モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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グローブベンチレーターといえば国鉄の旧形新形を問わず,“国電”を思い出すという人は多いだろう.かくいう僕もそのうちの一人である.
 関西の私鉄では多くなかった……そもそもあったのか?……63系の割り当てをもらった山陽には存在した.しかし南海のは最初からガーランドタイプだったし.
 関東には多かった.いや,“関東”ではなく,“西武鉄道”に多かっただけ.払い下げの国電を使っていた鉄道はともかくとして,自社オリジナルの電車に積極的に採用した例は,相模鉄道の5100系ぐらいしか,ぱっとは思いつかない.実のところはどうなのだろうか.

2024.02.06追記 
阪神7801系“経済車”を忘れてやいませんか?とのご教示をいただいた.途中からは冷房付きで新製されたし,西宮に住んでいた中学生時代はもっぱら国電利用であり,趣味的に観察するようになった頃には全部改造済みだったから……そういえば救援車110形も載せていたような.
 東京では交通局10-000形,新京成の100形や800形にも使っていたとのこと.勉強させていただきました.“関東には多かった”という僕の印象は,ある意味では正しかったのかも……と,イイワケしておこう.
 ご教示,ありがとうございました.なんだか,まだ出てきそうだ.……さらに追加.63関連を除けば,京王2010系の多くも使っていたとのこと.

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ということで,引っ張り出してきた西武の101系電車.ツートンの復活塗装の8輛編成で手前がクハ1197の編成,奥がクハ1193の編成である.小手指の車庫でセッティングしていただいての撮影.撮影日を見たら,もう20年前のことだった.カメラはコダックのデジタル一眼レフ機DCS Pro 14N.僕の持ち物ではなく会社の財産だった.2004-9-28

背景に写っているのは新101系で,こちらのベンチレーターは箱形の押し込み……ではなくて,形は変っても実は吸い出し式の,いわば近代的ガーランドタイプというべきもの.このベンチレーターは西武のお気に入りで,その後の新製車にも,長らく採用され続けた.

なぜ今,グローブベンチレーターなのかといえば,つい昨日,1月31日に,池添智和さんから

昨日、西武最後のグロベン車、2409編成が廃車となりました。

というお便りと,2409+2410の“思い出写真集”を送っていただいたから.
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恋ヶ窪に進入する2409(手前)+2410.実にグローブベンチレーターを見事に表現した写真である.2023-8-11
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パンタグラフはシングルアームタイプに交換されしまったが,この電車には“前パン”がよく似合う証しともいえるアングル.2023-8-11

池添さんのアルバムには,最近1年ほどの,この編成の思い出シーンが,これでもかというほどギッシリ詰め込まれていた.その中から,ほんの一部を紹介すると……
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2065編成と手を組んで西武新宿行き準急の先頭に立つ2409+2410の勇姿.所沢-東村山  2023-4-7 写真:池添智和
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グローブベンチレーターのシルエット.東村山-小川 2023-8-10 写真:池添智和

この2409+2410は,1月30日に新2000系の2517編成とともに横瀬に自力回送されたとのこと.
 これによって,旧2000系で原形の顔を残すのはこれで2連の2417編成と2419編成だけになった.ただしこの2編成,旧2000系のグループとはいえ,床下の機器配置が新2000系に準じているから,旧新ミックスグループといえるかもしれない.

後ろ向きの話題ばかりではつまらない,というか,今日の帰宅時に遭遇した話題.
 それは僕の地元,池袋線の2000系に室内燈をLEDに交換した編成が登場していて,その編成に遭遇したこと.
 買物の必要があって,少し早めに事務所を引き上げ,折しもやってきた2000系に乗ったら,なんだか照明が.
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豊島園行きだったものだから,練馬で既にほとんど無人状態となった.2071編成の池袋方先頭車2072.
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燈具は直管タイプ.なんだか普通の蛍光燈と同じように写ってしまったのは,ホワイトバランスがオートのままだった結果である.
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次の電車を待っている間にやってきた池袋行きも2000系.先頭は2080だから,2079編成ということになる.これも光の色から,LEDに交換しているようだ.
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そして到着したのが,またもや2000系だったという幸運(?).ただしこの編成は従来の蛍光燈だった.2091編成の2292.

