東武鉄道の展望車といえばトク1を思い出すわけだが……
今回の形式はオハテ12形.2等展望車ということになる.種車はオハ12形である.いや,正確にはオロ12形.JR四国で“ムーンライト高知”や“ムーンライト松山”に使うため,腰掛を取り替えてグリーン車に格上げ改造したものである.それを東武鉄道が,蒸機列車運転開始に際してオハ14形などと同時に譲り受けたものである.
番号はオハテ12 1とオハテ12 2.元車号は,前車がオロ12 5,後車がオロ12 10.
番号はオハテ12 1とオハテ12 2.元車号は,前車がオロ12 5,後車がオロ12 10.
ぶどう色2号と赤帯の組み合わせとなったのがオハテ12 1.浅草方に展望室を設けている.
オハテ12 2は青色15号…国鉄新系列直流電機や20系客車の青…とグリーン車の淡緑色帯の組み合わせ.展望室は東武日光・鬼怒川温泉方に設けている.写真をご覧いただいてお解りのとおり,展望車といっても編成端に連結するのではなく編成中間に組み込む方式である.
その展望室.写真はオハテ12 1.豪華なソファーではなくカジュアルな木のベンチが配されているのがオ“ハ”テたる所以か.オハテ12 2も,デザインは同一である.
一般客室はリクライニングシートを廃して向かい合わせのクロスシーとなった.正式発表はないが,どうやらキハ40系のもののようである.だとすれば,出自はJR東日本ということになるが.
オハテ12 1の一般客室.ここも両車にほぼ共通だが,窓枠の色が,この車輛では茶系であるのに対して…….
オハテ12 2は,近代的な雰囲気の演出として灰色となっている.2段窓の下側は固定されている.上段は開閉可能である.
この窓枠の色の違いは外部において顕著であり,オハテ12 2では,完全にぶどう色である.
その外部色クローズアップ.アルミサッシュが茶色に塗られているのがわかるだろう.埋められた側窓跡には動輪をモチーフにした新ロゴが取り付けられた.真鍮製である.
埋められた窓の部分には,アテンダントカウンターと液晶モニターを備えたギャラリースペースである.
オハテ12 1の展望室外部.今どきとは思えない開放感がセールスポイント.窓枠は12系客車オリジナルのアルミ合金色である.
台車はTR217C.車軸発電機は外されている.これはJR四国時代の改造だろうか.いや,今回の改造であるようだ.JR四国時代の写真を探さなければ.
ということでこの展望車.10月16日には出発式が催され,ツアー形式での臨時列車が運転された.
一般営業への投入は,オハテ12 1が11月4日,オハテ12 2が11月13日の予定であると発表されている.
定員はともに64名で,展望室は定員外である.
今後の活躍を期待したい.そして,できるだけ早く実際に乗車して,解放感を味わってみたいものである.
一般客室はリクライニングシートを廃して向かい合わせのクロスシーとなった.正式発表はないが,どうやらキハ40系のもののようである.だとすれば,出自はJR東日本ということになるが.
オハテ12 1の一般客室.ここも両車にほぼ共通だが,窓枠の色が,この車輛では茶系であるのに対して…….
オハテ12 2は,近代的な雰囲気の演出として灰色となっている.2段窓の下側は固定されている.上段は開閉可能である.
この窓枠の色の違いは外部において顕著であり,オハテ12 2では,完全にぶどう色である.
その外部色クローズアップ.アルミサッシュが茶色に塗られているのがわかるだろう.埋められた側窓跡には動輪をモチーフにした新ロゴが取り付けられた.真鍮製である.
埋められた窓の部分には,アテンダントカウンターと液晶モニターを備えたギャラリースペースである.
オハテ12 1の展望室外部.今どきとは思えない開放感がセールスポイント.窓枠は12系客車オリジナルのアルミ合金色である.
台車はTR217C.車軸発電機は外されている.これはJR四国時代の改造だろうか.いや,今回の改造であるようだ.JR四国時代の写真を探さなければ.
ということでこの展望車.10月16日には出発式が催され,ツアー形式での臨時列車が運転された.
一般営業への投入は,オハテ12 1が11月4日,オハテ12 2が11月13日の予定であると発表されている.
定員はともに64名で,展望室は定員外である.
今後の活躍を期待したい.そして,できるだけ早く実際に乗車して,解放感を味わってみたいものである.