JR東日本の新世代通勤電車E235系.昨年の春から山手線で本格的な営業運転に就役しているものの,なにしろ行きあう確率は,内回りと外回り合わせて51分の一.ましてや検査に入ってしまうと全くの空振りとなる.
そんなことで,この電車の,一般乗客へのアピールのひとつであるバックサインにも,なかなか巡りあうことができない.毎月テーマが異なるのだから,なんとか“コンプリート”してみたいと思いはしたものの,まったくどうしようもない.
最初は3月のタンポポ.一昨年春の,東京総合車両センターでの報道公開時に表示されていたものである.ガラスの反射による映り込みが激しく,綺麗に写すのはなかなか難しい.
しかし,この電車のLEDのよいところは,高速シャッターで撮影しても,なかなか文字や絵柄が切れにくいところ.そうかと思えば新型車でも1/125秒で文字が切れ切れになってしまう車輛もあって,なんとも…である.価格によるのかと思ったのだけれど,どうやらメーカーによる違いが大きいようである.
最初に営業運転に行き当たったのは,それから約1年後の,昨年3月のことだった.ところは五反田駅.内回りの電車を降りたら,反対側のホームにE235系が停車していたのだった.とっさに編成最後部に廻ったのだけれど,表示されていたのは普通の行先表示.正直なところ“なぁんだ”ではあった.
やっぱりあれはデモンストレーションだけで,営業運転では使わないのかぁ,というのが正直な感想だった.しかし….
いろいろ目撃談が集まるにつれ,本当に,月替わりで季節感溢れる絵柄を表示していることが判ってきた.しかし,毎日山手線に接しているわけではない我が身.やはり出会えない日が続く.
次に出会ったのは,地下鉄銀座線渋谷駅の変化を記録しようと出向いた,Shibuya Hikarie4階から.しかしこの角度では絵柄が解ろうはずもない.ちなみに11月は“イチョウと紅葉”だったそうである.
そしてつい先日,1月の末に,ようやくまともにバックサインを記録することができた.
場所は五反田.この日は,ちょっと前に外回りを走るE235系を見掛けたものだから,1周1時間と計算して,待ち構えていたら,やってきたのだった.絵柄は“椿”であった.
そして2月は“梅”だそうである.
これで1年12ヵ月が一巡したわけで,3月は“タンポポ”,4月は“桜”,5月が“菖蒲”,6月が“アジサイ”,7月が“朝顔”,8月が“向日葵”,9月が“菊”,10月が“ススキ”,11月が“イチョウと紅葉”,12月が“シクラメン”だったとのこと.
さて,来たる3月には再び“タンポポ”を見ることになるのか,それとも新しいシリーズが始まるのか.春よ来い!
そして間もなく始まるだろう量産の編成にも,この遊び心は引き継がれるのだろうか.楽しみに待っているところである.
そんなことで,この電車の,一般乗客へのアピールのひとつであるバックサインにも,なかなか巡りあうことができない.毎月テーマが異なるのだから,なんとか“コンプリート”してみたいと思いはしたものの,まったくどうしようもない.
最初は3月のタンポポ.一昨年春の,東京総合車両センターでの報道公開時に表示されていたものである.ガラスの反射による映り込みが激しく,綺麗に写すのはなかなか難しい.
しかし,この電車のLEDのよいところは,高速シャッターで撮影しても,なかなか文字や絵柄が切れにくいところ.そうかと思えば新型車でも1/125秒で文字が切れ切れになってしまう車輛もあって,なんとも…である.価格によるのかと思ったのだけれど,どうやらメーカーによる違いが大きいようである.
最初に営業運転に行き当たったのは,それから約1年後の,昨年3月のことだった.ところは五反田駅.内回りの電車を降りたら,反対側のホームにE235系が停車していたのだった.とっさに編成最後部に廻ったのだけれど,表示されていたのは普通の行先表示.正直なところ“なぁんだ”ではあった.
やっぱりあれはデモンストレーションだけで,営業運転では使わないのかぁ,というのが正直な感想だった.しかし….
いろいろ目撃談が集まるにつれ,本当に,月替わりで季節感溢れる絵柄を表示していることが判ってきた.しかし,毎日山手線に接しているわけではない我が身.やはり出会えない日が続く.
次に出会ったのは,地下鉄銀座線渋谷駅の変化を記録しようと出向いた,Shibuya Hikarie4階から.しかしこの角度では絵柄が解ろうはずもない.ちなみに11月は“イチョウと紅葉”だったそうである.
そしてつい先日,1月の末に,ようやくまともにバックサインを記録することができた.
場所は五反田.この日は,ちょっと前に外回りを走るE235系を見掛けたものだから,1周1時間と計算して,待ち構えていたら,やってきたのだった.絵柄は“椿”であった.
そして2月は“梅”だそうである.
これで1年12ヵ月が一巡したわけで,3月は“タンポポ”,4月は“桜”,5月が“菖蒲”,6月が“アジサイ”,7月が“朝顔”,8月が“向日葵”,9月が“菊”,10月が“ススキ”,11月が“イチョウと紅葉”,12月が“シクラメン”だったとのこと.
さて,来たる3月には再び“タンポポ”を見ることになるのか,それとも新しいシリーズが始まるのか.春よ来い!
そして間もなく始まるだろう量産の編成にも,この遊び心は引き継がれるのだろうか.楽しみに待っているところである.