モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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創刊以来、様々なプレゼントを提供した月刊『とれいん』ですが、読者時代の私が思っていたほど応募総数は多くありません。必ずすべてのグッズに応募はありますし、当選者には発送しているのですが、なんというか・・・

常連さんが多いんです。それは打率が良いからでしょう。一度当選すれば、また応募してくる。我々としては多くの読者に当選して欲しいのです。もっと応募した方がいいですよ~

先日(といっても2週間ほど前です)、U-TRAINSの中本様(左)から1月号(東急特集)のプレゼントの目玉である東急3450系キット(50,400円税込み!)をいただきました。これは即日、当選者に発送しております。

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他誌と比べると、かなり遅きに失した感は否めませんが(汗)、次号から専用のプレゼント欄を設けました。皆さん応募してくださいね。

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次号の体裁です。何が掲載されるかはお楽しみに!

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先日、長野方面へ出かける事があり、その用事も午後からだったので糸魚川経由で大糸線を見ながら現地 へと向いました。今まで大糸線(特に北線)は冬に訪ねる事が多く、雪の無い路線はとても新鮮です。またこの春にキハ52からキハ120へ置き換えとなった のですが、あの沿線風景にどお馴染んでいるかなぁ? というのも興味があります。そういえば、このブログを書き始めた最初も大糸線でしたねぇ。まあま あ・・・。(汗)

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↑まっすぐに伸びる線路に杉並木。遠くからヘッドライトをレールに光らせ「タンタタン・・・」とやって来た。何とも軽快に・・・。

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↑山深い中、聞こえるのは近くの川音とカッコウなどの鳥のさえずりのみ。トンネルから突然銀色の車体が飛び出してきた。

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↑大糸線といえば姫川を渡るシーンがお馴染みである。減速ぎみにトンネルを出た後、橋の途中から急に加速して行った。

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↑駅に近いこの橋梁は低い位置から撮影すると、ガーターや手すりで車両の足回りが隠れやすく、何処か俯瞰が出来ないかと山道を探していると、木の隙間に見つけた。残念ながら日が陰ってしまったけれど、天気の良い日にまた訪ねてみたい場所である。

大糸北線を受け持つJR西日本 北陸地域鉄道部 糸魚川運転センターに2010年3月ダイヤ改正からキハ120系が導入されました。
これは今までのキハ52型の老朽化によるもので、岡山電車区気動車センターより3両のキハ120(329,341,354)が転属しています。

画像は偶然どれも341号でした。
まだ全ての季節は見ていないですが、とりあえず緑の中を走るこの気動車、ナカナカ似合っていると私は思います。
ただ、この帯色は岡山時代とほぼ同じなので、今後オリジナルの色が出ると良いなぁと言うのは個人的な感想であります。

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頭の中に“威風堂々”という言葉が無意識のうちに浮かんだ,EF510-501が牽引する“カシオペア”の姿.間もなく専用色の機関車が落成するから,この姿は僅かの期間だけのもの.なお,何ごともなければ,日曜日の朝に上野へ到着する“カシオペア”は,この501号機の牽引ということになる.

本誌4月号で,“初夏の頃だろうか”と記した通り,本日からEF510-500番代が定期運用に就役した.予想が外れたのは,“北斗星”からではなく,“カシオペア”が定期運用の最初だったこと,それも,“カシオペア塗り”が出来上がる前に,“北斗星色”で暫定的に牽引を開始したことだった.
 この6月25日という日程は,6月発売の一部趣味月刊誌に公表されたので,平日とはいえ沿線での人出が気になったのだが,僕が出向いた東鷲宮と栗橋の間では混乱もなく,それぞれがお気に入りのポイントでカメラを構える風景が展開されていた.
 朝のうちは津軽海峡線での輸送障害の影響だろうか,“北斗星”が30分以上も遅れたものだから,どうなることかと,ちょっと気を揉んだが,それは杞憂に終わり,わが“カシオペア”は,定刻にやってきた.

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僕の周囲では,旧知のベテランファンAさんや,地元の親子連れを含めて10数人のファンが“カシオペア”を待ち受けたが,それぞれお気に入りのポイントで普通に撮影する光景が見られただけだった.それで当たり前なのだけれど.

東鷲宮と栗橋の間の,僕の撮影ポイントを“カシオペア”が通過したのは17時9分.ぎりぎり,この時刻に間に合うように,というのならば昼頃からの“出撃”で充分なのだけれど,せっかくの梅雨の合間の晴れ……にしては,強烈な暑さだったが……,撮影場所の確認を兼ねて,上りの“北斗星”に間に合うように家を出て,半日のカメラハイクと洒落込んだのだった.

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今日の“北斗星”の牽引機は,奇しくも“カシオペア色”のEF81 92号機だった.もっとも,このところ“カシオペア色”の起用が多いそうだが.

