去る7月25日,次代の中央東線特急列車を担うべき,JR東日本のE353系量産先行編成が,メーカーである総合車両製作所横浜事業所を出場して,甲種輸送列車により配置区となる松本車両センターへ回送された.
当日は,逗子で京急の神武寺側線から横須賀線逗子駅へ引き出されるのを出迎えたあと,長時間停車する新鶴見信号場へ先回りして,発車を見送ることにした.
発車までの3時間強,暑い中で何をしていたかといえば,もちろん,4年前のここで紹介した新川崎ふれあい公園での貨物列車ウォッチ.おなじみのコンテナや機関車ばかりではなく,新顔もいくつか見かけたので,今週のここで,ご紹介する次第.

最初はJOT…日本石油輸送…の最新保冷コンテナUR19A-1445.このところ急速に数を増やしつつあるコンテナで,縦の水色帯とシャボン玉のような水
玉模様が特徴.平成25/2003年に登場したピンク帯+水玉模様の19A-10000番代(正確には10500番付近?)に続く新型だが,番号が先祖返
り(?)した…と思ったら,同じUR19Aでもグループが違うのだった.
JOTのUR19Aは,軽量型両側開き,L字二方・両側開き,通風機能付きL字二方・両側開きの3種があって,TOMIXか ら製品も発売されているピンク帯+水玉は最初のグループ,今回の水色帯+水玉模様は次のグループに属するもののようなのだ.貨車やコンテナの番号区分が複 雑怪奇なのは今に始まったことではなく,さらには多くが私有であることも加わって,真実の探求に並々ならぬ苦労が伴う.国鉄時代の私有コンテナについて は,とれいん誌上で吉岡心平さんがコツコツと解明を続けてくださっているので大助かりだが.
同じ列車には,淡い緑に装われたタンクコンテナも載っていた.UT9C-5006がそれ.プロパギルメチルフランなどという,素人には耳慣れない化成品を運ぶためのコンテナで,日陸(NRS)… もとの日本陸運産業の所有.いろいろ調べてみたら,5005も5008も全く形や用途が異なるコンテナなので,もしかしたら1個あるいは極少数しか存在し ない,珍しいコンテナのようである.四国や大阪や新潟などで目撃されている,らしい.ちなみにプロパギルメチルフランとは…よくわからない.

ちょっとお洒落な甘い緑色に装われたUT9C-5006.しかし“危”の表示がある通り,積み荷は危険物らしい.鏡板には自重4.3tと記されていた.

UT9C-5006の少し後ろには,またJOTのUR19Aが載っていた.こちらは15540.帯は赤というか臙脂で,アクセントは水玉ではなく“エコレールマーク”.JOTのロゴも違っている.隣りの20906は同じデザインながら色は青.本当に訳がわからない.

しばし後に到着した石油輸送列車.牽引機はEF65 2089.一見,普通のEF65 1000番代…2000番代なのだが,側面明かり取り窓の上になにやら3本の角材?
不勉強で知らなかったのだけれど,この突起は角材ではなくて蛍光燈カバーなのだそうだ.なんで?と思ったら,俗説では車体側面に照明付きの広告を掲示しようと試みたそうなのだが…さて,真実は?
で,ほかにも団体臨時列車“華”もやってきたし,E257系の快速列車も通過した.貨物列車も色とりどり…だったのだが,それらはまた,いずれ機会を見てご紹介しようと思う.

そして定刻18時19分,E353系は大勢の人に見送られながら,EF64 1019に牽かれて静々と出発していった.8月2日には松本車両センターで報道公開が催されたが,詳しい紹介は,近いうちに.ご期待いただきたい.
と,いろいろ次への期待を持たせて,今回のブログはおしまいとなるのだった.