現在の池袋線系統で見ることができる2000系は,この3編成のほかには武蔵野鉄道色の2069編成,パンタグラフ撤去跡が残る2075編成,未更新の2073編成と2089編成,そして更新車の2091編成の合計8編成,だと思う.さて,これを多いと見るか少ないと思うか.
 室内燈をLEDに更新した編成が現われている(池添さんによれば新宿線にもいるらしい)ということは,少なくともその編成は,まだ当分,活躍が続くといえるの,だ,ろうか.

ということで,今回は去年11月16日付の“2023年秋の西武鉄道池袋線界隈”以来の西武報告であった.

※2024.02.06:阪神7801系,東京都交通局10-000形,新京成100,800形などについて追記.


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レイルで昭和40年代の蒸気機関車撮影記録を披露してくださっている……昨年10月発刊のNo.128では,福岡県の情景グラフを掲載させていただいた……蔵重信隆さん.
 その蔵重さんの写真展が1月13日から東京町田市の“町田フォトサロン”で開かれている.さっそく駆け付け……たいと思いはするものの,なにしろ極めつけの時間貧乏者には,町田は近くない.21日にはギャラリートークが催されるというか,その日にはぜひと思っていたのに,目先の仕事に追われて叶わなかった.なんとも悔しい思いをしていたら,荒木 徹さんから“行ってきました!”と,なんとも羨ましい知らせが届いた.
 そこで,せっかくの会場風景と感想を,ぼくの手元に置いておくだけではもったいないということで,ここでご紹介する次第.

まずは会場と会期など

蔵重信隆写真展「昭和の鉄道風景」-蒸気機関車の走っていたころ-

・会場 : 町田市フォトサロン
      
       住所:東京都町田市野津田町3272
       TEL:042-736-8281
・会期 : 2024年1月13日(土)~2月12日(月)
・開場時間 : 9:30~16:30(入館は16時まで)
・休館日 : 火曜日
・ギャラリートーク : 1月21日(日)14時~ 参加費無料
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会場外観.最寄りの鉄道駅はJR横浜線と小田急電鉄の町田駅.そこからバスで約15分.ちょっと手間は掛かるが,気分転換のお出かけには好適かもしれない.

ちなみにそのバスは東京都内ながら神奈川中央交通の路線で,町53系統の鶴川駅前行きまたは町55系統の野津田車庫前行き.15分に1本程度の運行頻度である.サロンの隣接地である薬師池には駐車場があって,ふつうの乗用車なら1時間以内無料,1時間半までなら100円,その後は30分ごとに50円の加算だという.
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会場風景 その1.九州地方の情景が集められた一角.筑豊本線や久大本線の写真は,レイル読者ならば,見覚えのある作品を見出すことができる.
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こちらは雪と冬の鉄道.北海道の炭砿鉄道も.機関車や列車ばかりではなく,昭和40年代半ばに,既に人と鉄道との接点を探る作品が多いのに,驚かされる.

それぞれの写真には,簡単ながら映り込んでいる往事の情景に触れる短いキャプションが付けられており,当時の貴重な生活情景に思わず時間を過ぎるのを忘れさせる工夫が凝らされている.

レイルではNo.101で関西本線105で久大本線の写真群を披露していただいている.,
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昭和40年代前半の日本各地の鉄道風景を,市井の人々の生活感を感じられる構図で切り取った作品,およそ60余点から構成された写真展です.
蔵重さんが大学生時代から撮り始めた,北は北海道,南は九州に至る各地の往事の情景は,国鉄のみならず,まだ盛業中だった炭礦鉄道の専用線なども盛り込まれており,とうの昔に潰えた貴重な情景を鑑賞することが出来る内容です.

当時,同じ年代を過ごしていた人には郷愁と追想を,そうでない方にも今では見ることが出来ない光景をある意味新鮮さを持って見て頂けるような写真展となっています.
数々の作品から感じさせられる温もりのある構図の数々は,後年,海外の現役で活躍する蒸気機関車の作品群に繋がる蔵重さんからではカメラ視線が,既にこの頃に華開いていたのだと感じさせられるものでした.
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とは,荒木さんの感想.
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そして21日に開催されたトークショーの一齣.

荒木さんは,その感想を,次のように綴ってこられた.

