このところ,連日のように…ではなく本当に連日,撮影取材が目白押しだった.今日はそれらの中から,京浜急行電鉄の新1000形1800番代をご紹介しよう.

この鉄道にとって1000形という電車は大世帯となるように運命付けられているようで,新1000形も,最初に登場した平成14/2012年以来,8輛編成を基本に,4輛や6輛が登場し,車体がステンレス鋼製に変更され,主制御装置もシーメンス製から東洋電機製造製となり…….そのバリエーションは,既に数え切れないほどである.
 今回登場したのは第15次車ということで,どこが新しいのかといえば,正面の貫通扉を向かって左から中央に移し,貫通幌を取り付けることができるようにしたこと,そして車体全体に赤と白のフルラッピングを施したことの2点だろう.
 貫通幌取り付け可能としたのは,4輛編成のユニットをふたつ合わせて8輛を組み,地下鉄への乗り入れ運用に充当するためである.だから,日常的な駅での解結は行なわない.

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久里浜工場……京急ファインテック久里浜事業所で公開された新1000形1800番代.編成は浦賀方(写真の先頭車)から1801(M2uc1)+1801(M1u1)+1803(M1s1)+1804(M2sc1).平成28/2016-3-28

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1800番代と並んだ在来のステンレス鋼製新1000形 1161.前頭形状が大きく変化しているだけでなく,ラッピングが変更されたことで,印象は大きく変化した.在来のステンレス鋼製新1000形も,今後の入場時にフルラッピングになればよいのに…というのは,好き者のたわごとだろうけれど.

主制御装置は東洋電機製造製のRG694B1-M,補助電源装置は東芝製のINV-153F0.主電動機は三相交流カゴ形誘導電動機である.

客室は,原則としてこれまでの新1000形に準じているが,先頭車の定員は117名と2名分減っている.その理由は,運転室と客室との仕切扉が開き戸から引き戸に変更されたことによって,非常梯子収納スペースが客室側に張り出した結果である.

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画面奥,仕切り扉の左に見えるのが非常梯子収納スペース.それ以外は,これまでの新100形と共通の風景である.
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そして運転室.貫通路が中央に移動し,連結運転時には通路となることから,見た目は大幅に変わっている.しかし,運転台の機器配置は,基本的に同じであり,大きな変更点はない

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先頭車同士の連結状態.走行中に撮影しているので貫通幌や渡り板は偏倚している.

この新1000形第15次車1800番代は,既に3月4日から営業運転に就役している.今後の増備予定は,発表されていない.