先週お伝えした名古屋鉄道新型電気機関車EL120形の記事には,ありがたいことに,大勢の方が訪問してくださった.この機関車に対する,みなさんの関心の高さを,再認識したところである.
 さてその取材当日,2月5日の東海地方は,朝のうちは雲が厚くて撮影条件が懸念されたが,時が経つにつれて明るくなり,集合時刻の昼過ぎには雲が切れはじめて一安心.
 そして報道公開が終るころには,なんと,快晴!
 そのまま東京へ戻るのが惜しくなって,名鉄電車の列車写真撮影に勤しむことにした.
 とはいえ,まだまだ日の短い冬の午後のこと,撮影場所を求めて移動している暇はなく,舞木の工場のたもとで“冬の夕陽に輝く名鉄電車”をテーマとして,1時間ちょっと頑張ってみたのが,お目に掛ける写真である.

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撮影ポイントは,国道1号線が名古屋本線をオーバークロスする地点の,少し豊橋寄り.最初にやってきたのはパノラマスーパー.舞木検査場の横を走り抜ける姿を記録.

現在のパノラマスーパーは,“パノラマカー”が豊橋方にしかついておらず,午後の名古屋本線では順光線での列車写真撮影は難しい.でも,一般車の先頭スタイルも別の魅力を持っているから,なんとか自分のカメラに収めたいと,以前から思っていたところである.
 けれど,世の常として,狙っている時に限ってやってこない.
 そのうちに陽はどんどん高度を落し,色も赤くなってきた.そうなれば,当然の成り行きとして,“輝く電車”をクローズアップで狙ってみようということになる.

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続いてやってきたのは“赤ミュー”こと2200系.横顔はきっちりと表現できたのだが,真横に近すぎて,特徴のあるヘッドライトが見えなくなってしまった.

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豊橋行きの2200系指定席車先頭部.特徴的な前照燈も見えるし,まぁるい角も夕陽を反射して最高に輝いている.検査場内に留置されている6000系の車体は,このあと,真紅に輝くことになる.

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太陽はいよいよ山の稜線に近くなり,赤味も増した頃,ステンレスカー3150系と鋼製車3500系の併結列車がやってきた.車体断面や材料の違いなどが夕陽の力で浮かび上がった.ちょっとお気に入りのカットとなった.

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今日の締めくくりは,1600系改造の1700系“赤ミュー”.パンタグラフが前頭部にあるこの形式が来ると判っていたら別の角度から撮影したかもしれないが,なにしろ“帰りがけの駄賃”だから,架線柱との重なりはご勘弁…….

ということで,天候の快復とともに強くなった風に耐えるのが,ちょっとつらかったけれど,短い時間に得られた成果は大きかった.

※2015.02.27:最初の写真の説明一部語句修正