昨日は,有楽町の東京交通会館B1Fゴールドサロンで開催されている芳賀一洋氏の展覧会に行って参りました.
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芳賀さんは1:80スケールのジオラマのほか,近年はドールハウスでお馴染みの1:12スケールで額縁のなかに奥行きある建物の情景を再現した“アートイン・ボックス”も精力的に手がけている造形作家です.
 下の写真は1:80の“昭和33年/江戸川区鹿骨”.独特の色彩感と,境界の曖昧な地面の広がりがシュールで,つい引き込まれてしまいます.
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こちらも昭和時代の北海道をモチーフとした“ワンス・アポン・ア・タイム”.荒涼とした荒れ野の末広がり感が良いですね.
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1:12サイズでは前述のアートイン・ボックスのほか,なんと2006年にテレビCMで使われたという“ニコレットの居酒屋”ジオラマも展示.煤けた壁や柱,木製のカウンターとテーブルが実にリアルで,いちぶんのいちのセットをそのまま縮小したかのように見えます.
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細密な造り込みやダイナミックなスケール感,そして郷愁を感じさせる色彩と,芳賀さんの世界観が見事に凝縮された展覧会でした.
 また,会場では芳賀一洋工作教室の生徒・OB作品も展示されています.写真はとれいん7月号で横須賀線モハ32系の素晴らしい作品を発表してくださった佐野匡司郎さん作のジオラマ,“初霜踏んで”.茅葺き屋根のお堂と,石垣の湾曲が素敵です.
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展覧会の会期は明日土曜まで.時間は11:00〜20:00です.残り期日わずかですが,アクセスの良い場所での開催ですので,是非お立ち寄りください.

また,2010年12月1日〜2011年1月31日には宇都宮で“はがいちよう展”が開催されます.
会場:ギャラリー悠日(ギャラリーC)
アクセス:東武鉄道宇都宮線「南宇都宮」駅前
TEL:028-633-6285/URL:http://www.yujitsu.com/
時間:午前11時〜午後6時/定休日:火曜日、第一月曜日
入場料:1000円(悠日カフェでのドリンク付)
※12月6日〜27日の間,ギャラリー悠日(ギャラリーA・B)にて「芳賀教室生徒展」を併催

スケジュールの詳細は芳賀一洋さんのホームページ
http://www.ichiyoh-haga.com/jp/
もご参照ください.