西武鉄道30000系に新型のアンテナが取り付けられたのを発見した,と,記したのは昨年12月6日のここだった.
 ところがその直後の12月12日朝,2輛編成の2000系にも同形のアンテナが取り付けられることに気づいてしまったのだ.今までにも遭遇しているはずなのに,なぜ気付かなかったのか.むしろこちらの方がはやかったようにも思えるのに……通過する電車の列車無線アンテナの違いを識別するなんて至難の業,ということだけれど,多分,“気にしていなかった”というのが本当のところだろう.
 朝一番の用事を済ませて石神井公園の駅のホームで電車を待っていたら,やってきたのが池袋行きの準急.2091…2092の編成の8輛に2461+2462の2輛を足した10輛編成.待っていたところにその連結部が停車したので何気なく屋根を見たら,左右で異なる形のアンテナがついていたというわけである.
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右が2091,左が2462.シルエットが異なるのがわかるだろう.

思わず飛び乗って(危険な駆け込みではありません.念のため……)練馬で改めて観察.クローズアップの写真を撮る余裕もあった.
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練馬ではホームの向きが逆なので,左が2091で右が2462となる.

ここで各停に乗り換えて江古田へと向かったわけだが,そういえばと気づいたのが,運転室の中は変化しているのだろうかどうだろうか,ということ.遅かりしである.

再びこの編成に出会うことができたのは,昨年も押し迫った112月27日の夕方,池袋まで人と会うために出掛けた帰り道だった.
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概ね見慣れた風景ではあるが,気になったのは圧力計の右の,NECの銘が入ったモニター.今までは数字キーが脇に付けられたドットマトリクスディスプレイだったはずだが…….
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車掌室側.貫通路寄りの天井から棒状のアンテナが下がっている.これを取りつけることによって,屋根上のアンテナを1基で済ませることができているのだろうか.

発車までに少し時間があったので,基本編成側の運転室も窓越しに撮影してみた.この日のペアは東急車輌で更新工事を施工された2071…2072の編成だった.
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モニター以外は,ほんとうに2462と変わりがない,2071の運転台.強いていえば,圧力計の前にステッカーが1枚貼られていることぐらい.このステッカーには“電子笛装備車”と記されている.
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2071の車掌台.こちらも,棒状アンテナがないことを除けば,ついている機器類は同じであるように見える.

と,いうことで,次の課題は,新型アンテナを装備した30000系の運転室がどうなっているか,そして,床下機器に変化はないかどうかの確認ということになる.次にこれらの編成に出会うことができるのは,いつのことだろう…….ことが一気に進まないのは,歯がゆいことではあるが,それはそれとして,少しずつ観察を積み重ねてゆくというのも,また楽しからずや,だろう.