普段の通勤で出会う電車の種類が,ある程度限られるのは当然のこと.各駅停車しか使うことができない僕の場合には,なおさら.101系も301系も3000系も姿を消した西武鉄道の池袋線では,2000系か20000系か30000系の3種類.練馬で乗り継ぎとなった場合には6000系や9000系,そして東急や地下鉄の電車に乗ることもできはするが.
 数の上では2000系が一番多く,バラエティにも富んでいるから,例えば通風器の観察などができて,乗っていて飽きることはない.けれど,他の形式からも目を離すわけにはいかない.例えば,昨年の9月以降は,20000系の行先・種別表示装置にも注目する必要が出てきた.これまでのいわゆる3色LEDが,“フルカラーLED”に交換されはじめたのだ.

最初は10連の第1編成だった.しばらく増える様子がなかったのだけれど,年が変って間もなく,8連の第1編成で交換されているのを見つけた.

前里-20160204-01
最初に見かけたのは年始早々の7日だったが,これは14日の夜の練馬駅での20000系8連第1編成.西東京市のキャンペーンラッピング編成でもある

ラッピング編成ではないのにフルカラーLEDを装備していると思しき20000系とすれちがったのは1月下旬のこと.その正体が判明したのは,土曜日の昼休み.踏切で通過電車を待っていたら,やってきたのが8連第2編成の急行だった.

前里-20160204-02
LEDの文字が切れないようにと,シャッタースピードを遅くしたら,先頭が少し流れてしまった.コンパクトデジカメの液晶ファインダーでの撮影だからご勘弁を…….1月30日の昼下がり,江古田駅所沢方踏切にて

池袋線の20000系は,8連が第1~3,8の4編成,10連が第1,3の2編成だけ.既に8連の第1,2の2本と10連第1編成が交換されたことになる.残りはどうなるのかと思っていたら,週明けの2月1日には,8連第3編成でも交換を確認することになった.

前里-20160204-03

池袋駅で折り返し待ちの8連第3編成.2月1日の朝のことである.これで8連の残りは第8編成だけとなった.

今日の夕方まで,電車に乗るたびに“20000系来ないかなぁ”と目を凝らしていたのだが,こういう時に限ってなかなか巡りあえない.ようやく今朝,8連第8編成に乗ることができた.

前里-20160204-04
江古田駅で下車してから最後尾を撮影.完全な逆光で条件は最悪だが,“3色LED”であることは間違いなく判る写真を撮ることができた.

さて,これで残る未確認は,10連第2編成だけとなった.もしかして,入場中なのだろうか?新宿線では8連第4編成がフルカラーに交換された,という話も聞こえてくるが,僕はまだ見る機会に恵まれない.

見る機会といえば,さきほども紹介した9月10日のここで,20000系最初のフルカラーLED装備と同時に報告した,東急5050系4000番代の8連バージョン,第2編成のほかにもう1本あるようだというのは,すれ違いざまに確認していたのだが,1月22日の夕方,ようやくカメラを持っている時に遭遇することができた.

前里-20160204-05
地下線から練馬駅に到着した5050系4000番代第6編成..第2編成も引き続いて8連のままで走っているようである.

8連といえば,地下鉄10000系の第3編成が8連になっているという話を耳にした.でも,西武線ではまだ見掛けない.
 ということで,これからしばらくの間,僕が気にしなければならない編成は20000系10連第3編成と8連第8編成,地下鉄10000系第3編成の3本ということになるのだろうか.