立て続けにお声掛けいただいた報道公開に翻弄されているうちに,5月も10日を過ぎてしまった.そして気がつけば,3月17日付のここで“西武鉄道旧2000系最後の8輛編成が引退へ”と題して“それまでの間に,せめて2007編成の細部など,記録に精を出すことにしよう.”と記した,西武鉄道旧2000系2007編成のお見送りも,できずに終わってしまった.
何度か沿線に出向く用事もあり,少しは時間の余裕を見て,沿線や駅で待ってみたのだけれど,ついにヘッドマーク付きの姿は,僕の目の前に姿を見せてくれなかった.
4月24日には,僕の地元である池袋線沿線で有終の美を飾る臨時列車が運転されたというのに.その週末は東京におらず…….
とても悔しい思いをしていたら,池添智和さんが,惜別のヘッドマークが貼られた,2007編成各態の写真を送ってくださったので,それを順にご覧いただくことで,この2007編成をしのびたいと思う.
まずは高田馬場での,新宿の超高層ビル群を背景に向かってくる新所沢行き.写真:池添智和
振り返って,E235系電車との出会い.2000系が登場してから今日まで,山手線の主役は103系から205系,E231系,そしてE235系へと代替わりを重ねてきた.写真:池添智和
高架化工事たけなわの東村山駅に到着する本川越行き快速急行.この時期,なぜかレアな列車に充当されることが多いような気がした,とは,池添さんの感想.運用担当者が気を利かせてくれていたのだろうか.写真:池添智和
半袖でも汗ばむほどの陽気となった休日の,田無駅でののどかな撮影風景.石神井公園駅が高架複々線化で失われた今,両側にホームのある中線での折り返し風景は,貴重な存在となった.写真:池添智和
そして4月26日に,横瀬までの特別列車を最後に,2007編成は西武線から姿を消した.これで車輛の大きな変化は一段落……ではない.
折りしも今日5月12日,今年度の事業計画が発表され,40000系が3編成増備されることが明らかになった.落成すれば,,また,いろいろな動きが生じることだろう.シングルアームパンタグラフへの交換や,初期40000系への新形無線装置搭載改造なども,進められる.
さて,その,今年度の西武鉄道事業計画だが,40000系3編成の増備や,各所での高架化及び地下化工事のほか,池袋駅と豊島園駅のリニューアルという項目が含まれていた.遊園地としての“としまえん”が閉じられた豊島園駅の模様替えは理解できるが,池袋駅は?と,読み進めていったら,
英国・ロンドンにある“キングスクロス駅”を彷彿とする意匠にすることで,スタジオツアー東京への玄関口として,期待感を醸成します.だそうである.
柱には擬(たぶん)煉瓦を張り,ホームドアにも煉瓦積みを表現したラッピング(たぶん)が施されるという.画面左端は後者ホームの1番線.写真:西武鉄道
その1番ホームにの壁にはクラシカルデザインの時計が下げられている.こうなると,きっとどこかに“9-3/4ホーム”もあるのではないかと,期待するわけだが,さて,どうだろうか.それともそれは,豊島園駅での演出か? それにしても,描かれている電車2000系というあたり,思わず微笑んでしまった.なおこの写真は,ウェブサイトで公開されているニュースリリースには掲載されていない.写真:西武鉄道
来年のオープン目指して系各進行中のテーマパーク“スタジオツアー東京”が,鉄道の側でも準備が始まることになる.
ようこそハリー・ポッター!
何度か沿線に出向く用事もあり,少しは時間の余裕を見て,沿線や駅で待ってみたのだけれど,ついにヘッドマーク付きの姿は,僕の目の前に姿を見せてくれなかった.
4月24日には,僕の地元である池袋線沿線で有終の美を飾る臨時列車が運転されたというのに.その週末は東京におらず…….
とても悔しい思いをしていたら,池添智和さんが,惜別のヘッドマークが貼られた,2007編成各態の写真を送ってくださったので,それを順にご覧いただくことで,この2007編成をしのびたいと思う.
まずは高田馬場での,新宿の超高層ビル群を背景に向かってくる新所沢行き.写真:池添智和
振り返って,E235系電車との出会い.2000系が登場してから今日まで,山手線の主役は103系から205系,E231系,そしてE235系へと代替わりを重ねてきた.写真:池添智和
高架化工事たけなわの東村山駅に到着する本川越行き快速急行.この時期,なぜかレアな列車に充当されることが多いような気がした,とは,池添さんの感想.運用担当者が気を利かせてくれていたのだろうか.写真:池添智和
これも数少ない,多摩湖行き急行.写真:池添智和
西武新宿発の上石神井行きなんて,数多く存在していそうだと思うのは沿線外住人の感想.実際には数少ない存在なのだそうだ.ダイヤ改正で消滅してしまった,西武新宿発の多摩湖行き各停も記録されている.地元で,丹念に追いかけられた成果である.写真:池添智和半袖でも汗ばむほどの陽気となった休日の,田無駅でののどかな撮影風景.石神井公園駅が高架複々線化で失われた今,両側にホームのある中線での折り返し風景は,貴重な存在となった.写真:池添智和
そして4月26日に,横瀬までの特別列車を最後に,2007編成は西武線から姿を消した.これで車輛の大きな変化は一段落……ではない.
折りしも今日5月12日,今年度の事業計画が発表され,40000系が3編成増備されることが明らかになった.落成すれば,,また,いろいろな動きが生じることだろう.シングルアームパンタグラフへの交換や,初期40000系への新形無線装置搭載改造なども,進められる.
さて,その,今年度の西武鉄道事業計画だが,40000系3編成の増備や,各所での高架化及び地下化工事のほか,池袋駅と豊島園駅のリニューアルという項目が含まれていた.遊園地としての“としまえん”が閉じられた豊島園駅の模様替えは理解できるが,池袋駅は?と,読み進めていったら,
英国・ロンドンにある“キングスクロス駅”を彷彿とする意匠にすることで,スタジオツアー東京への玄関口として,期待感を醸成します.だそうである.
柱には擬(たぶん)煉瓦を張り,ホームドアにも煉瓦積みを表現したラッピング(たぶん)が施されるという.画面左端は後者ホームの1番線.写真:西武鉄道
その1番ホームにの壁にはクラシカルデザインの時計が下げられている.こうなると,きっとどこかに“9-3/4ホーム”もあるのではないかと,期待するわけだが,さて,どうだろうか.それともそれは,豊島園駅での演出か? それにしても,描かれている電車2000系というあたり,思わず微笑んでしまった.なおこの写真は,ウェブサイトで公開されているニュースリリースには掲載されていない.写真:西武鉄道
来年のオープン目指して系各進行中のテーマパーク“スタジオツアー東京”が,鉄道の側でも準備が始まることになる.
ようこそハリー・ポッター!