モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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本日3月19日,新宿西口にModels IMONの6番目となる店舗,新宿店がオープンしました.開店前のお披露目にお邪魔してきましたので,さっそく紹介しましょう.
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場所は元バスターミナルのあった新宿西口の路地を甲州街道方面に進んだ突き当りの右側という好立地.IMONの看板と1階のドラッグストアが目印です.
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エレベーターもしくは階段で3階まで上がれば目の前が入口.店内に入るとガラス張りのショーケースにびっしりと陳列された模型が出迎えてくれます.
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秋葉原,池袋,渋谷と同社の既存店舗からもそう遠くない立地ですが,新宿店のセールスポイントはなによりNゲージ,16番ゲージの量産品に重点を置き,総面積228平方メートルという広い店内に展開していること.
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また国産のプラ完成品のみならず,ワールド工芸の真鍮製品や,欧州型・米国型などの海外製品も他店舗より一段と充実させています.
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もちろん,線路やストラクチャーなども豊富に取扱い.また商品の陳列にとどまらず,自社製品や大手メーカーの試作品なども美しい照明で展示されており,憧れの品をじっくりと眺めたり,気になる発売予定品をいちはやくチェックできるのも嬉しいところです.
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カウンターは同時に複数の接客が可能な余裕のある配置.さらに店奥には委託品・中古品コーナーも設けられており,掘り出し物目当てに定期的なチェックも欠かせません!
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新宿店のスタッフ一同(※撮影のためマスクを外しています).

ロケーションも品ぞろえも超一級の真新しいお店で,是非お気に入りの模型と巡り合いたいものですね!

■Models IMON新宿店
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-16-4
井門西新宿ビル3階
TEL03-3340-0222
年中無休 10:00~19:00(当面の間)
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東京の山手線が現在の運転形態になったのは大正末のことである.以来90年以上の間にはさまざまなできごとがあった.その全てを語るためには,どのぐらい紙数が必要になるか,見当もつかない.
 近年の渋谷駅や品川駅における線路付け替えなどの改良工事を踏まえ,間もなく迎えることになる100周年を目指して企画を錬っていたのだけれど,一筋縄ではいかないこと明白であるからして,深く悩み続けていた.
 そうこうしているうちに原宿駅本屋の建て替え問題が本格化して実行に移され,さらに一昨年の終わり頃には,明治時代のいわゆる“高輪築堤”遺跡が発見されるという,なんとも“レイル”向けの話題が続いた.
 そこで目論んだのが,お目に掛けたとおりの,原宿駅と高輪築堤を主題として,グラフや思い出話で“環状運転”を実現しようという企画だった.
 そこで問題になるのが,高輪築堤発掘現場の公開時期…というか,そもそも公開されるのかどうかが不明だった…である.1月下旬発売の書籍への掲載を間に合せるためには,12月中旬には現場の撮影が終了してなければならない.ジリジリしながら待つうちに,ようやく発掘に関するプレスリリースは発表された.しかし,一般への公開は1月に入ってからだという.報道公開はどうなのだろうか.いろいろ各方面に訊ねてみたのだけれど,見当すらつかない.待てるだけ待ったものの,最終的にはプレスリリースに添えられた写真と図版を掲載することで折り合いをつけるしかなかった.
 けれど,黒岩さんから引き継いだ“秘蔵”の写真群は,自分でいうのも変だけれど,大宮の鉄道博物館にも収蔵されていない写真ばかりで,実に迫力満点.各方面から多大のご評価をいただくことができた.
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高輪海中(海上)築堤を行くA8牽引の旅客列車.印画紙(鶏卵紙)の汚れや劣化は惜しいが,実にあの築堤の実際を表現した名作だと思う.A8にしても,これほど生き生きと誇らしく活躍している姿は,それほど多く残されているわけではない.写真:松鷹文庫