合間には,郡山からの“速達オイル列車”や,レール輸送用チキを組み込んだ下り貨物列車,元のジョイフルトレイン“彩野”をお色直しした東武鉄道乗り入れ車,修学旅行の生徒を満載した国鉄色の189系など,結構賑やかだった.
 とりわけ機関車ファンの僕を喜ばせてくれたのは,この春だったかに双頭連結器を新たに装備したひさし付きのEF81 136と,なんといっても,この22日に田端に到着したばかりのEF510-508の単機試運転を見ることができたこと.

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真剣な表情の係員をたくさん乗せて試運転に勤しむEF510-508.7月にも5日から翌日にかけてと15日から翌日にかけての2回,川崎重工からの甲種輸送が予定されている.“カシオペア色”の落成も待ち遠しい

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京成上野駅に入線し報道陣に囲まれた新型スカイライナーこと2代目AE

6月23日、京成電鉄による新型スカイライナーのマスコミ向け試乗会が行われました。試乗会の類にはあまり参加しない私ですが、“スカイライナー大好き男”としては一足先に160km/hを体験できるチャンス! 見逃すわけには参りません。

車輛の概要は本誌でもすでに掲載しておりますし、すでに情報は溢れているでしょうから割愛させていただきます。あくまで試乗レポートということで・・・

当日、京成上野駅改札前に設けられた受付会場は多くの報道陣(キー局すべて、新聞、雑誌等)で埋め尽くされ凄いことに・・・ 本誌からは私、そして平野君が参加、またブログメンバーとしてカメラマンの松本さんも会場で合流しました。

4番ホームに招かれたあと、試運転列車が出線する様子を12時54分に撮影、その後、試乗会専用列車が13時7分に入線してきました。一番下のビデオ冒頭はそのシーンです。

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5号車の側面に大きく、そして力強く貼られたスカイライナーのロゴ。椅子は自動回転式リクライニングシート、ドリンクホルダー付きテーブル、そしてすべての椅子下には100Vコンセントが装備されている。

専用列車に乗車(13時10分)し、上のような写真を撮影しました。私、平野君、松本さんでボックスの4人席になりそうなので、早速、自分たちで椅子を回転させました。椅子は最近流行のクッション部が薄いタイプのもの。ただ体にフィットするため大変心地良いものでした。クッション材の一部は営業用鉄道車輛としては初の“バネックス”(株式会社川島織物セルコン製)を採用しているそうです。シートピッチは1050mmと広く、座面幅も470mmあります。

駅を発車し、地上に出ると外はあいにくの雨模様・・・ まもなく日暮里駅に停車(13時37分)します。すでに頻繁に試運転しているためか、外の乗客は特に驚く様子もありませんが、車内がカメラマンと記者で埋め尽くされているのを見た途端、携帯カメラをこちらに向けました。ああ、撮らないで恥ずかしい・・・(笑)

千住大橋に停車(13時42分着・48分発)、高砂(13時55分)を過ぎて、北総線に入線します。北総線内は130km/h運転です。あっというまに新鎌ヶ谷に到着(14時4分)、8分停車ののち14時12分に発車します。130km/h運転ということもあり、やや揺れを感じます。立てたタバコが落ちないということはありません(笑)。14時23分に印旛日本医大駅に到着。いよいよここから新線区間(成田高速鉄道アクセス線・成田空港高速鉄道線)です。

ところで京成上野から成田空港駅までを成田高速鉄道線(64.1km)と呼ぶそうです。そして、京成線を除く北総線(北総鉄道・千葉ニュータウン鉄道)、成田高速鉄道アクセス線、成田空港高速鉄道線の51.4kmの区間を“成田スカイアクセス”だそうな。少し覚えづらいですね。

印旛日本医大駅を出ますと、すぐに150・155と続き、160km/hに達しました。こちらはスラブ軌道のため高速域でもほとんど揺れません。乗り心地は素晴らしいの一言です。途中、いくつかのトンネルに入り、開業目前の成田湯川駅を気持ちよく通過(14時32分)し、14時36分に空港第2ビル駅に到着しました。ここはすぐに発車します。トンネルの中を3分ほど走り、14時39分に成田空港駅に到着しました。

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成田スカイアクセス線と表記されたオレンジの駅名標

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専用列車を前に記念撮影する森田健作千葉県知事(右)と花田力京成電鉄社長(左)。下は復路の車内にて撮影に応じる両氏。

成田空港駅では森田千葉県知事と花田京成電鉄社長がお出迎え。専用列車を前に記念撮影となりました。復路では両氏も同乗し、各車両をまわり報道陣の質問に答え、撮影に応じていました。ところで松本さんは4号車で某番組の人気マスコット2人(匹?)が乗車しているのを発見したそうです。たぶん写真掲載はNGでしょうから、何が乗車していたかは読者の想像にお任せします(笑)

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頻繁にすれちがう2代目AE。そして晴れ間の見えた南の空には着々と工事の進むスカイツリーが・・・

復路はゆったりと乗り心地を楽しみました。北総線内に入ったあたりから徐々に天候は回復し、京成線内に入った頃にはすっかり晴れてしまいました。もう少し早いうちから回復してくれれば良かったのに・・・ それにしてもよく同型の2代目AEとすれ違います。いよいよ本番間近という感じです。そして南の空にはスカイツリーも見えます。京成沿線と成田スカイアクセス線はこれからが熱い!ですね。

