昨年9月19日付のここで,JR東日本高崎支社の旧型客車リニューアルについてお知らせした.
 同支社には現在.3輛のオハ47(オハ47 2246, オハ47 2261, オハ47 2266),1輛のスハフ32(スハフ32 2357),2輛のスハフ42(スハフ42 2173, スハフ42 2234),1輛のオハニ36(オハニ36 11)と,合計7輛の旧型客車が配置されている.
 発表された計画では,車内がペイント仕上げの車輛に木目模様のラッピングや塗装を施してクラシックさを強調するとともに,スハフ42 2173は“ラウンジカー”に仕上げるということだった.
 今日3月12日,そのうちラウンジカーが報道公開された.
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高崎駅構内電留線で公開されたスハフ42 2173.外観的には妻板に列車無線アンテナが取り付けられている以外の変化はない.このアンテナは以前から装備されていたものである.窓ガラス部分がとても明るいが,その種明かしは,最後までお読みいただければ……

大きく変った内装だが,まずは横川・水上方から全景を眺めてみると…….
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腰掛の配置は大きく変っているが,フレームは従来のものを使っているので違和感はない.板張り風の床は,雰囲気をよく演出していると思う.天井燈は蛍光燈色のLEDに交換済みである.

上野方から眺めると,下の写真の光景が展開する.
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サービスカウンターが大きく張り出している.木目の色がオリジナルを残している内壁に比べてちょっと明るい気がするが,違和感のない範囲だろう.外観の写真で明るく見えた窓ガラスの内側の正体は,これ.斬新な柄の日除けカーテンである.

日除けカーテンは同柄で色違いが3種類用意される.写真の真紅はラウンジカー専用で,他はそれぞれの腰掛表地の色に合わせてが4輛がオリーブ,1輛が群青となる.スハフ32の木製鎧戸はオリジナルのまま残される.
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4輛に採用されるオリーブ色バージョン.桐生織や伊勢崎銘仙をはじめとする群馬県の織物柄をモチーフにしている.花や木も群馬県各地にちなんで選ばれている.マスコットキャラクター“ぐんまちゃん”や,群馬県の風物詩である冬のからっ風と夏の雷を表現するために風神雷神も顔を見せている.

と,いうことで,期待していた以上の仕上がりを見せたこのリニューアル客車.営業運転は4月4日が予定されている.
 具体的には,“「群馬DCオープニング号」・「ダブルSLぐんま号」乗車と日帰り水上温泉』”という,びゅうトラベルサービス発売の旅行商品列車から始まることになっている.
 この列車は東京駅発着のツアーとして企画されている.水上着は12時15分,水上発は15時20分.牽引はC61とD51の重連だという.
 これは行かねば!なのだが,既に定員一杯の申し込みがあり,本日現在は“キャンセル待ち”状態である.残念!
 でも,これからも旧型客車を使った列車は運転されるわけだから,少し落ち着いてからゆっくりと乗ってみるのも一興かもしれない.