モデラーな日々 とれいんスタッフブログ

月刊とれいんスタッフの,模型と格闘していたりしていなかったりする日々をお送りします.

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【オススメ記事】
1995年に新潟地区輸送近代化を目的として開発,投入されたE127系電車.北陸新幹線開業に伴って,えちごトキめき鉄道へ大部分が移管されました.残る2編成の去就が注目されていましたが,京浜工業地帯の中心地が第二の職場となりました.このドラスチックな転身を機に,誕生時の姿と,途中の変貌ぶりを振り返るとともに,最新の姿を探求しています.
 実物,模型ともにイベントがますます盛んに開催されています.木曽谷での林鉄フェス,関西合運,軽便鉄道模型祭,OJクラブ運転例会など,賑やかにお届けします.加えてジャパンモビリティショーに展示された水素ハイブリッド電車も紹介しました.
 一般記事,連載も満載です.

【目次】
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 4 東日本旅客鉄道 E127系電車
     最新!浜川崎支線仕様
     併せて登場からの歩みを振り返る
     まとめ:前里 孝 写真:橋本 祐太/前里 孝/脇 雅恵
     取材協力・資料提供:JR東日本
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  3 JR東日本 水素ハイブリッド電車"HYBARI"FV-E991系
     ジャパンモビリティショーにお目見え!
 22 Coffee Cup
     ジャパンモビリティショーに姿を見せた
     水素ハイブリッド電車  “HYBARI”      前里 孝
 20 現役時代を再現した木曽ヒノキを積んだ運材車
     日本遺産王滝森林鉄道・林鉄フェス2023
                     レポート・写真:信沢 あつし
 24 令和最初の機動楽会定例運転例会
     2023年9月27・28日 於:東京都品川区小山 小山台会館
                      レポート:鶴見 克則(会長)
 28 ABC of DCC Evolution【第2回】
     専門知識ゼロでも絶対使えるようになる!    加坂 紳
 36 2023 鉄道模型大集合IN OSAKA
     30回を迎えた関西合運 前編
 52 第48回 日本鉄道模型ショー
 66 第19回 軽便鉄道模型祭
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 32 英国鉄道へのいざない
    第24回 古典客車と産業用ロコの楽園
 42 線路は続くよいつまでも 第160回 /信沢 あつし
    木曽森林鉄道へ寄り道のすすめ
    木曽の寝覚の床の保存車輛たち
 44 おとなの工作談義
    つくるを知れば模型は3倍楽しくなる
    第92回 気分よく作れる環境を整える /嶽部 昌治・篠原 大介
 48 Diesel Power in USA!
    Vol.104 UP CA-10 カブース /佐々木 也寸志
 60 韓国鉄道探訪 その4 /加坂 紳(soundtrackage)
 64 入門者必読!
    誰も教えない基礎・応用テクをプロモデラーが伝授
    Nキット上達への道 /解説:P.S.
    第22回:グリーンマックス国鉄80系初期型湘南編-(4)
 72 "林"発掘再生工場Season5 /工場長:林 信之
    第16回 連結器が違うからダメ!
    買ってもらえなかった,つぼみ堂木曾森林用車輛たち
 74 台鉄ナビ
   文:邱 浚嘉
   翻訳:黃 昱嘉
 76 E.NUKINAのB級コレクター道 /貫名 英一
    第149回:インターアーバン・ワールド2023(その3)
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 77 新車登場
 98 子連れ鉄日記 /写真・文:山本 晃司
    第115回:長崎の旅(その3)
 99 伝言板
118 BOOKS
119 甲種・特大輸送実績 2023年10月分
   JR東日本在来線車輛の動き 2023年9月
120 各種募集のご案内
122 新車登場INDEX
124 いちぶんのいち情報室
128 月刊とれいんバックナンバーのご案内・
   とれいんスケール呼称早見表
129 Combo Caboose・掲載広告索引
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2023年11月21日(火)発売
定価:1,694円(本体1,540円)

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このところ,大きな動きがなかった……ように感じていたのは僕だけだったかもしれない.いや,僕自身も,思い返してみれば,実は少しずつ記録していたのだけれど,“できごと”と感じていなかったのである.
 ということで,この秋の西武鉄道池袋線である.

