鉄道好きのくせに出不精という,フィールドワークにはとんと不適格な私ですが,数少ない撮影行のなかで,何かと印象に残っているのがDE10という機関車です.
 一昨年,廃止直前のくりでんを日帰りで訪ねたのですが,途中の小牛田駅で一時間も足止めを食らってしまい(実は接続列車に乗り遅れました…),なすすべもなくホームに佇んでいると,向かいの側線に入ってきたのが真新しい塗装のDE10 1595でした.
HS-20090413-01
JR貨物の新更新色ですね.こんな長蛇のコンテナ列車を牽くこともあるんだ, 感心しつつ,他にすることもないので,次の電車が来るまでずっと眺めていました.思えば,その日訪ねたくりでんの車輛達と同じくらい長いこと眺めていたのですねえ…

続いて古いネタも一つ.高校生のときに生涯唯一の北海道旅行で訪れた,宗谷本線での二コマ.
  当時14系寝台+座席車で組成されていた急行“利尻”で稚内を目指し,帰りはキハ54の普通列車で南下しました.途中,名寄駅で“天北”という急行列車と すれ違ったのですが,これは“利尻”の間合いで同じ客車を使用していた昼行列車で,後になって調べてみたら,客車列車で運用されていたのは1980年代の ごく数年の間だけだったそうです.
HS-20090413-03
HS-20090413-02
“利尻”や“宗谷”はDD51牽引でしたが,この“天北”はDE10牽引です.こんな機関車が急行を牽くのか… と,これまた感心した思い出です.

最 後に蛇足.私が小学生のころ,カトーがNゲージでDE10を製品化しました.当時としては驚異的なディテールの細かさで,今見ても全然陳腐に見えないのは さすがカトーです.しかし子供が扱うには少々繊細すぎたようで,現存する自分の模型を見ると,デッキやらステップやらあちこち潰れています.しかし,この 初代製品は走りがいまいち…
HS-20090413-04
裏返すと分かりますが,いわゆるカトー黎明期の103系やキハ20系のように,ダイキャストの台車内枠を金属板で挟み込む構造なので,これだけ軽量な車体だ と集電が不安定なのです.ゴムタイヤのせいかと思って,台車をバラして褶動部を磨いたり,ゴムタイヤ付車輪の位置を差し替えたり,いろいろ苦心しました.

ちょうどカトーからはDE10の完全リニューアルもアナウンスされており,発売が楽しみですね.20年越しに“天北”編成を模型で実現して見たいものです.