モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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東急電鉄では初めての動態保存車8500系8637編成が,春の連休でにぎわう,こどもの国線での臨時列車充当で営業運転をスタートしました.保存に際してどのような工夫が凝らされているのか,じっくりと観察してみました.
 巻頭の"とある機関区"は,池田 悟さん制作のOJゲージのセクションです.迫力に溢れる情景をご堪能ください.
 実感味溢れるといえば,廣瀬 渉さんの1/80鋼板コイル輸送貨車も力作です.
 今野さんの16番と13mmの差異考察や小田急8000形競作なども見逃せません.
 外国の話題は,複雑な歴史から特異な情景が展開される旧ユーゴスラヴィア諸国探訪が連載スタート,そして好評の北ドイツ紀行はハンブルクのユニークな小私鉄を訪問しています.
 Products Data fileや新製品レポート,イベントニュース,連載,一般記事も満載です.


【目次】
MODELERS FILE-------------------------------------------
  6 MODELERS FILE  東急電鉄 8500系動態保存車
     4輛編成となって復活を果たした8637編成
     解説:青 木啓悟 写真:前里 孝/青木 啓悟
     取材協力・資料提供:東急電鉄
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3・68 とある機関区                 製作:池田 悟
  4 Products Data file カトー製フランス国鉄 TGV Sud-Est (N)
  16 JR東日本GV-E197系を全車種作る         製作:中村 文人
 24 小型蒸機における16番と13mmの差異を考察する     今野 喜郎
 28 第64回 静岡ホビーショーから
 36 旧ユーゴスラビアの諸国を訪ねて(1)         大島 仁知
 52 鋼板コイル輸送貨車国鉄トキ1000形
     ホビーモデル製キットを実感の足まわりで   製作:廣瀬 渉
 56 小田急8000形を作ろう!
               加藤 幸夫・多摩川 泉・轟 禎治・森岡 仁志
 62 グランシップトレインフェスタ2026 Part.1
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 34 線路は続くよいつまでも 第191回 /信沢 あつし
    線路は残るよ,製材所建屋の奥に
    富山県南砺市福光松井製材所
 42 入門者必読!
    誰も教えない基礎・応用テクをプロモデラーが伝授
    Nキット上達への道 /解説:P.S.
    第39回:グリーンマックスJR205系(後期型) (1)
 44 北ドイツ紀行 第8回 /奥 陽平
 48 ABC of DCC Evolution
    専門知識ゼロでも絶対使えるようになる!
    【第25回】天賞堂コアレスパワートラックへの搭載
    解説・加工:加坂 紳 加工:吉田 有甫
 74  台鉄ナビ
    文:邱 浚嘉  翻訳:黃 昱嘉
 76 E.NUKINAのB級コレクター道 /貫名英一
    第179回:明治の機関車(その5)

 77 新車登場
100 輝け!日本の運転会
101 伝言板
118 BOOKS
119 甲種・特大輸送実績 2026年5月分
   JR東日本在来線車輛の動き 2026年4月
120 各種募集のご案内
122 月刊とれいんバックナンバーのご案内・とれいんスケール呼称早見表
124 いちぶんのいち情報室
128 新車登場INDEX
130 Combo Caboose・掲載広告索引

2026年6月19日(金)発売
定価:1,896円(本体1,724円 税率10%)

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J104

特集 中国地方のローカル線を往く

水澄んで 山映える
    木次線のC56ともに 清々しい夏の日に戻る    

あの夏の朝,鉄路は輝いていた
    貨物が行き交った美祢線の記憶    

中国山地の背骨で活躍する蒸機の姿を訪ねて    

懐かしき赤穂線 C58が走っていた時代へ

〈カラーページ〉
四季を走る    C56“SL北びわこ号”を想う    

里を抜けて 野を走る ~C11の津山線~
     岡山近郊で見られた日常風景    

白井 昭さん    蒸機の記憶②    西濃鉄道
    B6が走る山里へ    

〈連載〉    京都から煙を追いかけて(4)
     京都駅を往来した蒸機たち    

連載 C51コレクション
その風格を語り継ぐ(5)


とれいん8月増刊
定価:3,850円(本体3,500円)
A4判横綴じ84ページ
(内カラー8ページ)

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信越本線,篠ノ井線,中央本線用のJR東日本E131系200番代のことは,先週のここでご紹介した.
 今日はその往復の途中で見たことをお話ししてみようと思う.

