旧型気動車が残る路線として,近年にわかに人気が高まっている千葉県の久留里線だが,いよいよ世代交代が12月1日に迫ってきた.
 新時代を担うのは両運転台のキハE130形100番代.この形式の0番代は,平成19/2007年から,片運転台のキハE131やキハE132とともに水郡線に投入されている.
 今回の100番代は,その0番代とどこが違うのか.本日,JR東日本千葉支社のご厚意で同支社管内の幕張車両センター木更津派出で撮影取材ができたので,その観察結果をお届けしよう.

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木更津駅に隣接する車両基地で並んだ在来車のキハ38と最新鋭車キハE130-100番代.新車は新潟トランシスで10輛が製造される.最後のグループは本 誌10月号の“甲種・特大 運行計画”に掲載のとおり,10月19日に新津まで甲種輸送,その後,JR東日本の配給列車で木更津まで回送されることになっ ている.

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外観で大きく異なるのはカラーリング.赤と黄色が基調の水郡線用に対し,黄色と緑,そして水色に装われている.貫通幌は久留里(千葉)方に取り付け.

室内に入ってみれば,腰掛がセミクロスシートからロングシートに変更されているともに,トイレを省略しているのが特徴.また,水郡線ではワンマン運転が行なわれているので客室に運賃箱などワンマン用機器が設置されているが,久留里線用にはない.
 運転室と客室との仕切りの櫛桁部には上部に液晶,下部にLEDの情報表示装置が設置されている.水郡線用では液晶の情報表示装置の替わりに運賃表が取り付けられている.一方,久留里線用では行先などを含めて液晶画面に表示し,LEDはとりあえず使う予定がないとのこと.

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客室.画面右手前には車椅子スペース.その奥,腰掛の座面が黒い部分が優先席.奥に液晶とLEDの情報表示装置が見える.

千葉支社では,久留里線の開通100周年記念イベントのほか,この新旧交替に際しても,日帰りツアーやセレモニーを予定している.
 ツアーは11月3,4,10,11,17,18,23~25日に東京の新宿・秋葉原・東京を発地として久留里線を往復するというもの.
 セレモニーは12月1日の13時45分頃に久留里駅で横断幕や記念撮影ボード,駅長による出発合図などが実施されるとのこと.さらに詳しい情報は,今後,千葉支社ホームページで告知される予定.