注目されていた,JR東日本のEF510-500番代“カシオペア色”が,遂に落成し,田端に到着した.
 昨日7月5日の昼前に川崎重工を出場し,順調に東海道を東へと進んで今日の早朝,丹那トンネルを抜けて関東入り.相模貨物駅と新鶴見信号場で小休止ののち,13時25分,定刻に田端操駅に到着したのだった.
 天候が危ぶまれたが,幸いにして雨に遭わず,そればかりか時折,強い日射しを浴びての到着風景は,沿線各ポイントで多くのファンに記録された.
 かくいう僕も,夜明け前から家を出て,最初は二ノ宮と大磯の間,続いて新鶴見信号場へ.そこからは先回りして田端操駅で到着を待ち受けたのだった.
 現車を見ての第一印象はといえば,正面にも,もう少し彩りがあってもよいかなぁ,という感じではあるが,華やかな“カシオペア”のヘッドマークが取り付けられたなら,また趣きが変わることだろうか.いずれにしても,“北斗星塗り”とはまた違った魅力に溢れているといえよう.
 なにはともあれ,撮れたての写真から,幾つかのカットを速報としてお目にかけることにしよう.

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二ノ宮を通過して大磯へ向かう甲種輸送8860列車.牽引機はEF66 132.この列車が通過した直後,185系がゆっくりと旅客線を走り抜けていった.間一髪,かぶられずに済んだわけである.185系の運転士さんに感謝(?).

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新鶴見信号場でのワンシーン.今回はここで牽引機がEF66からEF65 1088に交替.そのお陰で,形式写真もどきを撮影することができた.撮影ポイントは工事現場の中だが,もちろん,事前に関係者の了解を得ている.

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新鶴見信号場を発車する9485列車.構内北端の御幸橋のたもとからの撮影.屋根は銀色だが車体は灰色であることが,この写真から解るだろうか.定期運用充当が待ち遠しい