先週のここで,東京地下鉄10000系の臨時的8輛編成が3本も登場したとお話した.その最後に“次に出会った時にはきちんと撮らねば.”と記した第1編成を,ようやくちゃんと記録することができたから,まずその姿をお目に掛けようと思う.
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石神井公園へ出かけた折に始発の電車としてやってきたのが,10000系第1編成だった.さっそく飛び乗って,中村橋の駅で下車する際に撮影したのが,このカットである.もっと手前で撮影した齣もあるのだが,肝心の“8”が夕日に反射してしまったので,撮り直し.
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その途中,後部運転台を観察していたら,こんなものを発見してしまった.いままで気にしたことがなかった…….抜かれている2輛が,テープで隠されている.手元には“8輛”の表示がある.

さて,9月19日,川崎重工から40000系ロングシート車の第6編成が西武鉄道へ到着した.営業運転はいつからだろうと心待ちにしていたのだが,12日の帰宅時に江古田駅で遭遇することができた.
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なんだかピカピカの40000系が近づいてきたと思ったら,第6編成だったというわけである.それにしても,この40000系の側面の車号標記は,いつまでたっても目に慣れない.

どの列車で折り返してくるか……いずれにしても江古田の駅に停車するはずはないので,ひとまず練馬に移動.急行なら通過線を一瞬で通過してしまうが,準急なら停車中に撮影できるかもしれない.
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でも,撮影できたのはこんな写真だけだった.思いっきり明るく補正して,かろうじて車号が,読めるかもしれないという程度.これでは“再提出”必須だろう.

まぁ,東京地下鉄10000系の臨時的8輛編成と違って,これからずっと見ることができる電車ではある.車内に,これまでの落成車と異なる点はあるのか…….

そうそう,もしかしたら,この編成が,川崎重工の名義で落成した,最後の電車かもしれない..甲種輸送以外の方法で出荷された車輛があれば,別だが……機関車は9月28日に出場した,JR貨物のEF210-336が最終のはずだが.新たな川崎車両名義での最初は,同じJR貨物のEF210-337だろうか.それとも,甲種輸送に拠らない出荷があっただろうか.

閑話休題

この編成の収益で在来車はどう変化するのか.20000系か30000系の10輛固定編成を新宿線に転出させて旧2000系のどれかを廃車にするのか,はたまた池袋線の8輛編成2000系,たとてば2063編成を廃車にするのか…と思っていたら,今月の6日に横瀬で旧2000系のトップナンバー編成を見たという知らせがあった.2輛編成の2407編成もセットだったそうである.これで数の辻褄は,合う.20000経過30000系が新宿線に移動したのだろう.
 だとすれば,40000系第6編成の営業運転開始も,その頃だと思われる.
 それにしても2000系トップナンバー…処遇が気になるところである.
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これが,僕が最後に2000系トップナンバーを撮影した最新かもしれない.2019年の4月27日の井荻である.もっとも,本川越方だから手前の車輛は2002だが.

西武池袋線に顔を出す電車の,新形列車無線アンテナ取り付けは,その後,横浜高速鉄道Y500系第4編成まで取り替えているようなのだが,まだきちんとした出会いが,ない.

一方でお膝元の西武電車では,これまで新形アンテナへの取り替えが確認できていなかった6000系に,ようやく装着車を見ることができた.9月14日のことである.
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練馬駅に停車中の6115編成.屋根上には,これまでよりも太目の新形アンテナが立っている.
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運転室内の向かって左端(貫通扉側,ワイパーブレードのすぐ右側)にはもう1本のアンテナもしっかり据えられている.乗車できたわけではないから,送話機などがどうなっているかは確認できていない.

なにしろ優等列車が停車しない駅の利用者としては,40000系も6000系も,縁の薄い電車なのである.もっとも,一番縁がないのは20000系や30000系,先日までは9000系といった,地上線専用の10輛固定編成車なのだが.

さてでは,引き続いて40000系第6編成を美しく捕捉すること,6000系と横浜高速鉄道Y500系の屋根観察に勤しむことにしよう.もちろん,東京地下鉄17000系8輛編成の発見の努力は怠るわけにはいかない.

そして今日は鉄道記念日
新橋と横浜の間が正式開業してから149年が過ぎた.来年は150周年!
日本の鉄道の未来が明るいものでありますように!