結局のところ,ほぼ自宅での編集作業に終始した連休だった.予定通りではあるのだけれども.その作業中,とれいんの先月号(5月号)を読み返していたら,“いちぶんのいち情報室”で“只見線キハ40系引退”という情報が目に入った.
 不通区間の運転再開を前にして,新津運輸区に配置されていたキハE120形によって置き替えられたわけだが,その新津には後継車として,最新型であるGV-E400系が投入されている.そのGV-E400はさらに,こちら側でもキハ40系を引退させることになった
 その記事…短信ではあるが…を読んでいたら,昨年秋の2度に及ぶ新潟遠征では,本来の目的である“きらきらうえつ”“海里”の撮影の合間に出逢ったことを思い出した.そこで今回は,そんな彼女たちの思い出話.
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夕陽を正面に浴びながらやってきた,旧新潟色に装われたキハ47 1516とキハ47 522の2輛編成.828Dである.羽前大山ー羽前水沢 令和元/2019-9-15

羽前水沢といえば,水色の塗色が目立つ,ガレオンアース…ここの読者なら活性白土と書いた方が,馴染みがあるかもしれない…輸送用のタンクコンテナを保有している水澤化学工業の本拠地である.駅には,かつての車扱い時代の面影が色濃く残っていたが,今では貨物扱いは,ない.
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次は越後寒川の駅を発車して行く829D.国鉄急行色編成.奥が先頭のキハ47 1514で手前がキハ48 523.この列車の少し前には,旧新潟色のキハ47と首都圏色のキハ47というペアに出逢っている.令和元/2019-9-16

キハ40系は最初から,いわゆる首都圏色をまとって登場した車輛だけれど,5年ほど前に登場したこの急行色も,キハ66+キハ67という実例はあるとはいうものの,サマになっているように思ったことである.一般気動車色も,もちろんお似合いだと思う.

そして10月28日午前の新津駅.“海里”撮影取材の途上である.
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1輛で構内転線中のキハ47 1521である.僕にとっては国鉄時代の最終期に登場した115系電車でお馴染みだったが.令和元/2019-10-28

そしてこれが,僕の新潟地区キハ40系との最後のひとときとなった.本当はもう1種類,赤を貴重とした新・新潟色が存在していたのだが.9月16日に,編成の真ん中に入っていたのをちらりと見ることができただけに終わっている.

そしてGV-E400系.やはり構内転線中の姿を見ることができた.この頃にはまだ数が少なくて,本線を行く姿を捉えることは,まだできていない.次への課題である.
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手前が両運転台のGV-E400-2.連なるのが2輛編成のGV-E402-1とGV-E401.中桟の入った側窓からはキハ48にも通ずるものがあるが,車体は側面側板はストレート.となればキハ3837?いや,正面は全然異なっている.やはりニューモードなのであろう.
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駅近くの商店街で発見したC57 180である.門鉄デフを取り付けているところから,描かれた時期が特定できよう.しかしこの商店街には,他にも電車や客車がたくさんいる…….

紹介しはじめるときりがなくなってしまいそうである.遭遇した他の車輛やレールや施設などは,越後寒川を含めたほかの駅のことなどを含めて,次の機会としよう.お楽しみに.

※2020.05.08:キハ38→キハ37に訂正.