令和2年の年末は,いつも以上に片付けるべきことがらが多く,大晦日の午後まで海岸エリアに出掛ける用事があった.せっかく出掛けてきたのだからと,ちょっと暇を盗んで立ち寄ったのが,JR貨物の東京貨物ターミナル.
 貨物列車の出入りがない時間帯だったとみえて,すっかり主の座を占めた感のあるHD200が2輛休む傍らに,何台もの軌陸車が繰り出していた.観察してみると,新しい架線柱を建植しているところだった.作業している人たちにとっては“この時とばかり”なのだろうが,陸橋から眺めている身からは,いつもより時が穏やかに流れているような感じであった.
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高所作業車が2台とクレーン車が1台,そして資材積載車が1台.もちろんいずれも軌陸車.ずっと向こうで休むHD200は,試作機901と量産トップナンバーだった.さらにその奥でもなにやら作業が行なわれていた.

家に戻って箱根登山鉄道小田原市内線保存車輛についてブログを記したあとは,毎年恒例の1年間のいろいろなファイルの整理整頓,PCの中身の掃除などに追われて,気がつけば午前2時だった.いつものことではあるが.

そして元旦.世の中,なにやら自粛ムードとかで,初詣をどうしようか,ちょっと悩んだのだけれど,近所の散歩ならよかろうということで,何軒かのお寺やお宮さんを巡ることにした.
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そのうちのひとつが,和田稲荷である.いかにも鎮守様という風情のお社であった.

この和田稲荷,社殿のすぐ脇に聳える大木が印象的で,社殿はともかく,この樹をレイアウトで再現するのは至難の業だろうと思いを巡らせるのは,モデラーの業であろうか.ちなみにこの樹はシラカシであるという.
 家に戻ってから調べてみたら,創建の年は不明だそうで,少なくとも江戸初期から存在したのは間違いないらしい.

いままで存在に気付かなかった煎餅屋さんでひとしきり遊び,駅前でお茶を飲んで西武線のホームに上がったら,池袋方面に“通過”の表示が.
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やってきたのは特急“ちちぶ32号”.編成番号は不明.夕陽を呑み込んだばかりの秩父山塊から銀色の車体が飛び出して……この電車のデザイナーが狙ったのは,まさにこんな情景ではなかったか.

そしてこれが,僕の今年の撮り初めとなった.
続いてやってきた普通電車に乗って車窓を眺めていたら……
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富士山!,線路が高架化された効果のひとつが,遠くの山々を一望できるようになったことかもしれない.

今年はよいことに恵まれそうだ.
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年明け恒例の,ちょっとだけ特別な酒.今年は,レイル116での京都電気鉄道,京電,N電にちなんで伏見の酒を仕入れてきた.玉乃光という銘柄を東京で求めるのは初めてかもしれないと思っていたのだが,実は10月にも新宿の酒屋で見つけて貯蔵していたことを,すっかり忘れていた僕である.左が10月に買い求めた“酒魂”,右が年末に見つけた“味吟醸”どちらも純米吟醸.

今年もみなさんに喜んでいただける本を,楽しみながら作って行きたいと思っています.お引き立て賜りますよう,お願い申し上げます.