モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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待望の「北海道,樺太撮影旅行」後編が遂に登場!
この本を持たずに日本の鉄道は語れない

西 尾克三郎ライカ鉄道写真全集第8巻でも氏の戦前における撮影旅行のうち,最も長途となった昭和12年7月の北海道,樺太旅行の後半がいよいよ登場します. 大型写真に拡大することによって見えてきた戦前昭和のわが国鉄道の実相,まさに輸入古典蒸機の王国のような当時の北海道,列車写真や情景写真で初めて立体 的に紹介される樺太のループ線などがきっと貴方の目を瞠らせることでしょう.樺太の鉄道情景は戦後旧ソヴィエト連邦への移譲によって鉄のカーテンの彼方に 消え去っただけに一般社会史としても大変に貴重な一級資料です.

目次より
8-1北海道 樺太の旅(10)—豊真線を越えて
8-2北海道 樺太の旅(11)—真岡の機関車たち
8-3 北海道 樺太の旅(12)—再び北海道周遊へ 旭川
8-4北海道 樺太の旅(13)—道東の機関車を訪ねて
8-5北海道 樺太の旅(14)—室蘭の石炭埠頭
8-6北海道 樺太の旅(15)—洞爺湖電鉄と寿都鉄道
8-7北海道 樺太の旅(16)—函館と大沼公園
8-8北海道 樺太の旅(17)—朝の青森機関区
参考写真・地図 同年代の樺太,北海道で旅程の近隣に居た車輛など

〔本文中の珍しいカットの例〕樺 太庁鉄道キハ2100形昭和10年型車体/樺太庁豊真線の中央山脈越えと宝台ループ線の上下両方の眺め/旧北海道炭礦鉄道客貨車の現役車や廃車体/樺太庁 鉄道No.1ロジャース製サドルタンク機の後方や上面/樺太庁鉄道No.1はクック製ではない!決定的証拠/海上から見た稚内港北防波堤と稚泊連絡船亜庭 丸/全盛期の旭川市街軌道営業車全形式登場/19輛編成!十勝鉄道軽便線の長大列車/謎の機関車“ランケンハイマー”現存する戦前唯一の写真?/9040 形代表的2形態/室蘭石炭埠頭に9200形大活躍/日本製鋼所ヴァルカン・アイアン製サドルタンクの前後面/超短命,洞爺湖電気鉄道の営業中/木造中型丸 屋根,“ナロネロ”格下げのナロハ11600形など木造客車の貴重写真多数を解明/伝説の重連,函館本線急行1列車のC55流線型+C51/ダブル・ポー ル時代の函館市電300形/プロイセンの香りそのままの国産機,6750形 など

西尾克三郎 ライカ鉄道写真全集とは……
日本の鉄道が世界の最先端水準に躍り出た戦前昭和の鉄道黄金時代−国鉄から大手私鉄電車,市電まで,主力機関車から古典蒸機,地方小私鉄まで−を西尾克三郎氏の35mm判全作品で華麗な一大絵巻で再現しています.

ライカ鉄道写真全集 第8巻 
2010年3月20日(土)発売
定価:8,360円(本体7,600円)
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バックナンバーも好評発売中です
第2・5巻…………定価:5,940円(本体5,400円)
第1・3・6・7巻……定価:7,260円(本体6,600円)
第4巻は品切れです

お近くの書店または有名模型店にご注文下さい.

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J39
蒸機の時代最新刊 No.39のご案内です

■第39号の主な内容(登場順)
C62「ていね」
木曽路のD51
ジャライノール炭砿撮影記
庄野鉄司 作品集 その10
  函館本線C62重連急行
釧網本線の冬
稲沢機関区の思い出
山里を走る伯備線
(続)遍歴 蒸機小史
大分交通耶馬溪線

A4判横綴じ84ページ
(内カラー16ページ)

2010年3月20日(土)発売
定価:3,300円(本体3,000円)

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銀座5丁目の数寄屋橋交差点にほど近い,モザイク阪急の道向かいにあるギャラリーで古川 亨さんの写真展があるというので,お邪魔してきました.
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マイクロソフト社で活躍され,実業界ではデジタルメディアのカリスマとして知られる古川さんですが,我らが鉄道趣味界では大の蒸機ファンとして,昨年までは日本鉄道模型の会(JAM)の会長を務められたことも記憶に新しいところです.
  近年は米国コロラド州の保存鉄道にも足繁く通われており,“Cumbres & Toltec”“Dulango & Silverton”という写真集まで出版されています.このたびの展覧会では,写真集に収められたカットも含めた,ここ数年の成果が存分に発表されてい ます.
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大判に引き延ばされた俯瞰写真二点と古川 亨さん.
  近年撮影された写真は,いずれもデジタルカメラのJPEG画像だそうです.35mm一眼レフのデジカメ写真をこれだけ大きくプリントしても大判写真に劣ら ない解像度が得られるようになった,というのは,古川さんの歩んで来られたデジタルメディアの技術進歩と重なるようで,意義深いものを感じます.
 ヘリコプターから撮影した俯瞰パノラマや,断崖にへばりつくように蒸機が登ってゆくカットなど,険しい大自然の中を走るコロラドナローのダイナミックな魅力がストレートに伝わってきます.
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会場では写真集も格安で販売されています(著者のサイン付です!).
 会期は明日(3月16日)までですが,ナローファン,蒸機ファンの方々は万障繰り合わせの上,是非深山を走る蒸機の魅力を感じてみてください.