前回の西武鉄道近況は,10月5日のここで“西武線に小田急電車がやってくる! 2000系と6000系に動きが!”と題してお届けした.東急電車小田急電車を譲り受ける話題は来年以降に具体的な動きがあるだろうか,それまでひとまずお休み.
 最終章でに触れた現実世界の動きは,6117編成が西武有楽町線開業40周年記念で帯を黄色(からし色)に変更したこと,2077編成が6連化されて新宿線系用に移動したことだった.

6117編成は,その後も,カメラを持っていないときに限って“びゅんっ”と姿を見せてくれるものの,なかなかしっかりと捉えることができないでいた.
 そうしたらつい今週の初め,和光市へ出かけた帰り道に電車を待っていたら,反対側に到着したのが,この編成だった.
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11月13日,午後5時過ぎのことである.

引き上げ線に向かう時に振り返ってみたら,なにやらヘッドマークが…….コンパクトカメラでは,うまく写せるはずがない.
 そこで少し予定を変更して折り返しの入線を待つことにした.
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そういえば,ニュースリリースに“当時ヘッドマークを取り付けた側にだけ,記念ヘッドマークを装着……”という意味の記述があったことを思い出した.だから,池袋方ということ.

なんかでも,ちょっと“あれ?”と思ってしまうではないか.でももしかしたら“あれ?”と思わぜるのが狙いだったりして.

ぞの前日の日曜日には,取材があって都心に出掛けた.その帰り道,練馬の駅で乗り換えるべく地下からの電車を待っていたら,やってきたのは東急5050系.なにやらヘッドマークが.
 石神井公園行きだったけれど,そこでの折り返しに付き合っているほどの暇はなかったので,後ろ姿をインカーブで捉まえることができる富士見台で降りて,アップと後ろ姿を…….
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忠犬ハチ公の生誕100年記念ヘッドマークだった.
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装着されているのは5158編成(写真では5858).なんて中途半端な番号なのか.

家に戻ってから調べてみれば,9月下旬から装着しているらしい.全然気がつかなかった.
 それにしても番号.もしかしたら末尾番号“8”をハチ公に引っ掛けた? さらにいえば5858だから“ハチ公”?
 ニュースリリースに,しっかりと“5158編成です”と明記されているぐらいだから,可能性はあるよなぁ.


さらにその前日,土曜日には,所沢へ出かける用事があった.2077は国分寺線だろうからともかく,新宿線に貸し出されているハリー・ポッターの20000系でも来ないだろうかと思っていたけれど,遭遇したのは普通の新20000系だけだった.
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これも帰宅後に番号を判読してみてびっくり仰天.つい先日まで池袋線で毎日のように見ていた,2087編成…….

パンタグラフもシングルアームに装いを改めていたから,まったく気づかなかった.そもそも西武の2000系以前は,更新車でようやく正面にも番号が記されるようになるまでは,顔を見ても何番なのか,さっぱり判らない.

新宿線といえば池添さん…….ハリー・ポッターの20000系は,さすがにしっかりと記録しておられる.
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該当は20152編成.写真は拝島線運用充当中の東大和にて.写真:池添智和



さらに遡って11月3日の午後,自動車のエンジンオイルを交換するため横浜方面へ出かける途上,何気なく立ち寄った横浜羽沢駅に見慣れた電車が…….
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川崎車両から新秋津へ輸送中の40000系だった.陸橋から番号を読んでみれば40063.いつも通りなら今日はここでお泊りし,4日の午後には小手指入りというスケジュールである.

ロングシート40000系も,これで13編成が揃ったことになる.もはや一大勢力といえよう.そうなると気になるのが旧形車の動き.
 特に2000系は池袋線も新宿線も,目を離すことができそうにない.


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きのうと今日とあした,千葉市の幕張メッセ第8回 鉄道技術展(主催:産経新聞社)が開催されている.
 その中日である今日,会場を巡ってきた.会期はあと1日しかないが,行こうかどうしようか,まだ迷っておられる方のためにも,見てきた注目事項を,やはり駆け足でご紹介してみようと思う.なお,紹介順序は基本的には巡った順だが,必ずしもそうとも限らない,アトランダムであることを,ご承知いただければ幸い.
 なおこの鉄道技術展は,2年に1回の開催…ビエンナーレである.前回第7回の模様は,2021年11月25日のここでご紹介している.

なお,2年前と同様,今回は異例に長く,写真の枚数も多くなっていることをお断りしておきます.今年も,実に内容の濃い1日だったのです.
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最初に目に飛び込んできたのがLED前照燈と尾燈.コイト電工製の第二世代小型モジュール式前照燈と尾燈である.