もうひとつの主題である原宿駅.こちらは高見彰彦さんが寄せてくださった稿である.最初は建物財産標がテーマであり,さまざまな建築物に取り付けられている財産標について,その考察が展開されるはずであった.いや,今回の原宿駅でもそのようになってはいるのだが,調査を続けているうちに,重大な過誤があることが判明したことで,稿の方向性が変化せざるを得なくなったのである.
 普通の駅ならともかく(というのは,普通の駅に対して大変失礼な言い草である),大いに話題となった原宿駅の建築年が数年単位でずれていることが,ほぼ間違いないことが明らかになったのだから.
 なぜ裾野駅や伏木駅が一緒になっているのか,不思議と思われた方がおられたの当然のことなのだけれど,そのような経緯で出来上がった稿なので,多少の不自然さを許容していただければありがたい.レイルで扱っているのは学位論文ではなく,趣味の研究であるのだし.
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表紙に使わせていただいた,高見さん自身の撮影による淡雪の原宿駅.ノーカット版である.普段はjpegでの撮影だという高見さんだが,気合を入れてRAWデータでの撮影.その甲斐あって,“表紙を見て迷わず購入した”という読者の声も聞こえてきた.高見さんともども,大いに喜んだことである.写真:高見彰彦

原宿駅といえば欠かせないのが宮廷ホーム.どなたかおられないかと思案したところで思い出したのが“原宿駅にはお世話になったのですよ”と言っておられたのを思い出してお願いした先が,高橋卓郎さんだった.僕の思った通りのお話を写真を寄せてくださった.そのおかげで,明治だの大正だのという大昔…いや冗談ではない.大正10/1921年が100年前のことなのだし,50年前は昭和46/1971年なのですよ.今や…の事柄から,ずっと現代の話題を展開していただけたのだから.
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原宿駅宮廷ホームに停車中のEF58 61.僕の世代ではC51239よりも,こちらのほうが馴染みがあって,お似合いだと思う.写真:高橋卓郎

その,高橋さんの思い出から少し遡ったのが,ヒギンズさんの写真群である.同時に,山手線の東半分と西半分をつなぐ役割も担っていただいた.
 ヒギンズさんといえば,なぜか私鉄電車,それも路面電車という印象が強い方も少なくないようだ.けれど実際には大手私鉄も国鉄も,電車も機関車も,客車や貨車も,そして貨車移動機も,実に丹念に撮影しておられる.
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東京駅のC62 21.ホームにはキャブを撮影している人やカメラを首に下げてたたずむ人も見える.東京駅からC62が消えるのを惜しんだ趣味人だろう.ヒギンズさんももちろん,その中の一人である.趣味活動の範囲が幅広かったことを物語る写真の1枚といえよう.写真:J.W.HIGGINS

奇しくも今月発売のとれいん2021年3月号では,山手線の最新鋭電車E235系をMODELERS FILEとして採り上げている.併せてご覧いただき,山手線の今昔を楽しんでいただければ幸いである.

第2テーマは,林 宏祐さんから寄せられた,新京阪鉄道…現在の阪急電鉄京都線における貨物輸送の痕跡探索である.
 新京阪鉄道では実際に“魚菜電車”と呼ばれた5000形や3000形電動貨車,そして,どう見ても荷物室付電気機関車である2000形を保有していた.さらに今もなお西京極駅に残るプレート-ガーダー桁の存在は,新京阪線に興味を持つファンには有名な存在である.けれど,未成に終わった本格的な貨物駅建設の経緯については,これまで深く掘り下げた研究がなされてこなかった.林さんは,現地の検分と徹底した資料探索によって,発端から昭和9/1934年12月の計画放棄に至るまでの推移を明らかにされた.
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開業から90年以上を経た西京極駅に残るプレートガーダー.9300系を筆頭とする現代の電車たちが豪快に駆け抜ける横で,ひっそりと歴史を語ってくれている.写真:林 宏祐


林さんはレイルでは初登場だが,既に鉄道史料誌でもご研究を発表されている.高見さんといい,若い趣味人が次々と登場して,将来が楽しみな,今日この頃である.
 若い趣味人といえば,レイルNo.109に“JR奈良線 歴史を探る”を発表してくださった高田 圭さんも,そのうちの一人だろう.その高田 圭さんが,鉄道友の会の,島 秀雄記念優秀著作賞を受賞された.対象は奈良線研究である.レイルでは単に発表の場を提供させていただいたに過ぎないのだけれど,掲載された稿が栄誉を受けるというのは,やはり嬉しいものである.今後のご活躍にも,大いに期待しているところである.

