なんだか脈絡のない取り合わせだと思われたあなたは,正しい.実際,相互に関連性はない.ただ,これまでに僕がここで触れてきた話題のうち,この1ヵ月の間に発見,確認できたことを並べたものだから.
 最初は山手線のE235系.昨年12月20日付のここで,“実感としては半分を越したような……”と記しているが,それから半年,編成番号が37に達した.全部で50編成を投入することになっているから,7割を超えたことになる.
 そこで,このE235系の尾燈に2種類ありそうだとも記しているのだが,その後の継続した観察によれば,どうやら奇数番号の編成でクリヤーレンズを使っているらしい.まだ全部の編成が落成してみなければなんともいえないけれど,この第37編成もクリヤーレンズである.
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大崎駅に停車中のE235系第37編成.行先表示の両脇,尾燈レンズが白っぽく見える.
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6月のバックサインであるアジサイを表示しながら発車してゆく第37編成.尾燈の赤が,やや白っぽく見える.

そうこうしているうちに,早くも第38編成が運用に投入されているらしい.けれどまだ確かめるには至っていない僕である.

2番目の話題は埼京線のE233系7000番代.相鉄乗り入れ対応のため手歯止めの位置や色が変化し,中間連結器箱を新設していると報じたのは,5月16日のここであった.その時には,海側しか観察できず,山側は未確認であると記している.僕の行動範囲で,埼京線電車の山側を確認できる場所は少ない…と,思っていたら,なんのことはない,西武池袋線の池袋駅特急ホームから,楽に観察できてしまったのだった.それは,“西武鉄道Laview 3編成フル稼働!”というタイトルで001系の活躍ぶりをお伝えした6月13日のことであった.
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6号車サハE233-7001~の大崎・新木場方に取り付けられた白い手歯止め.
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4号車モハE232-7001~の大崎・新木場方にも取り付けられていた.

最終的には,モハE233とモハE232の連結面に,海側とは対角線上に取り付けられている…いや,サハE233は例外的だ.ちなみにこの日に観察できたのは新宿駅でのサンプルと同じ,トップナンバー編成であった.
 なお,今回増備分はこれまでに7編成が総合車両製作所横浜事業所から出場したようである.そのどれにもまだ,乗車する機会は得られていない.

そして今日の夕方.用事を済ませるため早めに事務所を出た僕が江古田駅に到着した途端,池袋行きとして到着した20000系8連トップナンバーの前照燈が白く光っていることに気づいた.慌てて編成後部へ回ってみたら……
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コイト電工製花形LEDだった.つい先日まで,オリジナルのシールドビームだったという記憶があるのだが…….

そしてやってきた30000系に乗って練馬近辺に達した頃,またもや池袋方面行きの20000系に真っ白な光の前照燈を見た.こちらは10輛編成のようである.どの編成だろうか.

ということで,僕の知らない間に,西武池袋線で,新しい変化が始まっていたようだ.観察,怠らないように…….