モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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セノハチ-山陽本線の難所に挑んだ蒸機を偲ぶ-
“西の函嶺”とも称される,山陽本線随一の難所である瀬野-八本松間.いわゆる“セノハチ”に挑んだ蒸機たちを偲びます.実際に機関車に乗務しておられた宇田賢吉さんを中心として,電化される前の現地へ何度も赴いた相澤靖浩さん,三品勝暉さん,八木邦英さんの作品によって,レイルが満たされました.
それぞれの思い出とともに,宇田さんによる各区間の解説は,ほかでは得られない貴重な記録です.この機会に,西の函嶺を存分に偲んでください.

佐藤 久作品集 鉄道省/国鉄のパシフィック機
今回は各地で捉えられたパシフィック機各形式のハイライトをお楽しみください.

英国系100ftポニーワーレントラス
特徴的なスタイルからファンの多い,英国系100フィート ポニーワーレントラス桁.現役の鉄道橋は数少なくなりましたが,道路への転用桁や,保存桁を,西 和之さんが丹念に調査の上で纏められました.図面も多数掲載しています.ストラクチャーファンには必見です.

2022年7月21日(木)発売
定価:3,960円
(本体3,600円 税率10%)
eshumi-kounyu
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旧形国電の天下だった時代の鶴見線というものを,僕は知らない.それだけではない.101系も,103系だって気がついたら姿を消していた.最初の訪問は205系の改造1編成目を弁天橋の車庫で撮影させてもらった時だから,いつのことだろう…….その後は,とれいん2008年7月号(通巻403号)での205系特集撮影取材の時に何度か通ったのと,レイルNo.96号(2015年10月刊)で日本鋼管鶴見の蒸機時代を田邉幸夫さんの写真と思い出話で綴った際に現状確認のため訪れただけである.

その鶴見線で活躍していた旧形国電の中でも,ひときわ人気があったのは大川支線で使われていたクモハ12だろう.武蔵白石駅での分岐のカーブがきつくて20m車が入線できないとのことでJR東日本の発足後も残っていたもので,その武蔵白石駅のホームを撤去するという荒業によって制限が解消した1996年まで2輛が現役だった,そのうちのクモハ12052は,引退後も中原電車区の配置で籍を残したまま長らく大切に保管され続けていたものである.

そのクモハ12052,引退後は何度か大井工場…東京総合車両センターのイベントに際して一般公開されていた.最近では5年前だっただろうか.自分で見に行くことはできなかったが,品鶴線の列車…湘南新宿ラインや横須賀線…の車窓から見えるところに留置されているのを目撃できた時には,それ相応の傷みが気になって,そろそろ再整備を……と思っていたところ,“復元整備記念撮影イベント”が開催されるとの報が聞こえてきた.

撮影イベントは,今年2月3日付のここでご紹介したのと同じ,JR東日本東京支社の主催で,JRE MALLで告知・募集が行なわれたものである.今回の参加費は税込み9,000円.開催は7月9日と10日,午前9時,12時,午後3時の3回ずつ,1回当たり20名ずつという容量で募集された.もちろん(?),あっという間に定員に達したそうである.
 幸いにして,2月の品川駅や6月の京成電鉄3400形乗車と3600形撮影の旅と同様,広報のご厚意により,イベントの状況取材として“参加”するチャンスが与えられたので,当日の様子をレポートする次第.
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撮影会は,東京総合車両センターの高橋所長(写真中央)による挨拶に続いて除幕,テープカットによりスタートした.
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前位側からクモハ12052.モハ11…モハ31の面影を色濃く残している.これで雨樋が一食戦なら…と思うのは,贅沢な望みだろう.
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今回の公開は,復元整備が完了した記念ということで,各部が美しく整備されたが,電気配線を整備して前照燈と尾燈を点燈可能としたことも特筆すべき点のひとつだった.列車無線アンテナはJR化以降も現役だった証し

復元整備は,今年の鉄道150周年を目標として2020年10月頃に企画がスタート,2021年5月末から実作業に入り,日常作業の合間を縫って6月末に完了したとのこと.プロジェクトチームは22名で,部分的に関与した社員を含めると総勢約50名の規模になったという.
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枕ばねやイコライザーなども,まるで新品のようなDT11…TR22という旧形式で呼びたくなる仕上がりも,堪能することができた.

具体的な復元整備箇所は,外板,台車補修,床下機器塗装,屋根塗装など全般に及んでいて,どこをとっても美しい姿に仕上がっている.なお前照燈と尾燈の電源は架線ではなく,別に備えた電源によるものである.