※2021.03.23:タイトル一部変更

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【今月のオススメ記事】
JR西日本を代表する路線のひとつ大阪環状線と広島地区,そして和歌山地区の車輛が最新型に統一されました.323系と227系の0番代と1000番代です.
 これら三姉妹は,徹底した共通設計によりバリエーション展開が行なわれていますが,どこに共通点があり,どのあたりに地域の独自性を見ることができるのか,取材の積み重ねにより解明しました.存分にお楽しみください.
 先月号で紹介したE235系1000番代のルーツである山手線用のE235系.その全50編成は製造年次によって違いを見ることができます.量産先行編成の変化と,月替わりで色とりどりに表示されるバックサインをご覧いただきます.
 英国鉄道への誘いは現代の高速列車たちを紹介の第1回目です.
 紙成模型塾は画期的な構造と特異な外観で昭和30年代の電車ファンを驚かせた相模鉄道の初代5000系です.実物のスナップ写真も,工作の参考になるでしょう.
 その他の一般記事や好評の連載記事も充実満載です.


【目次】
MODELERS FILE-----------------------------------
  4 西日本旅客鉄道 227系0番代・227系1000番代・323系電車
    西日本各地の最新3扉電車三姉妹を徹底観察
              まとめ:前里 孝 写真:来住 憲司/前里 孝
                    取材協力・資料提供:JR西日本
 26 東日本旅客鉄道 E235系電車 山手線量産編成
    全50編成のバリエーションを探る
        まとめ・写真:前里 孝 取材協力・資料提供:JR東日本
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 3・46 英国鉄道へのいざない
    第8回 英国の高速列車網(その1)
 30 紙成模型塾 第五十六講 相模鉄道旧5000系
                講師:花井道昭(横須賀鉄道模型同好会)
 37 ありし日の相模鉄道旧5000系          撮影:米本 義之
 38 国鉄急行型のお面を持つ車輛をみんなで作ろう!
              製作:チームおやびん/撮影:松本 まさとし
 42 Nゲージ古典機への誘い 第25回
     Robert Stephenson/Hawthorn Leslie(英)  小川 謙二
 50 Nゲージで辿る小田急電車の系譜
     第3回 2100形・ABFM車・HE車      大島 仁知
131 紙成模型塾 型紙 相模鉄道旧5000系(量産先行車)
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 54 2021 DCC最新事情
    解説:加坂 紳/写真:山中 洋
 56 工作に役立つアイテムを紹介 ツールセレクション
    第23回 筆 /山中 洋
 58 Diesel Power in USA! /佐々木 也寸志
    Vol.88 ホライゾン・フリート客車
 62 モデリング・リサーチ・センター
    第92回 電動ポリッシャー /検証:P.S.
 64 JR初期の私有コンテナ /吉岡 心平
    第2回 ホッパコンテナの解説(1)
 68 線路は続くよいつまでも 第128回 /信沢 あつし
    今も残る憧れの農業倉庫の引込線
    旧水海道町外11か村農会連合特定倉庫(2020年11月30日)
 70 台鉄ナビ
    文:邱 浚嘉 翻訳:濱川 真由美
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 72 新車登場
 94  E.NUKINAのB級コレクター道 /貫名 英一
    第117回:ラ・ベルの木造電車(その1)
 95 子連れ鉄日記 /写真・文:山本 晃司
    第83回:東急電鉄乗り歩き
 96 伝言板
118 BOOKS
119 甲種・特大 運行計画 2021年4月
120 各種募集のご案内
122 新車登場INDEX
124 いちぶんのいち情報室
128 月刊とれいんバックナンバーのご案内・とれいんスケール呼称早見表
129 Combo Caboose・掲載広告索引
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2021年3月19日(金)発売
定価:1,595円(本体1,450円)

