このブログでも度々進捗状況をレポート(例えば2018年5月3日付けのここ)していた,東京地下鉄銀座線の新しい渋谷駅が開業した.
 昨年12月28日の始発から6日間も区間運休しての大切り替え工事の末,新年1月3日の始発から営業を開始した.開業の式典には取材のお誘いをいただいていたのだけれど,どうしてもうかがうことができなかった.
 その代わりに?2日の午後,営業を停止している渋谷駅の様子を探りに(?)行った.
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元の降車ホームからの出口.完全に封鎖されていた.
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東急百貨店東横店西館から2階から3階の改札に向かう階段.完全に閉鎖されているのかと思ったら,少しすき間がある.なぜ?と思ったら,この階段を上がったところに神戸屋キッチンという,神戸屋のパンを販売するとともに,その場で味わうこともできるお店が営業を続けていたのだった.

そして明けて3日は,午後一番に新宿で人との待ち泡が予定されていた.そこで,少し早めに家を出て,営業初日の様子をウォッチと,洒落込んでみた次第.
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きのうは閉鎖されていた元の降車ホームが解放されている.新駅ホームへの仮通路ということらしい.
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新ホームの端,改札前から見た旧ホーム.右が乗車ホームで左が降車ホーム.奥が留置線である.

構内に入るのは後回しにして,まずは定点撮影していた渋谷ヒカリエの上へ……
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11階,東急シアターのロビーから見下ろした,新しい地下鉄渋谷駅.M字形の屋根が特徴である.これは“東京メトロ”のMかと思っていたのだが,実はそうではなかった.

取材してみると,最初は一般的な構造でデザインされていたのだが,周辺に強すぎる存在感を与えないようにドーム型に変更したのだという.単純なアーチでないのは,将来的に中央の窪んだ部分にオープンデッキを設ける構想があるからだという.

さてここで,時計を1年半巻き戻して,2018年6月23日に同じ場所から見た風景をお目に掛けることにしよう.
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まだドーム屋根は影も形もない.画面左側のビルも建設工事たけなわである.
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時計をさらに一月半戻した5月6日.降車ホームから新駅方向を見たところ.新しいホームの土台が姿を現わしつつある.
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時計を2020年に戻して,新しいホームの浅草方から終端側を見た風景.電車が停車中のホームは,この先で行き止まりの1番線.右側の,電車が到着しようとしているのが2番線である.上の写真で大きくカーブしている線路が,幅12メートルの,広い広いホームを確保するために直線的に敷き直されているのが判る.

さて,この写真で気づかれたことがあるだろう.最新の駅にしてはホームドアがないことに.今回の開業はあくまでも暫定的な状態であり,まだ完成ではないということの証しのひとつである.それは,ホームドアのほかにも,本格的なトイレの設置や,渋谷ヒカリエの2階に接続する改札,明治通り方面の改札内にはエレベーターも設けられることになっている.ホームドアとエレベーターはオリンピックまでに完成する予定とのことである.

何度も通った工事途中の写真や,後方からご提供いただいた年越しでの切り替え作業の様子もご紹介するつもりをしていたのだけれど,なんだかいつまでも終わらないブログになりつつあることに,気づいてしまった.そこでそれらのご紹介は次の機会にさせていただいて(広報の皆さん,ごめんなさい),全く新しい,明治通りの東側(渋谷ヒカリエ側)に新設された地上の改札口をお目に掛けて,今回は締めくくりとさせていただこう.
 地下鉄の他の路線との乗り換え通路がどのようになっているのか,それも,今後の探検(!)レポートをお楽しみに! だから,タイトルにも“序章”を付け加えたわけである.
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なんだか地下鉄ではなくて普通の高架線上の駅と変らない風情.それにしても,画面左端に見える切符の自動販売機の数の,なんと少ないことか.こんなに乗降者の多い駅なのに,たったの2台しかないのだから!