新車の発表や報道公開が,ちょっと一段落したところで,久し振りに日常の話題をひとつ.
 今年の夏は,とれいん9月号で特集した,JR東日本の線路設備モニタリング装置搭載車を追いかけるのに終始した感じだが,その合間に発見したことを,今日はお話してみようと思う.
 それは,表題のとおりE231系とE233系のLED前照燈のこと.京浜東北線では既に交換が完了しているようだが,中央快速線電車のE231系にも少しずつだけれど普及しつつあることに気づいてはいた.8月16日付けのここでも“快速線のE233系T39編成.前照燈を森尾電機製LEDに取り替えた編成である”と記している.素朴な疑問は,6+4輛の分割可能なH編成の中間がどのようになっているか,ということだった.
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新宿駅で,LEDに交換した中央快速用E233系を待っていたら,やってきたのはH51編成だった.すかさず中間のクハを観察してみると……
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オリジナルのHID球のままだった.

このE233系H編成には,定期的な分割併合運用がない……わけはなく,富士急行線へは大月から4輛だけが入って行くし,休日には五日市線と青梅線に“ホリデー快速”として運転される際に拝島で4輛と6輛に分割併合が行なわれる.にもかかわらずHIDのまま残されているということは,LEDへの交換の目的は,中央本線で運転時の安全度向上ということなのだろうか.

さてこの日,中央快速線に出向く前の湘南新宿ラインホームに到着したE231系を見て驚いた.前照燈がLED化されていたのである.
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該当編成は小山車両センターのU521.こちらはコイト電工製の花形が使われていた.写真は下り向き先頭車クハE230-8021だが,上り向き先頭車も交換済みであった.

E231系近郊形といえば,三菱電機製のインバータ式主制御装置は,変調音が特徴的だった.しかし機器更新で新型に取り替えが進み,小山車両センターは後年に追加新造されたグループを除いて工事が完了したようである.加速中に音階が下がり減速で音階が上がるというのは,僕の馴染まなかったので,ちょっとホッとしている.“あれが好き”という方には申し訳ないところだが.

閑話休題.LEDは,常磐線のE531系でも目撃した.7月のことである.
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鶯谷のホームで何気なく常磐線の列車を眺めていたら,LEDの輝きを放ちながら近づいてくる上野行き列車が.撮影の間もなく目の前を通過し…後尾を狙ったら,普通のHIDだった.
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あれ?というわけで,折り返しを待ってみた.現われた列車の最後尾は…影になってしかも遠目だから,写真では少し判りづらいが,間違いなく森尾電機製のLED球だった.
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大胆にトリミングした上,思いっきり明るくしてみた.これでご理解いただけることだろう.それにしても最近のデジタルカメラの性能に,改めて感心させられたことである.

それにしても,中央快速線のE233以上に,“なぜ片側だけ?”という大いなる疑問が湧く改造方法である.真の理由は,そのうち判明するだろうか.

そういえば線路設備モニタリング装置のその後だが,勝田の651系や松戸の常磐快速用E231系に搭載されたとか,小山や国府津のE233-3000番代に予備車としての取り付け準備工事が施されたなどという知らせが届いている.ただし,いずれも写真はおろか,僕自身はまだ目撃すらできていない.また,横浜線のH015編成のサハE233-6215だけをH014編成に組み替えて運用中という話も聞こえてきた.こちらも,目撃も写真はまだである.いずれにしても,改造は着々と進行中ということである.そのあたりはいずれまた,改めて纏めてみたいと思っているところである.

※2018.11.09:ホリデー快速の編成輛数修正
※2018.11.11:ホリデー快速分割について再修正