これまでずっと,秋の恒例行事だったニュルンベルク・シュピールヴァーレンメッセ社長によるプレスコンファレンス…いつのころからか“Dialog=ディアローグまたはダイアローグ”と呼ばれるようになった….
 今年はなんと,5月に開催された.
 ほとんど突然のことで,どうなることかと思ったが,幸いにしてお邪魔できるスケジュールなので,いつも通り,午後の六本木へ出かけてきたのだった.
 もっとも,やはり急なことだったためだろう,会場は同じ六本木ヒルズ森タワーでも51階の“クラブ”ではなく,49階の“アカデミーヒルズ”だった.やはりちょっと硬い目の空気が,エレベーターをおりた途端に,僕を包み込んだ.まぁ,開催日がG7サミットの週であったせいで,入り口での警備が厳重だった影響もあるのかもしれないが.

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変らないのは,いつもにこやかなキックさんの表情.今回はドイツから直行で羽田へ到着し,東京に二晩滞在してソウルへ,そしてドイツへ,という旅程だったそうだ.

“今回は楽ですね”と申し上げたら,“いや,その前がすごくて.あっちこっち,ドイツとの間を行ったり来たりだったのですよ”.“春の東京の印象は?”“きのう(日曜日)は一日オフィスに閉じこもって仕事でした!”.おやまあ,である.おまけに体調も少し優れなかったとか.まことにもったいないこと.ドイツならばシュパーゲル(白アスパラ)の最盛期だし,日本なら初鰹……食べ物がなんでも美味しい時期なのに.

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今回の,もうひとつの“はじめて”が,この人.コーネリア ドンドルフ(Cornelia Donndorf)さん.セールス部長とのこと.


来日は初体験で,キックさんと異なり,前日の日曜日は原宿や明治神宮など,賑やかな東京都静かな東京の,両方を一気に体験できたとのこと.東京を気に入ってくださっていればよいのだけれど.

さて,肝心のプレゼンテーションノン愛用はといえば,キックさんからは,引き続いて堅調に伸びを見せる来場者数や出展者数の報告があり,また,ドンドルフさんからは,新規出展のお誘いがあった.
 冬のメッセに行くことができなくなって久しくなってしまったが,その間に,会場も中身も,随分変化したようである.変らないのは,かつては“ホールD”今は4Aと呼ばれている鉄道模型専門の建物……と思っていたら,キックさんから,ちょっとショッキングな報告が.それは“鉄道模型の出展者数は減少しており,そのためにホール隣接するホール4に,関連するテクニカルトイ,知育玩具,アクショントイのブースを集めているのです”という報告.
 確か昨年秋のディアローグでは,“鉄道模型やプラモデルがようやく子供部屋に戻ってきました”とあったものだから,楽観していたのだけれど,考えてみれば,小規模のメーカーがその分野を新たに始めることは難しいわけなので,数的な減少は,避けて通れないのかもしれない.そういえば,今年の5月号,ROCOの冒頭には“大人の趣味に回帰中”とある.チムニーのスタッフの皆さんの印象とカタログやブースの作り方から記したことなのだが.

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六本木ヒルズ49階アカデミーヒルズのカンファレンスルーム7から眺めた5月23日夕刻の東京.東京タワーから東京湾まで,霞みながらではあるものの,しっかりと見通すことができた.


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最後におふたりのフォトセッション.また会いましょう!


来年のシュピールヴァーレンメッセは,2月1日から6日まで.どんな展開が見られるのだろうか.今からワクワクである.