毎日毎日,当たり前のように使っている江古田駅.改築が真っ盛りのころには,小まめに観察しつつ写真での記録も欠かさなかった…例えば平成22/2010年12月17日のここ…けれど,完成してしまったら,気が抜けたようにカメラを向けることが少なくなったし,観察も疎かになっていた.
 そんな先日,脇から“江古田駅の古い写真が飾ってありますよ”と教わった.“え?”.
 そのつもりで見渡してみれば,確かに,改札外のコンコースと,池袋方面行きホームの壁面に,印刷された写真が,16点も掲げられているではないか.それも10月からとのことで,何を観ていたのやら…….
 江古田駅近隣の商店街や有志による“とにかく江古田!PROJECT”イベントの一環なのだそうだ.それで写真展そのものは,西武鉄道の練馬駅管区と練馬まちづくりセンターが主催ということである.

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改札外のコンコースには6点の写真が窓に掲示されている.中央の1枚は写真展の趣旨説明.これからも写真の蒐集を続けるようで,募集要項も記されている.

“レ イル”では平成20/2008年7月に発行のNo. 65で“50年前の江古田駅 大改築を目前に控えて”と題し,地元の鉄道趣味人である平塚 襄さんと園田正雄さん撮影による,昭和20年代から30年代の 姿をグラフ構成でお目に掛けた(残念ながら当社サイト上での紹介頁はないが,在庫はあるので,etrainHobbiesやご近所模型店や書店でご注文いただくことは可能).

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池袋方面行きホームの練馬方壁面には4点の写真が.池袋方には6点の写真が掲示されている.撮影年代は昭和20年代後半から昭和50年代前半ぐらいまで.

掲 出されている写真の中には,レイルに掲載した平塚さん撮影の写真とよく似た構図もあるし,これまで江古田駅の歴史紹介で,なんどか目にした写真もある.で も,これまでに見たことがない光景も多くて,外回りに出掛ける途上,電車を1本見送ってしまうほどに,見入ってしまったことである.
 平塚さんといえば,つい先日ご紹介したばかりのレイルNo. 92でも,昭和20年代から30年代にかけての西武電車や機関車の写真を披露して下さっている.そちらも,ぜひ.

さて,このイベントのためのパンフレットの,江古田年表の頁に“平成26/2014年:「江古田市場」12月末で閉店”という項目があった.
 江古田の周辺には,事務所の所在地というだけでなく,かつて30年近くも住んでいた.だから,この古めかしくも親しみやすい市場でも,日常的に買い物をしていた.
 かねて再開発の話は風の便りに聞こえてきてはいたものの,こうして印刷物で見せられてしまうと,“事実”として受け入れざるをえない.駅の北側では道路の拡張構想も進んでいるから,閉店後は商店街そのものの再開発も進むことになるのだろうか.

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江古田駅北口の“江古田市場”.その前の細い道は“市場通り”という商店街.いずれもほとんどが個人商店で渾然一体とした集合体となっている.

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“江古田市場”の内部.細い通路でそれぞれのお店が仕切られている.子供のころの大阪には“公設市場”というのがあって,それが,まさにこの雰囲気.

な お,“とにかく江古田!PROJECT”は,12月14日まで,いろいろなイベントが続く.だからこの写真展も,少なくともその日までは継続されることだ ろう.江古田を通過される際には,改札を出なくてもホーム上で10点の写真を見ることができるから,ぜひ,お立ち寄りを.