まずは往路.当日朝一番の“かがやき”でも間に合うのだけれど,このところ遠出続きで,万に一つでも朝寝坊は許されないということで,長野での前泊を奢ることにした.だから乗ったのは大宮発16時17分の“あさま”619号.各駅停車の長野行きである.
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やってきたのはW7系.編成番号は……あとで読み取ることができるだろうと,乗るときの車号記録をさぼったら……頭の“W”しか読み取ることができなかった.
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割り当てられたのが進行右側の窓側だったから,高崎到着前には第二,第一の両機関区…ではなくて,JR貨物の高崎機関区と,この春から名称変更になったJR東日本の群馬車両センターをはるかに望むことができた.写真左の,駅東側から移転してきた高崎第一機関区にはバラスト輸送用GV-E197系がたむろしている.その右には元の第二機関区検修庫が健在.

列車は安中榛名,軽井沢,佐久平,そして上田と,淡々と進み,気がつけば終着長野.宿は駅前ではなくて権堂に近いというので,長野電鉄の電車で移動.
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地下駅へ降りたら,おりしも253系…ではなくて2100系“スノーモンキー”が停車中.そちらが先発で,しかも権堂にも停まるというので,よほど乗ってしまおうかとも思ったが,ちょっと踏みとどまって8500系の客となった.

この5月は,折りしも東急電鉄自身の動態保存車が始動したところで,遠く離れた信濃で活躍する元の同僚に親しむのも一興かと.
 というか,実は,告白するけれども,長野電鉄の電車に乗るのは,恥ずかしながら,実は初体験!だったりするわけで.
 

なお,東急での動態保存車のMODELERS FILEは,6月発売の7月号に掲載される.乞うご期待.

権堂の商店街まで少し歩いて晩御飯のお店を探す……中ほどに見つけたお店で…….
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馬刺し.合わせた酒は木曽の七笑.〆はざるそば.


一夜明けた長野.権堂から長野総合車両センターへは,せっかくなのでちょっと早起きして……始発に乗ることに比べれば充分に遅い……,長野電鉄の電車で最寄りの桐原へ.
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やってきたのは,東京地下鉄日比谷線の03系.こちらでは3000系の第1編成.

この電車が上毛電鉄でデビューした時,関係の皆さんにご協力いただいて,MODELERS FILEとして各地へ譲渡された電車を纏めさせていただいたのは,もう2年前.2024年4月号(通巻592号)のことである.ようやく現車と対面することができた.
 朝の通勤・通学時間帯だからだろう,信州中野行きを撮ろうと移動したら,長野行きが続けてやってきた.
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8500系T2編成だったのだが,前後になにやら“7th ANNIVERSARY 2026.5.9”とある.

長野電鉄のマスコット……鉄道むすめ“朝陽さくら”の7周年記念らしい.
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そして長野から来たのは8501.トップナンバーであった.改番ではなく,東急時代からの8501である.ラッキー!

あとは元小田急HiSEである1000系が来れば申し分ないのだけれど,それは2007年2月号(通巻386号)……残念ながら売り切れ……のMODELERS FILEの取材で,たっぷりと撮影させていただいている(その時には乗らなかったのか?……機材の関係から,残念ながら自動車での移動だった……)から,それを合わせれば現有全形式網羅は達成したことになる.

ということで,久し振りの……少なくとも改称してからは初訪問となる,長野総合車両センターへ向かった僕であった.

帰り道は,次回(たぶん)のお楽しみに!