撮影会の段取りはといえば,前位側正面に始まり,海側(空気側)の側面に移動して貫通炉を残したまま運転室を新設した後位側へ.ここでは遠目から順次近寄るという手法が採られた.
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後位側の撮影は,このように建屋の端から“引き”で始まった.
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続いて数十メートル前進.その間,10分間ずつの撮影タイムが設定されていたが,20名という少人数での撮影会だから,押し合いへし合いは,ない.ピットの中に入っての撮影も自由である.
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そして山側(電気側)の撮影.側面が外光を反射してリベットが引き立っていた.

ここまでの合計撮影時間は60分.1輛の電車をぐるっと一周するためには不足のない時間.存分に近寄ることもできて,参加費が9,000円ならばコストパフォーマンスは高いといえよう.とりわけモデラーには.
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参加者へのお土産.いずれも特製品のタオル,電車絵柄の絆創膏,付箋紙など.携帯除菌スプレーがこのところの世情を反映している.なお右端のE217系モケット付きキーホルダーは新製品の予告である.

ということで,極めて心地よい疲れとともに大井工場……ではない,東京総合車両センターを後にしたのだった.



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先週の日曜日,用事があって川崎方面へ出掛けることになったのだが,この日は,とれいん7月号“甲種・特大運転情報”によれば,近畿車輌から東京都交通局三田線6500形の甲種輸送列車が通過するというので,久し振りに,JR貨物の新鶴見信号場に隣接する新川崎ふれあい公園での列車ウォッチングを楽しんできた.いや,ダイヤも貨物時刻表も持たず,しかも,ホンの1時間ほどだけなんですけれどね.
 この新川崎ふれあい公園,最初に訪問したのは,公園ができて間もない2011年はじめのことだった.
 その後も甲種輸送列車が運転されるたびに訪れ,列車観察に勤しんできた.
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僕が現地入りしたお昼前には,甲種輸送列車は既に到着済みで,EF65 2068に牽かれて静かに停車中だった.

隣りの線路には機関車交換待ちと思しき列車が1本停車中.僕の目を惹いたのは,その先頭のコキ104の積み荷.
 なんだか往年のワゴン・リの,中央にだけ荷室があって両側がフラットになっている荷物車みたい……,
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現実には中央に汎用の19Dコンテナを載せ,両端に無蓋コンテナを載せた,という積み付けなのだが.


両端の無蓋コンテナはUM16A-25007と25003.中部鋼鈑という会社の私有コンテナである.
 中部鋼鈑とは名古屋に本社がある会社で,圧延鋼板が主力製品とのこと.このコンテナもその鋼板を輸送するためのもので,30個程度は存在しているらしい.関東では宇都宮や熊谷への列車に積まれているとのこと.会社名の“鈑”が,なんとなく嬉しい.
 それにしても近年は荷票が姿を消してしまったので,発駅や行き先が判らなくて困ること夥しい.
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すぐ隣には芳賀通運の無蓋コンテナUM12A-105052が.宇都宮ターミナル常備のようなので,この列車は東北方面行きということになる.

UM12という無蓋コンテナは,産業廃棄物輸送が用途であることが多く,このコンテナもその仲間であるようだ.

12時20分過ぎ,機関区からEF210-151が姿を見せた.と,同時にEH500-15の牽く列車が到着.
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しかしこの列車の牽引機はEF210-125だった.けれど行先はやっぱり東北本線,それも宇都宮貨物ターミナル行きということになる.今では黒磯での機関車付け替えはなくなったから.そういえば交直セクション移動後の黒磯は,まだ訪問できていない.行ってみなくちゃ.

12時21分,しずしずと発車してゆくこの列車,主体は汎用有蓋コンテナだったが,後ろの方には,丸和通運のクールコンテナが積まれていた.
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“1コキ車3個積載限定”と注意書きがある.丸和通運は東京に本社を置く通運会社である.12フィート冷凍コンテナとしては新しい部類なのだそうだ.
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続いて到着したEF210-133牽引の列車が到着……と思ったら,向こう側にはEF66 119がやってきた.1輛目のコンテナ車が空荷だったのが幸いした.

今やEF66も,とれいん誌のMODELERS FILEで採り上げたEF66 27は定期運用から退き,JR貨物が発足してから新造された100番代も初期タイプは絶滅,後期タイプも数を減らしつつあるようだ.だから,このシーンは“ラッキー”というべきなのだろう.
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牽引機が,さきほどのEF210-151に交代.向こう側には引き上げて折り返し,機関区へ戻るEF120-133の姿が.旅客駅では絶えてみることができなくなった光景である.
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5分後には,またもやEH500が到着.今度は29号機.さきほどの15号機とは向きが逆である.“JRF”のサービスマークが撤去されているのは同じ.EF210がいずれも残されたままなのと対照的である.