その特徴は,前方だけではなく側方にも光をもたらすことが可能であり,それによってこれまで以上にデザイン性に優れた燈具を作ることが可能となる.また断面を六角形にした尾燈モジュールも出品されていた.モジュール間の隙間をなくして,より明るい尾燈を作り上げることができるわけである.

続いてはメトロ車両.前回は北陸鉄道向けに改造した03系電車が走っていたのをご紹介した.今年も,車輛リニューアルについての写真パネルがあり,500形や3000形の復元工事や05系の大規模工事(B修)の様子,03系の長野電鉄向けと北陸鉄道向けの実物写真が……あれ?上毛電鉄などという名前も,ちらりと見えた…….
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車輛保存は,単なる保存ではなくて,技術の伝承や能力の向上という実用上の役割も果たしていることを示す写真パネル.右下の工事中の車輛は?
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現代の踏面ブレーキの主流を占めるユニット式ブレーキ装置のカットモデル.動作状態でのカットモデル製作には,並々ならぬ技術力が必要である.教材として活用されるのだろう.

次に訪問したのはクノールブレムゼ.前回は紹介できなかったが,今回は注目すべき製品がいくつもあった.
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車輪取り付けタイプのベンチレーテッドブレーキディスク内部に複雑な換気制御フィンや冷却ピンを設けて空気の流れを最適化し,ブレーキディスクの発熱を抑えるとともに走行抵抗を減らすという工夫が施されている.
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モジュール化されたブレーキ制御ユニットを,日本の車輛に適したローカライズを施し,箱も日本の鉄道車輛で使われている形態のものを用意するという.
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もうひとつ.グループ内に迎えたスペインの空調機器メーカーMERAKをブランドとして,日本の車輛向け空調装置もアレンジできるとアピール.中東地域向け車輛にも採用されているので,日本の高温多湿でも大丈夫.能力は70,000kcal/hぐらいでも可能だという.カナダ向けユニットのキセが展示されていた.

次は日本製鉄グループ.
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車輪とレールの間の軋み音はそれぞれの摩耗や,近隣への騒音問題など悩みの種で,さまざまな工夫が凝らされているが,日鉄レールウェイテクノスで取り扱っているのは,固体の摩擦調整材を車輪の踏面やフランジに塗布することで車輪の軽減しようという工夫.塗油装置と違い、飛散しないため空転の発生を抑えつつ、摩耗を抑制できる特徴がある.
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日本製鉄のヤマバ歯車装置.歯車のスラスト(軸方向に掛かる力)発生を抑止することが可能で,その結果,これまでの円錐ベアリングを廃して円筒ベアリングの採用が可能となり,厳密な隙間調整が不要になるというメリットがある.営業車輛としてはJR東海のN700Sに初めて採用された.
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NKKスイッチズでは,仮称“半自動ドアスイッチ 音声案内システム”の開発展示が行なわれていた.八幡電気産業との共同開発で,視覚障碍者対応である.
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保線用機械の大メーカーであるスペノは,カフェラウンジを設けるなど,欧州での見本市の雰囲気を再現したような雰囲気のブースだった.
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シュタッドラー,セシュロン,マティサなどがまとまって出展していたスイスパビリオン.
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JR西日本もグループ各社で纏まって出展.その中で目を惹いたのが,JR西日本新幹線テクノス.福岡県那珂川市と春日市でふるさと納税のお礼品に採用されたという新幹線500系を中心とするグッズ類.JR西日本の“トレインボックス”での販売も期待される.
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工進精工所には,前回に続いてエアベローズによる上昇と自重による下降というシステムを採ったパンタグラフが展示されていた.今回は,前回と同じ開発品のほか,ブルーに塗られた,大ストロークのパンタグラフが加わっていた.外国鉄道向けだという.

前回の展示品は,同社のウェブで,形式はKP9993,ストローク1,620mm,直流1,500V用,重量130㎏と発表されている.今回新たに展示されている“大ストローク”は既存品の1.5倍とある.
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東洋電機製造では円弧歯筋歯車による駆動装置を開発展示.スラストを抑制して円筒ローラーベアリングの採用を可能とし,メンテナンスの手間が軽減できるという.
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地方鉄道応援プロジェクト.30の鉄道事業者と日本民営鉄道協会,第三セクター等協議会が出展して展示やグッズ販売などを行なっていた.

