いやはや驚いた.予告されていたとはいえ,タカをくくっていたら目が覚めた今朝の東京郊外,我が家の周囲は,一面真っ白になりつつあるところだった.
 TVニュースで盛んに言われていたのが“東京圏では54年ぶりの11月の降雪”.54年前といえば昭和37/1962年.いわゆる“サンパチ豪雪”.まさかこの冬は,あの大騒ぎがやってくるのか?
 もうひとつは,明治の気象台開設以来はじめての東京での11月の積雪だったということ.これはただごとではない.
 今日は午前と午後に打ち合わせのための外出が予定されていたので,待ち合わせ前に,駅のホームなどから,この記録的な降雪と積雪を,少しスナップできるかも…….
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通過線のカーブを回り込んで来る列車が雪を舞い散らして,という光景を期待して,最初は西武鉄道富士見台駅の所沢方.写真は東京地下鉄10000系の快速 新木場行き.正面窓に付着した雪が振動で下へずり下がっている様子で迫力を表現できたような気はしたものの,雪は舞い上がるほどの量ではなかった.


ならば,そういう迫力を狙うのではなくて,“とにかく降りしきる雪”を表現しようと向かったのが練馬駅.
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豊島園から勾配を上り詰めてホームに入らんとする30000系.編成の大部分はまだのぼり勾配の途中.ここからの再起動とすぐのスムーズな停止は,運転士の伎倆が問われるところだろうか.


列車はこの時点ではまだ5~7分程度の遅れだったけれど,これから先,どうなるか判らない.待ち合わせに遅れては本末転倒.ということで池袋へ.車輪が空転する気配はあったものの,最新の空転検知とその制御が功を奏して,遅れが増すことはなく到着したものの,雪は期待はずれ.地面はほとんど土のまま.練馬とわずか10キロも違わないのに,この差は….もしかしたら練馬が高架橋上で池袋が地平というのも関係しているかもしれない.
 もうちょっと時間に余裕がありそうということで,続いて原宿の新宿方.湘南新宿ラインの電車の前頭は,もしかしたらさっきの東京地下鉄10000系より着雪量が多いかもと期待して.
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最初にやってきたのは小山車両センター配置のE231系.ステップの上は吹き溜りになっていた.この時点,山手線は普通の速度で運転していたが,山手貨物線は列車が数珠繋ぎとなって,信号待ちの停車が続発.北行きの埼京線E233系は閉塞に引っかかって停車中…….

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そろそろ引きあげなくちゃと思っていたら,外回りにやってきたのがE235系.この電車には円が薄くて,ようやく出会えた次第だが,編成後尾のLEDは,まだ紅葉柄.そりゃそうです.今日はまだ11月24日だもの.


最後は,一番目の待ち合わせ場所である渋谷.今月号のCoffee Cupにも記したように切り替え工事が進む銀座線の記録を兼ねて渋谷ヒカリエ4階へ.
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取材した11月5日に続いて11月19日と20日にも運休が実施され,A線B線ともに予定通り移設されていることを確かめて,西口の東急5000系前に向かったのだった.