あれから1週間.自宅と事務所をひたすら往復する毎日だったわけだが,ついに“課題”に出会うことは,叶わなかった.そればかりか,用事があって出掛けた今日,少し時間をひねり出して途中の駅で待ち構えてみたのだけれど,やってくるのは,既に記録ずみの編成ばかり…….
 その代わりというのか,なんというのか,改めて気付いたことが,いくつかあった.その一つが,すべての西武電車の運転室側面に貼られているコーポレートマークの変化.
 最初,このコーポレートマークの下部にはローマ字で“SEIBU”の文字が添えられていた.それが,平成26/2014年の30000系増備車からは漢字の“西武鉄道”に変化した.
 その後,在来車でも,同じ年のラッピング車“RED LUCKY TRAIN”9000系第3編成で は,漢字タイプのマークに変更ているわけだが,普通の在来車に波及する様子はなかった.しかし,今日,出会った編成のうち,2000系2077…2078 の編成や6000系6050番代(アルミ車)第4編成で,漢字タイプに貼り替えられているのに気づいてしまったのである.
 というか,そのつもりで改めて写真を見直してみたら,通風器撤去編成である2079…2080の編成も昨年の夏には“西武鉄道”になっているではないか.

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練馬駅で豊島園からの勾配を上がってきた2078.この1年以内に屋根上通風器を撤去した編成.マークの貼り替えはそのタイミングで実施されたものだろうか.

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6000系アルミ車第4編成の“西武鉄道”タイプのコーポレートマーク.近年は検査の日付を示す標記が車体から省略されているので,どのタイミングなのか,確かめるのが難しくなったのが,趣味的にはつらい.

もうひとつの今日の収穫(?)は,東急電鉄の5050系5070…5170編成.“いい街いい電車プロジェクト”のキャンペーンで去年の夏から派手なラッピングを施されている.これも出会いのチャンスが少ない編成で,写真を撮ることができたのは,実は初めてだったから.

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向う側のホームだから,本当に“メモ”に過ぎないのだけれど,こういう記録の積み重ねが,趣味の楽しみを深くしてくれるのだと思う.

ラッピングといえば,先週,触れることができなかったのが西武の9000系第8編成.3000系で親しまれていた,埼玉西武ライオンズラッピング“L-Train ”の二代目として,1月17日から走りはじめたものである.

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この写真だけは1月22日の撮影.場所は池袋.この姿で走るのは,約3年間の予定だという.なお,今後,腰板部などには広告やPR,イベント告知などに活用されることになっている.

そうそう,電車そのものではないが,昨日,西武ホールディングスか ら,長らく車両基地建設予定地として確保されてきた安比奈への路線が廃線となるというリリースが発表された.直接的には,車両基地建設計画廃止に伴う特別 損失の計上,ということなのだけれど,これは同時に安比奈線の廃止を意味するわけである.趣味的に興味深い存在であり続けてきた安比奈が,今後,どのよう に姿を変えてゆくのか,こちらも興味津々.近いうちに現地を訪問してみようか…….