1月21日には展示作品を上映しての,撮影時の状況を説明頂くギャラリートークが開催され,鉄道は写ってはいるけれども列車が主体ではない構図を当時から意識していたということを話されておられました.
駅前から一歩離れるとまだ砂利道が普通だった頃,荷物は風呂敷で包んで運んでいた頃,専用線では冬期暖房はダルマストーブで暖をとっていた頃,改札越しに住民と乗務員が会話をすることが至って普通だった頃….
撮影旅行を通じて沿線住民との触れ合いなどもあったというエピソードなど,往事の撮影時エピソードも貴重な内容を伺うことができました.
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撮影途上の,蔵重さんの“勇姿”とプロフィール.写真は全てブログでの発表を前もってフォトギャラリーから得ての撮影です.写真5点:荒木 徹 

ちなみに昭和23/1948年のお生まれ.プロフィールにある“退職後は北京に滞在し,もっぱら中国の蒸気機関車を追いかける”は2010年前後の数年間のことであり,その成果は,ほぼリアルタイムで“レイル”にレポートしてくださった.
 そのレポートは,編集者が思ってた“単なる現地状況報告”とは全く異なり,それぞれの鉄道について,徹底した歴史探究を試みられていた.その第1回はレイルNo.61.河北省の炭砿鉄道の紹介.平成19/2007年7月のことであった.最終回はNo.81

これまで紹介してきた蔵重さんの作品は,ほんの一部に過ぎない.これからも機会を見てお目にかけたいと思っている.ご期待ください.



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【オススメ記事】
1979年,国鉄の京阪神間に華々しくデビューした専用電車が117系です.以来半
世紀近く,関西圏から広く下関まで西日本地区の沿線で親しまれてきましたが,昨年,ついに観光電車を残して引退してしまいました.
 そこで,その活躍をたたえるとともに,模型でも紙成模型塾の題材として採り上げてみました.北野勝也さん製作の16番作品,300番代も圧巻です.
 OJゲージで製作された4110とC53もラージスケールならではの迫力をお楽しみいただけることでしょう.
 一般記事,連載も満載です.

【目次】
注目記事--------------------------------------
  6 MODELERS FILE 西日本旅客鉄道
    117系電車
    新快速シティライナーの終焉      まとめ:足立 繁和
    写真:西尾 克三郎/岡本 真和/北野 勝也/鈴木 年也/岡田 孝司/
                来住 憲司/前里 孝/足立 繁和
                協力:JR西日本/京都鉄道博物館
 20 紙成模型塾 第六十九講 国鉄/JR 117系0番代  講師:岡本 真和
 26 JR西日本 117系300番代福知山色        製作:北野 勝也
131 紙成模型塾 型紙 117系0番代 先頭車・屋根・妻面
                        作図・講師:岡本 真和
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  3 ブラスで蘇る4110・C53の輝き          製作:二郷 弘雄
  4 Products Data file カトー製 JR西日本
    283系"オーシャンアロー"(N)
 32 水素式燃料電池駆動車"HYBARI"をモノにする
    JR東日本 FV-E991系             製作:中村 文人
 36 ブラスで蘇る4110の輝き         製作・解説:二郷 弘雄
 48 第10回根利森林鉄道まつり 2023年10月22日
    協三工業10tディーゼル機関車塗装修復披露
    旧街道「根利道」・根利森林鉄道遺構を歩く
    よみがえれボールドウィン実行委員会
                     レポート・写真:信沢 あつし
 60 さいたま鉄道模型フェスタ2023
 64 第21回 鉄道模型関東合同運転会 in 埼玉けんかつ
 68 2023年 KKC 秋の集会から
 98 新連載 コンさんの工作メモ
     第1回 ルーマドリルホルダーを作ってみよう    今野 喜郎
------------------------------------------------
 28 英国鉄道へのいざない
    第25回 終焉が迫る英国国鉄の特急車輛
 40 ABC of DCC Evolution【第3回】 /加坂 紳
    専門知識ゼロでも絶対使えるようになる!
 46 線路は続くよいつまでも 162回 /信沢 あつし
    北陸重機のAT DLを試運転する!!
    宍粟市のフォレストステーション波賀
 50 工作に役立つアイテムを紹介 ツールセレクション /山中 洋
    第50回 コンプレッサー
 52 Diesel Power in USA! /佐々木 也寸志
    Vol.106 ベイウインドウ・カブース
 56 入門者必読!
    誰も教えない基礎・応用テクをプロモデラーが伝授 /解説:P.S.
    Nキット上達への道
    第23回:グリーンマックス国鉄80系初期型湘南編-5
 58 Coffee Cup /前里 孝
   “白いロマンスカー”VSEにさよなら
 70 “林”発掘再生工場 Season5 /工場長:林 信之
    第17回 微笑んでいる顔つき? フェニックスEF71
 72 台鉄ナビ
   文:邱 浚嘉
   翻訳:黃 昱嘉
 74 E.NUKINAのB級コレクター道 /貫名 英一
    第151回:祝日本一(続き)
 75 輝け!日本の運転会
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 76 新車登場
 97 子連れ鉄日記 /写真・文:山本 晃司
   第117回:阪堺電軌乗り歩き
100 伝言板
118 BOOKS
119 甲種・特大輸送実績 2023年12月分
   JR東日本在来線車輛の動き 2023年11月
120 各種募集のご案内
122 新車登場INDEX
124 いちぶんのいち情報室
128 月刊とれいんバックナンバーのご案内・とれいんスケール呼称早見表
129 Combo Caboose・掲載広告索引
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2024年1月22日(月)発売
定価:1,694円(本体1,540円)
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蘇った糸魚川のドコービル
併せて “ドコービル系機関車”と東洋活性白土1号機