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先週のここで,珍しく“予告”した今回のテーマ.それがJR東日本のE131系200番代である.房総地区用に始まって相模線日光線鶴見線仙石線と続いての長野地区用登場となったわけである.
 これまで房総地区用が2輛トイレ付きセミクロス,相模線が4輛ロングシートトイレなしロングシートで500番代,日光線が3輛トイレなしロングシートで勾配対応耐寒装備の600番代,鶴見線が3輛編成の狭幅でトイレなしロングシート.仙石線が4輛ロングシートでトイレなしの耐寒装備の800番代,そして今回の長野地区用が4扉トイレ付きのロングシートで勾配対応耐寒装備の200番代となったわけである.
 これまでの6バージョン,似たような構成はあるものの,まったく同じというのは存在しなかった.実にきめ細かな対応といえるだろう.そして今回の200番代が,日光地区用600番代とほぼ同じで登場したのが目新しいといえる.
 これで百の位で残るのは100,300,400,700,900の5種類となった.さて…….という詮索はともかく,200番代を見てみよう.
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普通・甲府行きを表示したE131系200番代第1編成.先頭からクモハE131-201+モハE131-201+クハE130-201となる.窓下と幕板の帯は現在の211系と同じイメージのブルーと淡いグリーン.前面のドット(水玉模様)はアルプスの山並みを想起させるデザイン.

3輛2本を併結しての運用も想定されているので,前面は貫通式.密連の下には自動電気連結器を装備,甲府方のクモハE131に幌本体を取り付けている.

近年のインバータ制御車ではMT比を1:1とすることが多い.E131系も例外ではない.だから中間モハE131-200番代は,長野方台車にのみ主電動機を備える0.5M方式となっているわけである.
 従って主制御装置はクモハE131もモハE131も箱は同寸ながら,形式はクモハが1C4M2群のSC126A,モハは1C4M1群のSC127A.いずれも日立製でサフィックスを除けば同じである.
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その中間電動車モハE131-801.向こう側の台車にはセラジェットが取り付けられている.

車体側面幕板のホーム状況監視カメラはすっかりお馴染みとなったが,仙石線に続いて表面が平らなタイプが装着されている.

なおクハE130-200番代には運転室上部の屋根には霜取りパンタグラフの準備工事が施されており,連結面寄り屋根にはブレーキ用抵抗器が搭載されている.

客室はアルプスの水の恵みをイメージさせるブルーを基調としている.
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客室全景.クモハE131の連結面寄りから運転室を向いての撮影である.

側扉上部鴨居部には千鳥状に情報表示装置が取り付けられている.防犯カメラも装備.
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トイレは大型車椅子対応タイプをクハE130に設備.通路を挟んだ向かい側は車椅子スペース.

そして運転室.
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ほかのE131系と同様の機器配置.画面では見えないが,運転席頭上には仙石線用800番代と同じようなホーム状況確認用モニターが備えられている.
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クハE130-201の車内銘板.製造は総合車両製作所の新津事業所である


このE131系200番代.20編成60輛の投入が発表されている.線路設備モニタリング装置取り付け対応は,これまで通り最終の2編成程度となるのだろうか.
 このE131系投入によって211系の6輛編成グループを置き替える予定とのことだが,211系と比べて総数が減少しているのは,閑散時間帯などの編成輛数調整などによって補うことになるのだろうか.
 運用範囲は長野から篠ノ井線で塩尻,そして中央東線の高尾まで.秋頃から営業運転を開始する予定となっている.
 姨捨越えや諏訪湖畔,笹子や甲府盆地,小仏などでどんな風景を展開してくれることになるのか,大いに楽しみである.

※2026.06.06:一部語句修正


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東急電鉄9000系が西武鉄道へ譲渡されることは,2023年10月5日付のここでお話しした.元小田急8000形は8000系となって昨年4月に報道公開,5月31日から営業運転に投入された.そして,とれいん誌では7月号(通巻607号)でMODELERS FILEとして詳報している.

