レイルNo.93

レイル93号 最新刊のご案内です

■気多森林鉄道・熊切森林鉄道概史
静岡県の山中にはかつて,気多森林鉄道と熊切森林鉄道というふたつの森林鉄道が存在しました.路線延長はが約30キロ,後者は約5キロという規模で,いずれも内燃動力機関車を使っていたのですが,これまで,趣味的に全貌が開設されたことはありませんでした.今回,星野真太郎さんが現地での聞き取りや資料の発掘,廃線跡の探索などを敢行,ようやく歴史の狭間から存在が鮮明に浮かび上がってきました.ナローファンには見逃せない貴重な一稿です.

■昭和30年頃の江ノ電沿線で
今回の河村かずふささんは,湘南の地を走る江ノ電の思い出です.昭和30年頃の江ノ電といえば,地元の人々の足としてだけでなく,観光路線としても売り出そうという構想のもと,クロスシート車や連節車が次々と導入されていた時期です.そんな江ノ電の姿が,写真と文章で活き活きと甦ります.
 併せて河村さんが記録されてから約半世紀を経た“江ノ電開業100周年”時点での様子を,脇 雅恵が写真とスタンプで語ってくれます.

■東京周辺の蒸気機関車 昭和40年代初頭
昭和40年代初頭といえば,東京都内にもまだまだ蒸気機関車の影は濃く,休日にちょっと足をのばせば大型機D52から古豪の9600,スレンダーなC57の活躍を堪能することができました.そんな様子を,当時の高校生が巡って撮影した記録,そしてグラフです.

2015年1月21日(水)発売
定価:3,960円(本体3,600円)

eshumi-kounyu