■かつて,新潟県の糸魚川市に東洋活性白土という会社があり,小さな蒸気機関車が向上と国鉄駅の間を往復していました.機関車は2輛在籍していて,1輛は協三工業製の規格形でしたが,もう1輛は曰くのありそうな,独特のキャラクターをもっていました.
■昭和40年代には,もっぱら協三工業製が活躍していましたが,もう1輛も,機関庫の中で大切に保管されていました.この機関車の出自については謎が多く,多くの人が解明に精を出しました.ただ,フランスの産業用鉄道メーカーであるドコービル社製を模したものであることは明らかで,親しみを込めて“糸魚川のドコービル”と呼ばれていました.
◆昭和57/1982年に東洋活性白土の会社は廃業してしまいます.それから40年の間,糸魚川のドコービルは,ただ静かに時が経つのを見つめるだけでした.けれど令和5年12月,たくさんの人の熱心な活動によって見事に蘇ったのです!
◆今回のレイルでは,この40年間の動きを細大漏らさず記録することに集中しました.復活への,多くの苦難多い作業を,高橋卓郎さんの筆により,細大漏らさず記録しました.
◆そしてこの機会に,宮田寛之さんが,《“ドコービル系機関車”と東洋活性白土1号機》と題して,これまで断片的にしか伝えられてこなかった,日本におけるドコービル系機関車の系譜を綴ってくださいました.臼井茂信さん撮影の初出写真を含め,宮田さんのコレクションを,豊富に披露してくださいました.昭和45/1970年春の糸魚川での,臼井茂信さんと西尾克三郎さんがともにドコービルを慈しんだ際のエピソードも,日本の鉄道趣味界のひとつのエポックとして披露されています.


西武鉄道4号機関車に牽引された客車

◆令和4/2022年秋,東京の豊洲にある芝浦工業大学附属中学・高等学校に保存された,鉄道院400形403号機関車については,レイル№125で詳しくご紹介しました.今回,藤田吾郎さんは,この機関車が牽いた客車をテーマとして,研究成果を発表してくださいました.多くの形式図を含め,古い客車のファンには必読の記録です

2024年1月発売
定価:3,960円
(本体3,600円 税率10%)

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国鉄で車輛の設計を一手に引き受けていた組織がある.本社とは独立した,車両設計事務所である.同様,構造物は構造物設計事務所が担当し,長らく新宿の同じビルの中に事務所があった.
 新宿駅の南口改札を出て甲州街道を渡り,細い道をさらに南に進むと,入口があった.後年になって気づいたのだけれど,この入口を含めて,敷地は公道に面していない,いわゆる袋地かそれに近かったのである.
 僕がはじめてこのビルを訪問したのはいつだったか,もう正確には思い出せないが,恐らくは,まだ大阪の高校生だった昭和40年代半ば,黒岩(保美)さんを訪問した時だっただろう.以来,国鉄が分割される直前に東京駅隣接地に移転してしまうまで,何度となく通うことになった.昭和44/1969年に落成したというこの建物は,昭和38/1963年に竣工した丸の内の本社ビル新館と同様,外観も内装も,質実剛健という言葉がぴったり当てはまるようなデザインだったことは,よく覚えている.
 JR発足後は,JR東日本の幾つかの部門が入居していたが,僕は足を踏み入れるチャンスがなかった.