一応、復路の運行情報も掲載しておきましょう。
15時15分 成田空港発、15時17分 空港第2ビル停車・発、15時22分 成田湯川駅通過、15時26分 印旛日本医大通過、15時36分 新鎌ヶ谷停車・44分発、16時7分 千住大橋停車・発、16時11分 日暮里停車・発、16時16分 京成上野着

さて、この成田スカイアクセス線は7月17日に開業します。これによりスカイライナーは全て成田スカイアクセス経由になり、日暮里-空港第2ビル間を最速36分で結ぶことになるのです。かなり速いですね。運行本数は上り28本、下り26本です。運賃は京成上野-成田空港で1200円、特急料金が1200円の計2400円です。現在、印旛日本医大駅までの運賃が1080円ですから、運賃に限っていえば「かなり抑えたな・・・」という印象です。

またスカイライナーのほかにアクセス特急(京成上野・西馬込・羽田空港-成田空港)が新設されます。朝夕は京成上野・西馬込着もありますが、日中は主に羽田空港-成田空港のようです。日中の都営浅草線・京急線内では“エアポート快特”として運行されます。運行本数は上り25本、下り26本で、朝ピーク時の下りはほぼ20分間隔、その他は40分間隔運転になるそうです。停車駅は押上・青砥・高砂・東松戸・新鎌ヶ谷・千葉ニュータウン中央・印旛日本医大・成田湯川・空港第2ビル・成田空港です。羽田空港と成田空港はおよそ103分(1時間43分)で結びます。(資料は京成電鉄株式会社 経営統括部広報担当資料による)

最後に動画も掲載しておきましょう。内容は

専用列車入線→LED式行先表示器→車内撮影→デッキ仕切りドア上モニタ(車内案内)→モニタ(運転士側)→モニタ(車掌側)→シート手動回転(モデル平野君)→県知事・社長記念撮影→復路160km/h運転→成田湯川駅高速通過→モニタ(運転士側)→回送列車出線

です。

このレポートは本誌次号(8月号)で平野君も掲載する予定です。お楽しみに。

↓ついでに成田空港行特急が掲載されている号は以下の通りです。
月刊とれいん No.426 2010年6月号(新旧交代迫るスカイライナー2世代を真鍮自作・Products Data File KATO製E259系)
月刊とれいん No.416 2009年8月号(MODELERS FILE E259系特急電車)
月刊とれいん No.415 2009年7月号(MODELERS FILE 京成電鉄新型スカイライナーAE)

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NMRA RP-25の車輪断面形状(数値はcode126の場合)

今日(21日)は月刊『とれいん』の発売日です。覚えてらっしゃいましたか?(笑)忘れていた方はいますぐ書店か模型店へGO!もしくはネット書店へアクセス!

今月号は年に3回ある特大号です。特集“湘南電車と横須賀線”の内容はここをご覧いただくとして、今回はP112掲載の大東孝司氏による“NMRAの車輪形状RP-25は最高だろうか -15年間の走行試験の結果より-”をさわりだけですが紹介したいと思います。

大東孝司氏といえば模型業界で常識とされていること、特に塗装・ギヤ・車輪など、基本的であり、誰も疑問など抱かない事柄に、敢えて疑問の目を投げかけ追求される方です。1980年代に氏による記事が何度か掲載されていた事を覚えていらっしゃるでしょうか。本誌としてはしばらくご無沙汰でしたが、2月号では久しぶりに“追悼 祖父江欣平氏 -職人気質を貫いた昭和の名工の生涯”を執筆していただきました。

さて、今回はNMRA(National Model Railroad Association)の推奨規格(Recommended Practices)の1つである車輪の断面形状、RP-25(PDFはこちら)についての考察と新しい車輪断面形状(Lo-D)の開発に至った経緯を分かりやすく解説していただいております。

詳しくは本文をお読みいただくとして、私も驚いたことはNMRAの規格は決して完璧ではないということ。RP-25は1967年に制定され、すでに1971年『鉄道模型趣味誌』No.206の“ミキスト”欄にて紹介されており、存在を知っている人は多いはずです。その後特に変更も加えられず現在に至るわけですが、この規格では急カーブの多い鉄道模型ではフランジが当たってしまい抵抗が多くなってしまうのです。また、それにも増して驚かされたのはRP-25のcode表に出ている数値にいくつか間違いがあることです。誌面では大東氏が「まずまずな数値」とおっしゃったcode126を掲載しています。

このような問題を解決すべく大東氏はLo-D(Low Drag)車輪を開発するのです。この車輪の要となるのはフィレットです。これ以降はどうぞ誌面をご覧ください。

最後に3D PDFをリンクしておきます。レンダリングはBunji Izumi 氏によるものです。

因みにLo-D車輪(Oゲージ:32mm)はHINODE MODELにて分売される予定です。


諸事情で販売が遅れていましたLo-D車輪は大東様から「9月には再生産できる」とのご連絡がありました。ご希望の方はもうしばらくお待ちください。

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