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【第83号の主な内容】
特集:8620形の活躍 今昔
 58654 “SL人吉”   
 8630 “蒸機さようなら列車”とC12   
 品川区のハチロクと草津のC51   
 東北を走った蒸機たち 1

台湾鉄路局 
  忘れ得ぬ屏東線の蒸機たち


とれいん 5月増刊

定価:3,300円(本体3,000円)
A4判横綴じ84ページ
(内カラー8ページ)
2021年3月19日(金)発売
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2月21日に営業運転を開始した,東京地下鉄の17000系電車.その概要は昨年8月13日のここで報道公開の模様をお伝えした.
 事務所と自宅との往復の途上で遭遇しないか,楽しみにしていたのだけれど,一向に僕の目の前に姿を現わしてくれなかった.実現したのは,ようやく今週初めのこと.石神井公園に用事があって出掛けた帰り道,“なにか来ないかなぁ”と,所沢方ホーム端に立っていたら,いつもとちょっと違う光が遠くにみえた.これは……と思ってコンパクトカメラを構えたら…….
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17000系だった.それも第1編成.色の印象から,ちょっと10000系に似ているように見えなくもない.正面の非常扉は16000系の中期車以降と同じように片方へ寄せられていることと,列車種別・行先表示が大きくなっているのが,10000系との識別点となる.左手の,引き上げ線にいる10000系との顔並びを撮れると思ったら,ホームへ入構してきてしまった.ちょっと残念.

報道公開では車内の観察もしてはいるのだけれど,営業運転に本線で乗るというのは,また別の体験.本来ならば僕が降りる駅には停まらないのだから乗ってはいけない“準急”なのだけれど.気がついたら電車の中にいた.

真っ先に目に入るのは,報道公開でのレポートでも記しているとおり,鮮やかなカラシ色の腰掛背擦りの表地である.だけど今日はお客様がたくさん乗っているから,迂闊に撮影することはできない.
 そこで,飛び乗った…駆け込みということではない…のが最後尾ということもあって,“後方かぶりつき”に専念することに.
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練馬高野台を通過する時点で,既に時速102キロに達していた.コンソールの右手には縦に白い東京地下鉄線内用送話器が,その上に横置きで東武,西武,東急,横浜高速線用の送話器が置かれている.左手のモニターには速度計が,中央のモニターには車掌用の情報が表示されている.右手のモニターにはなにも表示されていなかった.

さらにそのまま乗っていきたかったのだけれど,我慢して練馬で降りる.発車までのつかの間に,前頭部…今日は最後尾だけれど…を少し観察.
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ライトケース.花形LLEDの横には径の小さな補助前照燈が取り付けられている.10000系にはない,アクセサリーである.
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屋根上のアンテナ群.中央の逆L形が西武,東武,東急,横浜高速線用アンテナで,それを挟むように2基取り付けられている円筒形が東京地下鉄用ということになる.

17000系電車は,既に4編成が落成しているはずである.残りの3本と遭遇できるのは,いつになるだろうか.いや,これから,どんどん増えて行くわけではあるのだけれど.

それで,最後に少し[オマケ]
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東急電鉄5050系5076編成.サハ5576にsustina構体を組み込んだ編成である.今年の1月下旬あたりにアンテナを増設した姿を見た記憶があるのだけれど,ようやく捉まえることができたのが,先週末のことだった.

これによって,アトランダムに進んでいるように見える5050形へのアンテナ増設工事だが,5050系ではは5060番代後半の何編成かと,最終グループというか追加製造分の5177編成を残すだけとなったようである.5178は新形のデジタルアナログ両用のアンテナだから.
 そうすると,そろそろ5000系と4000番代への取り付けが始まるのだろうか.まだまだ“上を向いて歩こう”が続くことになる.


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