そのビル……JR新宿ビルと名付けられていたこのビルの建て替えが発表されたのは令和4/2022年4月13日のことだった.
 発表によれば,京王新宿駅から現在の“ルミネ”を経て甲州街道を跨ぎ,JR新宿ビルの南端……本社ビルのすぐ北側までを一体に再開発,街道の南側(南街区)には37階建ての高層ビルを新築,店舗,事務所,宿泊施設,駐車場などとして使うのだという.北側(北街区)は

完成予定は南街区が令和10年度,北街区が2040年代という.

再開発のリリースが発表された時には“記録しておかなくちゃ”と思ったものの,気がつけば解体のための仮囲いが始まってしまっていた.去年夏のことである.
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甲州街道から南を向いて撮影.辛うじて“JR新宿ビル”の看板が屋上に残っていた.玄関は,白っぽい部分ではなく,その奥にあった.ちなみにその白い部分は全くの別棟で,今は宮崎県のアンテナショップ.
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裏側というのだろうか,建物の西側.公道に面したビルが一足早く解体されていたので,その外観を拝むことができた.画面左端の建物は現在解体の真っ盛り.右側のビルは……のこるのだろうか? 2023-7-19

さて,とはいえ,ほかの写真を撮影するついでに撮ってないだろうかと検索してみたら,平成28/2016年7月28日のここで,新バスターミナル“バスタ”を紹介するエントリの冒頭にお掲載した写真の左端に映り込んでいた.
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もうちょっと左を向いて撮影したカットはないのかと思ったが,なかった.屋上の鉄柵部分には,米国煙草の“Philip Morris”やカメラのオリンパス,三菱自動車が広告を掲出していた.山手線の電車が,まだE231系500番代である.2016-7-19

として“今日”,2024年1月18日の,JR新宿ビルの様子.撮影ポイントは線路を挟んだ対岸の高島屋前.
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随分低くなったものだが,まだ完全に失われたわけではなさそうである.“丸八真綿”の看板が掛る建物も,間もなく解体が始まるのだろう,テナントは既に退去している.

どこか,この再開発敷地の全貌を見ることができるポイントはないものかと考え,思いついたのが新宿エルタワー.その28階にあるニコンのショールームから見下ろせるだろうと.訊ねてみたら,撮影してもよいという.持っているカメラは10年選手ながら立派なニコンのコンパクトデジカメP7700だから,そういう点に関して遠慮する必要は,ない.
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そうやって撮影したのがこの写真.双眼鏡が映り込んでいるのはご愛嬌としていただくとして,画面右奥がJR東日本本社ビル,JR新宿ビルはその手前ブルーシートの部分.さきほどの丸八真綿の看板のビルがあって,その手前がルミネ.そして京王百貨店がある.

そして画面のほかの部分でも解体や建設工事がたけなわ.京王百貨店の並びは去年から解体中の小田急百貨店.駅前広場を挟んで右手は元の明治安田生命保険のビルが高層ビルに建て替え中.画面から外れた手前足元には,かつてスバルビルがあって,長らく空地だったが,先日からなにやら工事が本格化している.なんでも,地下駐車場への新しい出入口に変身するのだそうだ.

そのスバルビル跡地付近から東を見ると……
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かねふく”の看板が掛かるビルは,東口!のかつて“笑っていいとも”というTV番組で一世を風靡した“スタジオアルタ”である.

そんなことあってあるのかいと,少しエルタワー側に戻って歩道橋に上がってみると……
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新宿駅東口駅ビル……かつてのマイシティ,今のルミネエストが,丸見え.


実はこの現象は,去年夏からのことで,7月には撮影していたのだけれど,半年を経ても,ほぼ変っていないことが判ったので,再度記録した次第.

そして最後にお目に掛けるのが,2022年10月2日に営業を終了した直後の小田急百貨店新宿店本館の麗姿.
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昭和42/1967年11月23日にこの建物での営業を開始したのだそうだ.新ビルは令和11/2029年に完成の予定という.あと5年.2022-10-11

今回は,車輛のお話どころか,その姿もほとんど出てこなかった.でも,駅は旅への入口であり出口.その姿や変化を記録するのも,立派な鉄道趣味の一分野に間違いはなかろう.


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