カトー京都駅店が去る3月19日(土)にオープン.場所は来月4月29日にオープンする京都鉄道博物館の最寄り駅である京都駅ビルの9階という絶好のロ ケーションです.開店前日に行われた内覧会の模様を,みやこ模型の山本晃司さんに報告いただきましたので,本誌より一足先に御覧いただきましょう.
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店舗のコンセプトは,京都らしく“和”をモチーフとしたものとなっている.正面のショーケースは同社の車輛が展示されているが,足元にはスタッフが一枚一枚手作りした切り絵が飾られており,提灯や行灯をイメージしたLED照明で照らし出されているのは一見の価値がある.
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店内は約80㎡とコンパクトで,主に同社の車輛を中心にゆったりと展示されている.従来の大阪店と異なりAssyパーツの販売はなく,代わりにナンバーや他社製品を含めたパーツ類を取付済といった,すぐに運転が楽しめる特製品に力を入れている.
 また開店記念として,おみやげ用に281系“はるか”の先頭車クロ280-9の単品販売も行っている.このあたりは追って充実されるだろう.
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オリジナル商品としては,鉄道模型のビギナー向けにオリジナルのスターターセット“鉄道模型折詰箱”を用意している.エンドレスのレールセット,パワー パックと車輛をセットしたもので,車輛とパワーパックはメニューの中から好きなものを選べる構成である.ケースは“折詰箱”という通り,三段重ねのオリジ ナルで,下段にパワーパック,中段に線路,上段に車輛をセット.従来のものに比べてコンパクトで持ち運びしやすい点も注目される.パワーパックは通常の青 色の他,オリジナルカラーの濡羽色(艶黒),赤銅色(艶茶)も用意されている.
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店内では室内燈やナンバープレート・避雷器といったパーツ取付,修理,加工相談も実施しており,専門のスタッフが常駐し,気軽に相談に乗ってくれる.室内燈やパーツ取付,簡単な修理ならばその場で受け付けてくれるので,初心者にとっては心強い味方となるであろう.
 店舗奥の暖簾をくぐれば,京都駅が一望できる展望スペースで,模型と実車を同時に楽しめる至福の時間が味わえる.ここで模型づくりのヒントも湧いてくるかもしれない.(山本)
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KATO京都駅店
〒600-8216 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901
京都駅ビル9階
営業時間:11:00〜20:00
年中無休(年末年始・臨時休業を除く)
TEL:075-744-1374
FAX:075-744-1377