そしていよいよサステナ車両第2弾である元東急9000系も7000系として今年6月27日からの狭山線での営業運転投入が発表された.
 そのデビューを前にして,5月22日に武蔵丘車両基地でお披露目されたのだった.
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西所沢行きを表示した7106.本来は飯能で方向転換するから西武球場前方先頭車となる.車体のカラーリングとともに,大きなスカートによって新しい表情が生み出されている.

各側扉脇の半自動扉の扱いスイッチが目立つ.そして幕板部には,すっかりお馴染みとなったホーム状況監視カメラが備え付けられている.

この7106は,元は東急9107.数多い9000系の中で唯一,最初から5輛編成で新造されて大井町線で使われた編成である.

ちなみに,6月27日の営業運転開始時点では,9104→7103,9105→7104,そしてこの編成の3本が投入されるという.新旧車号がずれている理由は…….いろいろ楽しく想像することができよう.

そうそう,編成は所沢駅基準で飯能方からクハ7100+モハ7200+モハ7900+クハ7000形となる.ちなみに車号は各車とも8000系と同様,車体側面吹き寄せ部と裾の2ヵ所ずつ
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主制御装置はモハ7200とモハ7900の2側に新品を取り付けている.とりわけ写真のモハ7900は補助電源装置と仲よく並んでいる.いずれも東洋電機製造製で,主制御装置はRG6063-A-M,補助電源装置はRG4123-A-Mである.

電動空気圧縮機は9000系由来のHS20を両先頭車の2側(所沢において飯能を向いて左側)に取り付けている.

床下機器では,失礼ながら箱の塗装が新しいの新規部品,そうでないのが東急9000系由来品と推定できる.たとえば日立の銘があるATS装置箱や,白い箱が目立つ高速度遮断器は新品,ブレーキ制御装置箱は日本エヤーブレーキ(現在のナブテスコ)の銘がある,おそらくは9000系からの引継ぎ品である.
 あ,いや,電動空気圧縮機や台車枠は東急時代のものだが,譲渡に際して整備されたので塗装は新しいが.
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その台車.もちろん,東急では初めて本格採用のは日本で初めて実用化されたボルスタレスのTS1004(動力台車)とTS1005(付随台車)写真はTS1005.


さて室内.
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一見すると東急9000系のまま……確かに腰掛の表地や妻壁はそうである.しかし側壁と天井や床材は新品である.でもどこかで……東急9020系と同じように見える…….

内装材は,今後,各編成の状態を勘案しながら各部の取り替え状況が変更される可能性があるという.

車端部の向かい合わせ腰掛はオリジナルが保たれた.これまで4000系を除けばボックスシートに馴染みのない西武沿線のお客様には,どのように受け入れられるだろうか.

そして運転室.
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メーターナセル……コンソールは完全に新品である.ワンマン運転に備えた運転席頭上のモニターも目新しい.マスコン・ブレーキは西武鉄道籍車輛としては初の40000系,001系などに続く両手操作T形.
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最後は西所沢方先頭車である7006.貫通扉はあるがセンターではないので幌はつかない.将来の秩父線運用ではどうずるのか…….

当面の使用線区は西武狭山線だが,前述の通り西武秩父線でも使われる予定だし,多摩川線や多摩湖線への進出も十分に可能性がある.2000系や4000系,101系が消え去ることを意味しているが,新しい車輛への期待も,大きい.

と,このエントリを公開する今日,5月28日には,長野でE131系200番代が報道公開された.長野地区から山梨県,そして高尾まで足をのばす予定.ということは211系が…….
ということで,帰宅したので差し当たって1枚だけ.あとは次回のお楽しみ!

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甲府・高尾方から見た第1編成.行先表示が“長野”になっているのはプレスリリースのイメージ図通りの表示だから.3輛編成の2M1Tロングシート,トイレ付き,勾配及び寒冷地対応…….既存仕様に似ているところもあるが,でも各部は新しいように見える.2028-5-28 長野総合車両センター


※2026.05.30:運転室マスコン・ブレーキハンドルについて修正
※2026.06.01:台車についての記述修正(日本で初めて……ボルスタレス台車の本格採用は営団地下鉄8000系が先)

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