きのうのモスクは,やっぱりブルーモスクではなかった.
朝,目が覚めたら表は雨.太陽の光の下で判断しようという目算は,まったく外れてしまった.けれど,せっかくだということで,宿から歩いて5分ほどのトラ
ムの停留所から国鉄のシルケチ駅までの往復乗車を敢行,併せてトラムを撮影し,さらにその合間にアヤソフィア寺院とブルーモスクの至近距離まで近づいて観
察してみた結果である.ではなんというモスクなのか……帰国してからじっくりと調べてみようと思う.ご存じの方は,ぜひコメントを.
アヤソフィアの近くを行く新型(?)トラム.乗車した車輛はボンバルディアの銘板が付いていたが,シーメンスの[ドレミファ]インバーター風の変調音も聞こ
えてきたし,写真のような,正面窓が細長い新型車(?)の姿もあった.ちゃんと観察しはじめると,丸々1日が必要になりそう.
威風堂々たるシルケチ駅.でも,全く使われている様子がない.横手に味気ない建物があって,そこが現在の本屋らしい.中に入ってみたかったけれど,とてもそんな時間はなかった.クラウス製のBタンク機が保存されているのは見逃すことなく撮影したが.
これが“本物”のブルーモスク.どの角度からも,特徴といわれる6本の塔(ミナレット)が見えるはずなので,宿の窓から見たモスクは,別物ということになる.
さて,慌ただしいトラム乗車とシルケチ駅外観観察,約1分間のボスポラス海峡観察を終え,シャトルバスで再び空港へ.その途中にはトラムやメトロとの並行区間があり,さらに大掛かりなセンターリザベーションによる大型バスの運転区間があるのも確認できた.
そして12時25分.僕を乗せたボーイング737-700機は,針路を北北西に取り,スロヴェニアのリュブリアナを目指したのだった.さて,なにが待ち構えているだろうか.