このところ何日か,関東平野には強い風が吹き,寒い日が続いている.今朝などは,出庫間もないと思われる電車の屋根に霜が降りていたほど.
 けれどもそのおかげで,通勤の電車の窓から,遠く男体山を見ることができた.筑波山は,少し空気が澄んでいれば見えるけれど,上野下野の山並みは雪雲がかかることも多くて,難易度が高いのだ.
 今年,平成24年,西暦2012年も,残すところ数日となった.
嬉 しいこと悲しいこと,うまくいったこと失敗したこと,皆さんに喜んでいただけたことご迷惑をお掛けしたこと,念願を果せたことやり残したこと……たくさん のことがあった.それらすべてを糧にして,新しい年も,精進していきたいと思う.どうか,これからも懲りずに,ご支援たまわりますよう,お願い申し上げま す.

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今年の撮り初めは上野駅だったが,続いて出掛けたのは1月14日の御殿場線.名残りの“あさぎり”が目的だったが,ご覧の通りの雪模様.その代わり,小田急60000形の試運転に遭遇できたが

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春には2年ぶりに南東北を訪問した.その途上,福島北部から宮城に掛けての海岸線を通り,津波の被害の甚大さを,再確認した.その一方で,大きな被害を受け ながら,力強く復旧を推進しつつあった仙台臨海鉄道の姿に,感銘を受けた.写真は多くのタンク車が流された石油基地の近く.4月20日

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春から夏に掛けては,115系特集取材のために関東甲信越を駆け巡った.その途上でのエピソードは,折々にここでご紹介しているが,信越本線の帯織の近くに あった鉄道防備林もその一つ.新潟にはもっと大規模な鉄道防備林がたくさん存在しているが,平野のど真ん中で存在感を示すこの林には本当に感動した.ここ が実は有名な撮影地であるというのは,あとで知ったこと.6月26日

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秋の話題は,なんといっても東京駅丸の内駅舎の復原工事完成だった.大阪出身の僕でさえ,心弾むできごとだったのだから,子供のころから東京駅に親しんできた人々には,さぞや思うところ大だったに違いない.10月1日

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今年の“さよなら”は,地元西武の新101・301系の本線からの引退.新年号の締切間際で,イベントには参加できなかったが,せめてということで,池袋発の臨時快速列車を見送った.写真は,小手指から池袋へ向かう回送列車.12月9日

新しい年には,みなさんのもとへ,たくさんのいいことがやってきますよう,心から願っております.