そして,デザイナーズイブニング.これがあるから,訪問を今日にしたようなものである.
今回は,まず第1部として“鉄道とブランディング”がテーマ.新京成電鉄南海電鉄と,そして第2ルートでの東京都心乗り入れを果たした相模鉄道の3社から,それぞれの戦略が発表された.
 第2部は,鉄道車輛デザイン研究会プレゼンテーション.アルナ車両はリトルダンサーについて.川崎車両は科学的アプローチを用いた製品・ブランドづくり.近畿車輌は“Make Brand by Design”.総合車両製作所はサスティナのブランディングストーリー.東芝インフラシステムズは台湾鉄路のE500 形を題材にした,鉄道ブランディングに寄り添う機能美.新潟トランシスは,国鉄というブランドと新潟トランシス.日本車両は日本車両が考えるブランディング.そして日立製作所は発酵する鉄道デザイン.
 それぞれ自由でユニークで,ブランディングということへの取り組みが披露された.デザイナーズイブニングという催しの“肝”といえよう.いや,実はさらにこの直後に開催された情報交流会で交わされた会話こそが,“神髄”かもしれない.
 いつもながら,モデレーターとしての南井健治さんの構成力に加え,総合司会の久野知美さんの手際よい手綱さばきによって一段と盛り上がったことは間違いない.
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手前は第一部のパネルディスカッションメンバー,奥は南井健治さんと久野知美さん.

2年後が待ち遠しい.いや,鉄道技術展から独立した催しがあってもよいのではなかろうか.

さて最後に訪問のためのガイダンス.

この鉄道技術展.趣味人対象の催しではないが,来場資格に制限はない.入場料は2,000円で,ウェブで事前登録すれば無料となる……当日でも大丈夫だと,思う.

そしてご注意:会場内は撮影禁止です.掲載した写真は,全て報道用として許可されたうえで撮影したものです.

※2023.11.13:日鉄テールウェイテクノスの摩擦調整材についての説明修正.
※2023.11.14:NKKスイッチズの開発品説明修正.



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いや,東急電鉄Q Seatの車輛そのものは既に2022年8月7日付のここでご紹介しているし,西武池袋線沿線での目撃も,同年10月27日のここでご報告した.
 その後,ロングシート状態での乗車も果している.
 けれど,8月10日の営業運転開始以降,東横線方面に出かける用事……どころか,渋谷方面へ出掛けるチャンスにも恵まれなかった.
 今週の火曜日,ようやく自由が丘への用事ができた.
 途中,渋谷でホームを観察.ところが!西武のSトレイン用の販売機はあるのに“Q Seat”用が見えないのだ.
 大井町線のQ Seat車運転開始では大井町駅のホームに販売機があったと思う…帰宅後に調べてみたら,確かに写真も撮影していた…….
 やむなく駅員さんに訊ねてみたら“有人改札口でご購入ください”.
 この5年の間に変化したことといえば,ますます進む“スマートフォン頼み”の傾向.東急電鉄の案内でも,
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スマートフォンやタブレット等から会員登録を行い、Qシート列車指定券を購入(Qシートチケットレスサービス)または 東横線内の急行停車駅の改札窓口にてQシート列車指定券を購入”
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とある.
ちなみに大井町線の案内は
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チケットレスサービスがおすすめです。一部駅窓口でも発売しております。(中略)改札窓口にてQシート列車指定券を購入
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販売機はなくなってしまったのか?このところ大井町線大井町駅にはご無沙汰だから,今度,確かめに行かなくては.

“あ,停まっている,乗ろう!”ということができば,沿線住民ではなくても乗ることができる.
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渋谷駅ハチ公口改札.“Q Seat”の文字は,どこにも見えない.ヒカリエ口にはポスターがたくさん貼ってあった.

ハチ公口には仮装した乗客がちらりほらり.そういえばこの日は近年話題の“ハロウィーン”当日であった.そのつもりになれば“ハチ公口方面は要請により規制……”というアナウンスも聞こえてきた.
 そんな声をあとに,再びホームへ降りて自由が丘へと向かったのである.

そして無事に用事を済ませて渋谷へ戻る.姿を見せたのは4112編成.Q Seat営業編成運用の推定が当たったから,“やった!”である.

で,乗り込んでみたら……
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既にクロスシート.そればかりか,係員が側扉にシートを取り付けて自由乗降ができないように対処を開始.学芸大学を出たら,あとは渋谷までこちら側にはホームはない.