北海道からやってきただろうこの列車……通過時刻的には,山手線を正午頃に通過する,あの列車だろう.
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積み荷は大形コンテナが主体.鮮やかな青に白い帯が印象的なのはUV54A-38026.ダイニチグループという通運会社所有で,数は多くないようだ.
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大形の冷凍コンテナUF45A-38003も.北海道からのお客さんである.上部に“コキ500000積載禁止”の注意書きが残っているのはご愛敬.
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そして13時20分,甲種輸送列車が発車していった.みんなで思い思いに工夫を凝らして撮影にいそしむ.

暑かったけれど,のどかな日曜日昼下がりの新鶴見信号場であった.



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カメラマンの松本正敏です。
先日こちらで鉄道開業150周年記念E2系の200系開業時塗装を紹介しました。

実はこちらは東北新幹線開業40周年記念も兼ねており、
2022年7月2日 開業出発駅である大宮駅にて[東北新幹線開業40周年記念号出発式]が開催されました。
その式典の一部を撮影してまいりましたのでご覧ください。
10:10から緑川大宮駅長の挨拶から始まり、列席された清水さいたま市市長の挨拶、つづいて大宮支社の各駅長と新幹線トレインジャーや大宮駅キャラクター「まめお、まめこ」、大宮地域の方々のフォトセッションの後、 10:33さいたま市長と大宮駅長の出発合図で無事盛岡に向けて出発しました。

ちなみにこの列車は団体専用臨時列車として盛岡までの運用で、この塗装になってからは仙台までしか行かなかったため今回初の仙台以北の乗り入れだった様です。

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さいたま市長(左)大宮駅長(右)の出発合図。
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16番線から出発です
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盛岡行
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車両への飾りつけは特にありませんでした。
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実のところ,6月11日の撮影ツアー取材にお誘いいただくまで,京成電車の観察や撮影とは,しばらくご縁がなかった.だから,久し振りに眺める京成電車の,大きな変化にはすぐ気づいた.それは屋根上である.
 京成電鉄では,今年度の事業計画の中で“デジタル列車無線の完備”を謳っている.そのための準備が車輛側でも着々と進んでいるというわけである.
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最新形である3100形は当然のこととして,在来車の多くに,筒状の新しい列車無線アンテナが取り付けられていた.写真は,3400形編成写真撮影会場の横に留置されていた3000形の一群.中央の3055は,つい先日,スカイアクセス線色から一般色へと装いを変えたばかりの編成だという.

その一方で,3400形や3600形は,これまでの誘導無線用ループタイプアンテナしか見えない.このあたりの違いが,京成電鉄車輛ラインアップの,来年度以降の陣容を想像する大きな手掛かりとなるのだろう.もっとも,工事は実用化直前まで続くから,今取り付けられていないからといって,来年度以降は使われない,ということには,ならない.

そこで,翌週の日曜日,第2回目のツアー列車である3600形リバイバルカラー編成を観察するのを兼ねて,高砂駅隣接の歩道橋で,少しウォッチングしてみた次第.
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最初に撮影したのはスカイライナー.運転室の屋根に,ちゃんと円筒形アンテナが取り付けられていた.

続いては,順調に数を増やしつつある3100形3150番代3154の編成がやってきた.
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円筒形アンテナが2基,取り付けられている.本誌2019年12月号(通巻540号)MODELERS FILEの時点では台座だけ取り付けられていた.

撮影はできなかったのだけれど,3000形の中にもアンテナ2基の編成が存在するようである.どういう違いがあるのだろうか…….
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3700形は,2基の誘導無線アンテナの間に取り付けられている.
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同じ3000形でも3006は3700形と同じように,誘導無線アンテナの間に取り付けられていた.この違いは,そもそも誘導無線アンテナの取り付け位置が異なっていることに起因するのかもしれない.

そして京成電車の合間には東京都交通局5500形も姿を見せる.こちらは2018年11月号(通巻517号)のMODELERS FILEでご紹介した.
 ほんの僅かの観察に過ぎないけれど,装着完了は,ぎりぎりまで時間を要しそう.5300形が1編成残されているというのは,改造工事の予備編成なのだろう.
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第15編成.これが落成時の姿で,台座ではなく丸い塞ぎ板が2ヵ所に設けられている.
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第24編成は未装着だが,準備工事は塞ぎ板ではなく台座である.塞ぎ板と台座の境目は何番なのか,今となっては現車からの観察は難しいかもしれない.
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そして第1編成.アンテナ装着済みだった.



ということで,気になりはじめたら落ち着かなくなって,ツアーの翌週も,猛暑という天気予報もものともせず,京成高砂まで出掛けてしまった,そのレポートをお届けした次第.


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