本当に久し振りの,地元の話題である.どのぐらい久し振りかといえば,5月23日付の“久し振りの地元西武池袋線観察”以来のようである.江古田駅が登場するのは.

ということで最初は江古田駅にピアノがやってきたお話.
 これは西武鉄道日本大学藝術学部武蔵大学武蔵野音楽大学と手を組んで展開している“江古田キャンパスプロジェクト”の一環として,駅構内に置かれたピアノを,通りがかった人が自由に演奏できるという企画である.
 始まったのは10月19日の昼前のこと.なにしろ事務所の地元駅だから,お披露目イベントには是非駆けたいと思ったけれど,小田急電鉄GSEこと70000形のブルーリボン賞授与式の取材が入っていて,叶わなかった.そこでおくればせながらこのブログでご紹介する次第.
 演奏できるのは毎日11時ごろから15時頃まで.入場券あるいは江古田駅まで有効の乗車券を持っている人なら,どなたでも,どうぞ!とのことである.
 しかし,だということは,僕が事務所へ出掛ける時や帰宅する時には弾くことも,弾いている人を見ることもできない,と,休み明けの21日に気づいたのだった(プレスリリースにはもちろん,ちゃんと記されている).そこで23日の昼間,用事にかこつけてちょっと改札の内側を覗いてみたら……
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男の人が妙なる調べを奏でていた.横ではお友だちかそれとも通りすがりの人か,ご婦人が聞き入っておられた.
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駅のコンコースや改札外の階段には,音符やキャッチフレーズが大きくラッピング(というのだろうか)されていて,なんだか一気に華やかになっている.

この催しは来年春まで続く予定である.ぜひともチャンスを作って江古田駅でピアノを演奏していただければと思う.

2番目は練馬駅のホームドアが一部完成したこと.
 つい先日,11月5日の始発から,練馬駅1番ホームでホームドアが使用開始となったのである.僕の周囲の西武鉄道では,これまで池袋駅でホームドアが稼働していただけで,この練馬駅が2番目ということになる.
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5日の夕刻の情景.設置されたホームドアは,池袋駅のものと同じタイプに見える.ドア幅は約3mぐらいありそう.これなら少しぐらい停車位置がずれても問題はおきないだろう.
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これは翌朝の3番ホームからの眺め.2番ホームのホームドアもほぼ完成状態にある.まもなく使いはじめることになるのだろう.

具体的には,2番ホームと3番ホームが12月ごろ,4番ホームが来年2月ごろに完成して使いはじめるとのことである.
 他の駅で計画されているのは,来年度中の完成が西武新宿と高田馬場と所沢,そして国分寺の4駅.令和3年度以降に整備を検討する駅は石神井公園,中村橋,富士見台,練馬高野台,新桜台の5駅だそうである.

暦は少し戻って10月24日の朝,鉄道総研R291系の撮影取材に向かう途上,少し時間があったものだから,練馬高野台の駅で“なにか来ないかなぁ”と待っていたら現われたのが東急電鉄の5118編成だった.
 昨年の秋に西武線内で踏切事故に遭遇し,該当のサハ5518が総合車両製作所に送り込まれていたものである.甲種輸送でこの8月に長津田へ戻り,9月半ばからめでたく営業運転に復帰したのだった.以来,なんどか見かけることはあったのだが撮影できる状態ではなく,ようやくちゃんと見ることができた次第.
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練馬高野台駅に到着する東急電鉄5000系5118編成.元町・中華街方先頭車だから車号は5818である.
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5号車サハ5518.足廻りも車体も屋根も,編成中の他の車輛と違和感がない状態である.床下機器は取り替えられているだろうし,乗車できたラッキーな友人からは,床が新しくなっていたとの話しを聞かされている.今度は乗ってみなくては,である.

早起きするといいことがあるもんだと,数え切れないほど再認識してきたことを,またこの日も思ったことである.

※2019.11.08:一部語句修正