今日3月26日,総合車両製作所新津事業所で製造され,現地で公式試運転の後JR東日本に引き渡されたE235系電車が,新潟(越後石山)から大崎まで回送された.
JR東日本の次世代標準車だということで,まずはどんなものなのか,高崎線沿線まで見物…正しくは撮影取材…に出掛けてきた.
まだ“登場します”以外のリリースはなにも発表されていないから,とにかく見たままを,数葉の写真でお目に掛ける次第.
出向いたのは籠原駅の外れ付近.昼下がり,EF64 1032に牽かれてE235系は姿を見せた.
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輛目はクハE235-1.運転室部分の屋根にはアンテナが林立.うち2本は列車無線,2本がWiMAXというのはわかるのだが…….連結面側屋根にもアン
テナの台座が見える.もしかして,埼京線に採用予定のATACS(Advanced Train Administration and
Communications System)用か?
2輛目はサハE235-4620.山手線のE231-500番代6扉車代替用として新造されたサハのうちの1輛を衣更えしたもの.車体が在来工法なので,ほかの10輛のE235系でどこが変更されたのか,比較するのに便利(?)な存在.最大の違いは雨樋.
3輛目はモハE235-1.4輛目がモハE234-1.5輛目はサハE234-1,6~7輛目はモハE235-2+モハE234-2,8輛目はサハE235-1と続く.そしてモハE235-3+モハE234-3,最後がクハE234-1となる.
3つ目の電動車ユニットのモハE235-3の屋根上には,なにやら見慣れない箱がたくさん載っている.電気関係の検測装置?それとも?
そして11輛目のクハE234-1.顔の表情を見るために,大幅にトリミングしてみた.粒子が粗いのはご勘弁願うとして,屋根断面とはほとんど脈絡のないマスクなど,この電車の外観的な特徴の最大ポイントを,まずはご覧願いたい.
ということで,近いうちに行なわれるであろう報道公開と,それに続く詳細発表が待たれる電車である.