どこでクロスにセットするのだろうか.まさか昼間からクロスというわけではないだろう.直前の元町・中華街での折り返してセットするのだろう.次の観察課題である.

渋谷駅での客扱いは池袋方の1ヵ所だけ.
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渋谷駅停車中.このシート,もしかしたら扉故障時の緊急対用を応用したものだろうか.
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客扱い開始.折り返しの間合は,所定で3分間しかないから,慌ただしい.写真は5号車で,4号車でも同じように3人の係員が対応中.
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そして19時35分,定刻に発車して行った.乗客は各車10名ずつぐらいだっただろうか.

Q Seat組み込み列車,このあと20時5分,35分,21時5分,35分に設定されている.遅い時間帯ほど“有料着席サービス”の需要は高いだろう.それは西武のSトレインで目の当たりにしている.次回は時間帯を変えて観察しなければ.観察課題その2.

というところで,そのまま副都心線で帰宅してもよかったのだけれど,3週間後に最後の線路移設を控えたJR東日本山手線渋谷駅の様子もちらりと眺めておこうかと,改札を出ることにした.

そして,仮装した人たちの間を縫って向かった山手線ホーム.
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その途中に貼られていた工事の告知ポスター.

18日の土曜日に外回りの大崎と池袋の間が,翌日には内回りの池袋から大崎の間が終日運休となる.山手貨物線を走る列車は運休しない.埼京線列車は増発するそうだ.
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大崎方を見る.山手線ホーム(右側)の方が僅かに低いのが判るだろうか.これを左のホームと同じ高さまで扛上しようというわけである.

僕は工事の週末,その情景を観察することはできるのだろうか.



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JR東日本の水素ハイブリッド電車FV-E991系の報道公開の様子をお伝えしたのは,2022年2月24日のここだった.

それから1年半.そのFV-E991系“HYBARI”のうち制御車のFV-E990-1が,東京ビッグサイトの西展示棟1・2ホールでの“Tokyo Future Tour(東京フューチャーツアー)”会場の一角に登場した.
 これは10月28日から一般公開が始まる“JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー) 2023”への参加が目的.
 このショーは,前回の2019年までは“東京モーターショー”の名前で開催されていた.その名の通り,自動車の一大展示会(見本市?)だったわけだが,今回からは“モビリティ=移動性,あるいは流動性を意味する英語)”と名前を変えて,自動車以外の乗り物全体のショーに変身したということである.
 今回の全体テーマは“みんなで一緒に未来を考える場”.
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会場中央に鎮座したFV-E990-1.

このモビリティショーの事前案内では,早い時期からFV-E991系と思われる鉄道車輛が会場イメージ図に描かれていたものの,公式の発表はどこからも行なわれず.“ほんとかなぁ”と話題になったものである.
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FV-E990-1の床下には燃料電池を取り付けているが,会場内での起動デモンストレーションなどは,さまざまな規制があって,残念ながら予定されていない.

会場ではピット線のような台座(?)に載せられているから,“真下から”とはいかないものの,台車を含む各床下機器を下から見上げることができる,絶好のチャンス!
 さらに1輛だけだから,普段は見ることができない連結面妻板も“一望”!

なお,FV-E991系に使われている燃料電池は,トヨタ自動車の“MIRAI”用がベースになっている.このクルマも,お目に掛かるチャンスが少ない.起動時には蓄電池箱燃料電池機器箱の下面に切られたスリットから水蒸気が出てくる.
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妻板の様子.東急車輛時代からの,総合車両製作所製電車の標準的な構成であることが判る.
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中間側の台車TR919A.
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ブレーキディスクは各軸2枚ずつ.

連日のように鶴見線で試運転を続けている“HYBARI”だが,遭遇するためには,それなりの“幸運”が必要のようである.間近にじっくり観察できるこのチャンスを,見逃す手はないだろう.
 同じ西展示棟の4階には,関連部品メーカーなどの展示もある.照明の小糸製作所(鉄道部門はコイト電工だが)や日本精工(NSK)など僕たちにもなじみ深い名前も並んでいるから,見逃すわけにはいかない.

一般公開の会期は10月28日から11月5日まで.当日券は1人3,000円.高校生以下と保護者同伴の小学生以下は無料.日曜日以外の午後4時以降に入場するなら1,500円.詳しくはオフィシャルサイトをご覧いただきたい.

※2023.10.27:水蒸気発生場所訂正


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