レイルNo.94

レイル94号 最新刊のご案内です

■紀ノ川を巡る鉄道
紀伊半島の大台ヶ原に流れを発し,奈良の吉野山中を経て和歌山の紀伊水道に注ぐのが紀ノ川(河川法上は紀の川)です.
 この川には多くの鉄道が並行し,あるいは横断しています.
 河田耕一さんは近鉄吉野線,南海高野線,国鉄(JR)和歌山線に存在した小さな貨物扱い施設や引き込み線についての観察記を寄せてくださいました.この地域に多かった運材用索道についても考察されています.
 西 和之さんは,つい先日,バスによる運転を終了した国鉄未成線である五新線(阪本線)の遺構や,和歌山線大和二見駅,墨田のアーチ橋を探訪し,南海高野線紀見峠周辺での線路付け替え工事の様子を振り返ってくださいました.

■D51 200 そのテンダーの謎を解明する
梅小路蒸気機関車館に保存されていたD51 200が本線運転に復帰することが決まりました.既に復活のための工事が始まっていますが,現在のD51 200のテンダーは,新造時のテンダーとは台車が異なっています.
 台車だけを振り替えたのかテンダー全体を取り替えたのか.同じような例は他にはないのか…新澤仁志さんがその謎に迫り,解明してくださいました.D51テンダーの図面も多数掲載しています.

2015年4月21日(火)発売
定価:3,960円(本体3,600円)

eshumi-kounyu