じE259系“N'EX”.

旧線の上には建設車輛が留置されていて,ホームも先端は閉鎖されていた.目の高さが大きく違うのは,新線が旧線よりも高い位置に敷設されているからである.この場所から恵比寿方を振り返ってみれば…….
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7段もの階段が新設されていた.新設ホームそのものは,恵比寿に向かって低くなるように傾斜している.線路の勾配に合わせた結果である.


なんでこんな勾配が,と,一瞬は思ったのだけれど,新しい埼京線・湘南新宿ラインのホームを山手線用ホームと同じ高さに揃えた上で,恵比寿までのあいだで従来の線路とおなじ高さに揃えるために必要な勾配,ということで,納得したのだった.
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在来ホームと同じ高さに揃うのはこのあたり.新南口よりも南側…もう,ホームの中ほどである.そういえばホーム移転後は新南口って,どうなるんだろう.この場所から南へ振り返ると,北端で失われた長さを補うために延長されたホームが見える.

山手線ホームから貨物線を見渡すことができたのは,さらに1週間以上を経てからだった.6月7日の6枚目で記した“ホーム北端近くに構築中のこの構造物が,階段やエスカレーターやエレベーターのスペースになるのかとも思うのだが……”という予想は大外れで,下の写真のような状態になっていた.
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意味ありげな囲いは,完全に姿を消してしまっていた.もしかしたら高架の下になにか構造物を作っていたのだろうか.

そして宮益坂下架道橋はどうなったか.ここは地平から見るより,いつものShibuya Hikarieから見下ろした方が解りやすそうだということで,11階へ.
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まずは5月23日の様子.
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そして6月23日.6月7日に紹介した立派な銘板は,新たに取り付けられたボードのためで見えなくなってしまった.惜しい.旧線との位置関係は街路樹や歩道の囲いなどとの関係で理解していただけることだろう.

そして,6月16日の終電後から翌17日の10時40分頃までの間には,品川駅で京浜東北線南行きホームの切り替え工事が行なわれている.もちろんこれも観察してきてはいるのだが,ご報告は来週……かな?