古川 亨 写真展 −コロラド山岳鉄道の魅力−
ギャラリー・しらみず美術
中央区銀座5-3-12 壹番館ビルディング4F
(最終日は12:00〜17:00)

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大雪の金沢駅.金沢総合車両所に回送される北陸 2010/2月

12日金曜日.上野,金沢を結ぶ二つの夜行列車が廃止されました
ボンネット型車輛,深いブルーの車体.またこうして「汽車旅」を代表するものが消えてしまったのは,実に寂しいかぎりです.

1月から何度かみどりの窓口に通っていましたが,北陸はなんどチャレンジしても休日はチケットがとれませんでした,
 能登は上野〜金沢まで,先月かろうじてお名残乗車をしてくることが出来ました.

下り能登は高崎を過ぎると,翌朝,富山到着10分前まで車内放送は無いとの放送があり,車内は減光されます.
 ひたすら列車の揺れに身をまかせて,レールの響きに耳を傾けながら,まどろみます.

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深夜1時16分頃.減光され,静まりかえった能登レディースカー車内

 一昔前までは,ごくごく当たり前だった座席夜行のこのようなシーンも,気がつくと今ではほんとに数えるほどに・・・.味わって乗らなければいけない時代になってしまいました.

金沢到着後,翌日.消えゆく列車をカメラに収めようと早起きをして高岡駅へ.さらにこの翌朝には富山駅で同じく青森からの日本海,上野からの北陸,能登を見送りました.これが私が見た最後の「北陸」と「能登」になりました.

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2 月中旬の高岡駅早朝.5時45分〜5時57分の間に.日本海.北陸.能登と立て続けに寝台列車が停車します.キーンと冷え込んだ構内.日本海到着時は真っ 暗でしたが,能登が発車するころにようやく空が明るくなり出しました.大好きな「ブルーモーメント」の時間帯に能登を見送る事が出来て,思い出に残りまし た.

 能登は臨時列車で残りますが,北陸はもう思いでの中でしか会えません.結局1度しか乗ることができなかったけれど・・・. 長い間お疲れさまでした.

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この冬は,東京都内でも雪が舞うことが多いような気がする.もっとも,根っからの東京育ちに言わせると,半世紀ほど前に比べれば,雪が積もる回数はめっきり減っているそうだ.
 だからこそというべきか,雪の朝にはカメラを持って,いつもより早く家を出たくなる.電車が遅れていることへの対策を兼ねてはいるのだが,カメラハイクを楽しんでしまうものだから,事務所への到着はいつもと同じか,むしろ遅めになってしまうことが多い.
 昨日,3月10日もそうだった.前日の夕刻から降り始めた雪は,夜半には雨に変ったらしくて,夜が明けてみれば,期待していたほどには地面は白くなく,路盤の一部に残っているだけだったが.

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思ったほど雪が残っていなかった富士見台駅と中村橋駅の間.それも,みるみるうちに少なくなり,1時間ほどで,この写真の半分以下になってしまった.

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撮影の合間には,101系が301系とペアを組んで通勤準急として顔を見せてくれた.101系の顔はオリジナルが好きだけれど,2連は新101にしかない.2丁パンタの先頭車というのも,この電車の場合は似合っていると思う.

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結局この日の一番の“絵”はこの2000系の急行だった.屋根には雪がたっぷりと載り,その融けた水が,走行風で飛散しつつ地面に.もっとも,屋根をみなければ雨の日と変らないのだから,この写真はまだまだ,ということになろうか.

雪というのは,各駅での乗降が手間取ったり,雪融けの水で空転したり滑走したりと,鉄道の現場のたちには大迷惑なわけで,しかもきのうの西武鉄道の場合には,飯能の奥で線路内に木が倒れ込んできて始発から不通.その復旧のために入間市から先を一時的に運休にせざるをえないという大騒ぎだった.加えて小竹向原の駅でホームドアの不具合が発生し…….
 これからも,鉄道の人に迷惑にならない範囲で,雪に限らずチャンスを捉え,さまざまな情景を記録していきたいと思っている.

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