先週のここでは,13年ぶりに訪問したJR東日本水郡線沿線のことを記した.残りの駅などは,またの機会の楽しみに取っておこうかと思ったのだけれど“立ち寄ったのは,あの2ヵ所だけではないでしょ?”と,見透かされたような反応をいただいてしまった…….
 そこでリクエストにお応えして,ということでもないのだが,バラストの積み込み駅として,一部のファンには有名な西金(さいがね)駅の様子を,ちらっとお話してみようと思う.別に出し惜しみをしているわけではなく,本当にちらりと寄って垣間見ただけである.
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この駅に到着したのは午後2時ちょうどぐらい.駅本屋は完全に逆光での撮影となった.たたずまいは,13年前と大きくは変わっていなさそうである.

この西金は,昨年の水害の後,11月1日から今年の7月までは水戸方面の列車の折り返し駅となっていた.さながら水郡南線の終着駅のように.
 ちなみに水戸と常陸太田及び常陸大宮の間は昨年10月15日に運転を再開し,11月1日からはそれが西金まで延長されたということである.この区間が不通になったのは,西金と上小川の間に架かる第2久慈川橋梁の橋脚が傾いたためである.福島県側では磐城浅川と里白石の間の第2社川橋梁が被害を受けたため不通となっていたが,県境を越えて常陸大子の間も,同じ11月1日に運転再開された.
 次の上小川を含めて袋田までの間が復旧したのは今年7月4日のことである.この日からは代行バスが西金発着から上小川発着に変更された.なぜ袋田発着ではないのかといえば,多分,袋田駅は国道から離れている上に周辺の道路が狭く,バスの往来が不自由であるためではないかと,思う.
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駅の水戸方にある踏切から構内の様子を探っていたら,警報機が鳴った.やってきたのは水戸行きのキハE131-6+キハE132-6だった.
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広い構内にホキ800が留置されている風景は変わらないが,心なしかその数は減っているように思える.ホームから観察できる範囲でもっとも若い番号はこのホキ862だった.

ホキ800が数を減らしているのは気のせいではなく,近い将来に予想される,バラスト運搬方法の大変革への備えかもしれない.それは,機関車牽引ではなく気動車扱い…もしかしたらハイブリッド?の動力車にホッパー車を挟んでの輸送になるのかもしれないと……というのは,僕の妄想である.
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今度は水戸方面から,キハ132-4+キハ131-4の2連がやってきた.画面左端の駅名標下部には代行バスへの案内があり,最下段には,[袋田駅と袋田駅入口バス停は約850メートル離れているから乗り換えはできない]旨の注意書きがある.
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駅前に戻って構内を見下ろしたら,ホキ800の内側が見えた.正式な色名は,多分,トビ色2号だと思う.その記憶が正しければ,ワム80000などと同じ色ということになる.実は単なる錆止め塗料の赤茶色なのかもしれないが.

似た色に赤3号というのがあって,それはホキ2500やコキ5500,コキ50000の色である.模型的には,こちらの色で塗るのが,感じとしてはよいのかもしれない.あれ?もしかしたら,本当に赤3号だったかも…….などと考えながら,常陸大子方面に向かったのだった.