現代の東急電鉄5000系は,その構成が複雑極まることでファンの間では有名である.その一端は2013年4月18日のここで前頭部分のバリエーションについて少しだけ観察してみたこともある.
 その他に側窓部と幕板および腰板のステンレス後半の仕上げの違いや空調装置の種類……バラエティは数え切れないほど.中でも4000番代は,系列が4000経過と思ったら5050系4000番代なのであり,さらにその中でも第10編成は車体幅が5000系と同じだったり……. 5050系の8輛編成は5176編成の中間車1輛が総合車両製作所のsustina車体だし,5177編成にはスノウプラウがついた.主制御装置もそれ
までの5050系とは違っているようだし.そして今年登場した5178編成は,さらに変化が…….

そして5178編成の時に少し記した,4000番代が増える予兆…が,いよいよ7月中旬から僕の地元にも姿を見せはじめた.
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初めて遭遇できたのは7月29日のことだった.ひばりヶ丘駅に到着する,元町・中華街行き快速急行である.
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真っ先に気付いたのは,側扉横のコーポレートマークの変化.これまではTOKYU CORPORATIONだった英社名が,TOKYU RAILWAYSに変更されていたこと.

この変更は,昨年8月に落成した追加用の新造車4611と4711で既にお目見えしてはいたものの,編成全体に及んで,しかも営業運転に入っている姿を見るのは,僕にとってはこの日が最初だった.
 今後は,在来車も順次このマークに貼りかえられるのだろう.
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手前が7号車4711,奥が6号車4611である.この時に,おや?と思いながら撮影できなかったのが腰板の帯の違い.
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約1週間後に石神井公園で捉まえた,太さの差.練馬の駅はホームドアが完備してしまったので,こういう観察が不可能になったのである.

帯幅が狭いのが新造車で,太いのが在来車である.在来編成に帯幅の異なるグループがあるのは,実は知らなかった.ましてや,その境界がどの編成であるのか,などというのは,実はこれからの研究課題である…….

さて,室内も観察することができた.
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元町・中華街方先頭車である4011の車内銘板(実はステッカーであること,いつだったも記した).これでは4011が2010年から存在しているみたいだ! 右に見えるのは,当世,各社で実施しているウィルス感染防止策の証しである.

あれ? 2010年には東急車輌の製造年表示って,元号ではなかったか?ちょっと手許の写真を調べてみたところでは,2008年の相模鉄道11000系では“平成20年”だった.
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そして新造車4611の車内銘板.同じ場所で製造されたのだけれど,社名は新しい.
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腰掛の形と色遣い,床の様子などは5178編成と同じである.ほかの乗客がいるので全体を写すことができなかったけれど,隣りの車輛と比べれば変化が解るだろう.

さて在来の8輛は元のどの編成なのか.それはいつもの鉄道フォーラムに改番前の8輛と新造車2輛を繋いだ状態が目撃されたという報告があったことにより,5073編成であることが判明している.


東急電鉄といえば,渋谷駅前に鎮座していた“青ガエル”こと初代5000系5001lが,予定より3ヵ月遅れて秋田県の大館市に旅立ったそうである.流転を重ねたこの電車の車体が新天地で末長く大切にされることを願いたい.

青ガエルといえば,現代の5122編成に施されたラッピングは1年延長されたものの,その期限が8月31日に迫っている.どうなることか……
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一番最近に見かけたのは8月12日のこと.出掛けた先の自由が丘で帰宅の電車を待っていた時に反対側ホームに姿を見せたのが,5122編成だった.